映画とごはんの世界旅行 vol.9 モロッコ編 & vol.10 ノルウェー編

世界の映画を観よう！

世界中の多様な映画をおいしいごはんと共にご紹介する「映画とごはんの世界旅行」。
今回は「北海道フードフィルムフェスティバル」の連携上映として、一挙に2カ国の作品を上映します！

仕立て屋の夫婦と、若い職人の男女３人が織り成す愛情を描く感動作。

モロッコの古都・サレで、極上のカフタンを制作する職人のハリムと妻のミナ。2人は注文をさばくために、ユーセフと名乗る若い男を助手に雇う。余命わずかなミナは、芸術家肌の夫を残すことが気がかりだったが、筋がよく、ハリムの美意識に共鳴するユーセフに嫉妬心を抱く。湧き出る感情をなだめるように、ミナは夫に甘えるようになった。ミナ、ハリム、そしてユーセフ。3人の苦悩が語られるとき、真実の愛が芽生え、運命の糸で結ばれる。

監督・脚本：マリヤム・トゥザニ
出演：ルブナ・アザバル、サーレフ・バクリ、アイユーブ・ミシウィ
2022年／フランス、モロッコ、ベルギー、デンマーク／ 122分 　配給：ロングライド

モロッコ編のお弁当は、ハヤシ商店特製「フェズチキン弁当」
フェズチキンはスパイスとレモンに漬けた骨付きの鶏もも肉をプルーンとハチミツと一緒に煮込んだモロッコの古都フェズの名物チキンです。

大友克洋「童夢」から影響を受けたノルウェー発、異色のサイキック・スリラー。

郊外の団地に越してきた９歳の少女イーダ、自閉症で口のきけない姉のアナは同じ団地に暮らすベン、アイシャと親しくなる。ベンは手で触れることなく物体を動かせる念動力、アイシャは離れていてもアナと思考を共有できる不思議な能力を秘めていた。夏休み中の４人は大人の目が届かない所でサイキック・パワーの強度を高めていく。しかし、遊びだった時間は次第にエスカレートし、取り返しのつかない狂気となり〈衝撃の夏休み〉に姿を変えていく─。

監督：エスキル・フォクト 出演：ラーケル・レノーラ・フレットゥム、アルバ・ブリンスモ・ラームスタ
2021年 ／ノルウェー・デンマーク・フィンランド・スウェーデン／ 117分　配給:ロングライド

ノルウェー編のお弁当は、チムチム特製「ラップスラウス弁当」
ラップスケウスは鹿肉の煮込み料理で、今回はチムチムのオリジナルにアレンジし、ジャガイモとハーブのバターライスとともにお弁当にします。