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道民が教える冬の北海道への旅行・観光の本当にオススメの服装

道民が教える冬の北海道への旅行・観光の本当にオススメの服装

冬の北海道は美しい雪景色と独特の魅力を持つ観光地ですが、厳しい寒さも特徴です。そのため、旅行や観光の際には適切な服装が欠かせません。しっかりとした防寒対策を施した服装を選ぶことで、寒さから身を守り、快適に過ごせます。

特に、この季節は雪によるトラブルが多いので、足元の装備にも気を配る必要があります。実際にツルツル路面でコケて骨折というのもよくあるんです。せっかくの冬の北海道を満喫するためにも、正しい服装の選び方を把握しておかないと後悔する羽目に…

真冬の北海道にロングコート!?いやいや、ありえないっしょ。
北海道民が教える、本当にオススメの冬の服装を教えます。冬の北海道に初めていくという方は特に要チェックですよ!

北海道の1月・2月の気候とおすすめの服装


1月・2月の北海道は、1年の中で最も過酷な時期。私たちの精神力、忍耐力が試されます。平均気温がとても低く、氷点下の日、つまり真冬日(1日の最高気温が0℃未満の日)が続くため、寒さ対策が非常に重要で暖かい服装が不可欠。

ダウンジャケットやウール素材のアウターに、セーターや保温性のあるインナーを重ね着することが望ましく、冷気から体を守りながら体温をしっかり保持するスタイルが効果的。

コートは根雪になる前の12月頭くらいまでなら着てもいいですが、真冬はコートをオススメしません。真冬の北海道でコートを着てる人は一部のサラリーマンくらいです。しかし、機能性だけでなく、できればオシャレを心掛けた服装選びも楽しみたいですよね!

1月、2月の札幌、旭川、函館の気温

さて、真冬の北海道の気温が気になるところですよね。
北海道の有名な観光都市である札幌、旭川、函館の1月、2月の平均最低気温と平均最高気温を以下にまとめてみました。
※総務省統計局より参照



地点 1月 平均最低気温 1月 平均最高気温
札幌 -8.4°C -1.1°C
函館 -7.4°C 0.1°C
旭川 -13.4°C -4.3°C


地点 2月 平均最低気温 2月 平均最高気温
札幌 -8.0°C -0.5°C
函館 -7.2°C 0.6°C
旭川 -13.2°C -3.0°C

寒いですよね…

ご覧の通り、日中でも0℃を下回り、最低気温は-10℃に達することもしばしば。そして、あくまでも平均気温ですので、実際の最低気温は札幌でも-10℃以下になり、旭川は-20℃以下になります。

北見や陸別はとんでもなく寒く、例えば陸別では過去最低気温は1978年2月に-38℃を記録しています(恐)ちなみに、北海道の寒さは「寒い」ではなく「痛い」と言ったほうがいいかもしれません。本州の都会の寒さとは全く別の寒さになります。

このように非常に寒冷な気候なので、外出の際には注意が必要です。特に急に吹雪くこともあり、風雪を防げるアウターが役立ちます。また、降雪量も多いので防水加工されたアウターであることが大事。

厚着をし過ぎても、屋内での温度差による体調不良を避けるため、その日の天候行動目的地移動手段によってどういった服装がベストなのかが求められます。

1月・2月の旅行・観光に適した服装

真冬に旅行・観光を楽しむための服装は、しっかりとした防寒対策がキーワードです。
検索するとアウターに「ロングコート」を薦めている情報もありますが、北海道民ならロングコートは絶対にオススメしません!真冬の北海道にコートは無謀です!絶対にやめてください。「ダウンジャケット」一択です。そして、保温性のあるインナー、さらにニット帽やマフラー、これで上半身を温かく保つことができます。

下半身はインナーにタイツ・レギンスは必須でしょう。
ただし、例えば目的地がショッピングなどの屋内だとすると、厚手のものは避けたほうがいいです。熱くなりすぎて少し具合が悪くなります…目的地が屋外であれば厚手でもOK!

足元に関しては、人通りの多い道は人の足で圧雪されて非常に滑りやすくなっていますので、靴は滑り止め効果の高い靴底である冬靴が求められます。また、手袋を着用することで、手先が冷えるのを防げます。しっかりと防寒しながら、観光スポットを存分に楽しんでください。

冬の北海道での快適な旅行・観光には、しっかりとした冬装備が欠かせません。特に厳しい寒さに対応できる衣類やアイテムを選ぶことが重要。寒冷地特有の気候に合致した素材の服を選ぶと、体温の保持がしやすく、元気に旅行・観光を楽しめます。

必須アイテム:帽子・手袋・冬靴


冬の北海道で持っておくべきアイテムには、ニット帽や手袋、そして冬靴があります。

ニット帽は頭部を温めるだけでなく、耳を冷気からしっかり守ります。
次に手袋ですが、特に肌にフィットして温かさを保つものを選ぶことがポイントです。厚手のものや防水仕様もおすすめです。

そして、冬靴は「滑りにくさ」がめちゃくちゃ大事です。
例えば、気温が高かった(0℃以上の)翌日に気温が下がった場合は溶けた雪が凍結するので、雪道の歩き方を知らない道外の人はまともに歩くこともできないでしょう。ヨチヨチ歩きしている大人の人を見かけると、道外からの観光客なんだなとすぐに分かります(笑)

靴選びを間違えると、ずーっと足元を見ながら歩くことになるので楽しさも半減します。
さらに、できれば種類は「ブーツ」がオススメ!滑りにくさは靴底で決まりますが、雪道を歩く場合、スニーカーだと靴の中に雪が入りまくります。そして靴の中はビショビショ、氷点下でビショビショを想像してみてください…ね、ありえないですよね、こわっ

靴下は、足首がしっかり隠れる長さのものであればOK!
目的地が屋内であればあまり厚手すぎると熱くなりすぎます。そもそも防寒効果の高い靴を履いているはずなので、あまり厚手の靴下を履くとかなり足が熱くなるのでご注意を。もちろん、長時間屋外にいるなら大丈夫です。

手袋は寒さ対策だけではない!

寒いから手袋をはめるのは当然です。しかし、雪国ではそれだけの意味ではめるわけではないのです。冬に多いのが「転倒」です。その転倒時に人間はとっさに手を出しますよね?その時に手袋がないと怪我をしやすいのです。

特に路面が圧雪されてたり、凍結してカチカチの場合、かなりの確率で手のひらを擦りむいたり、手首にダメージをくらいます。手袋をはめていると、これらのダメージを軽減できるのです。

だから、今日はあんまり寒くないやと思って手袋はめずに出かけて、ツルッとコケて手を怪我することは「北海道あるある」です。

地味に重要なポイント:フード

アウターにはフード付きが必須です。
道民なら当たり前のことで、アウター選びの際にはフードが付いてるかどうかが重要なポイントになります。なぜかと言いますと、やはり「雪」と「風」対策です。

突然吹雪になることもよくある北海道。フードがないととてもじゃないですが耐えられません。凍え死にそうになります。耳なんか千切れそうなほど痛くなります。

もし、フードがないアウターを着たいんだ!という場合はニット帽や耳当てのご用意を。ニット帽は髪がペチャンコになって嫌だという人は、せめて耳当てだけでも着けてください。でないと本当に後悔することになります。

そしてフードがあるので、道民はどんなに雪が降ろうが、ほぼ傘はさしません。ただし、通勤途中の人は結構さしてますが。これはフードを被って髪型が崩れてしまうのを気にして、代わりに傘をさすんでしょう。

防寒インナーの選び方

真冬の北海道では、適切な防寒インナーの選択が旅行の快適さに大きな影響を与えます。特にユニクロのヒートテックは、薄くて軽量なのに、しっかりとした保温効果を持っています。

ちなみに、道民はかなりの確率でヒートテック着てます。冬には手放せない重要なアイテムで、ユニクロさんには感謝してもしきれません。

寒さ対策のためにインナーはしっかりと体に密着するデザインのものが保温効果が高まります。また、素材選びも大切で、吸湿速乾や通気性に優れたインナーを選ぶことで、快適な着心地を実現できます。これにより、冷気をシャットアウトし、アクティブに行動できるスタイルを確保できます。

女性の服装で気をつけるべきポイント

やはり女性は機能性だけではなくファッション性も大事ですよね。
しかし、完全に寒さ対策をするにはアウターで「コート」を選ぶのはナンセンス。どうしてもダウンになります。ダウンは丸々としたシルエットになりがちなので、おしゃれポイントとしては色、フードやファーの有無などがこだわる部分になります。

ファッション性を高め、他の人と差別化したいなら、アウター以外の部分でニット帽、手袋、ブーツ、マフラー等で差をつけましょう。カワイイけどしっかり暖かい服装を選べると楽しいですよね。


とはいえ、北海道の冬は厳しいため「オシャレ=我慢」で見た目にこだわりすぎると、体が冷え切ってしまい必ず後悔します。足元の選択も非常に重要で、ヒールは基本NGです。雪や凍結した路面状況を想定し、滑りにくい靴を選ぶことが本当に大事で怪我防止にも繋がります。

そもそもヒールでは雪に埋まってしまいます。やはりブーツタイプの冬靴がオススメであり、暖かさを保ちながらも動きやすいデザインが多いため、安心して歩くことができます。

ファッションを重視して生足にトライすることはオススメできません。スカート履くとしても、タイツも履くのを忘れずに。見た目を気にする方はデニール数の小さいものを選びがちですが、北海道の冬にはデニール数の大きいものを選ぶ方がいいですね。しかし!地元の若い女性は氷点下の中でも気合と根性で生足のままの人を結構見かけます(特に女子高生は生足率が高い!)。

さらにヒールを履いている人も。ヒールは逆に先端が氷の凸凹に引っかかって滑りにくいので、凍結した路面には有効ですが、雪が降り積もった道には不向きです。
女性のファッションへの情熱は雪さえ溶かすのかもしれません…

ソールの張り替えを忘れずに

レディースのブーツはオシャレなものが多いのですが、冬靴としてはあまり売っていません。ソールが雪道対応になっていないものがほとんどなのです。なので、ソールの張り替えは必須です。

北海道の靴屋さんなら、ブーツを買った際にソールの張り替えをお願いすると、すぐにやってくれますので、ブーツとセットでソールの張り替えを忘れずに。

旅行・観光を楽しむための足元対策


観光を快適に楽しむためには、足元の装備が非常に重要です。特に冬の北海道では、歩道が雪に覆われたり凍結したりすることが多く、適切な靴を選ぶことで安全な移動が可能になります。重たい雪が積もった道を歩くときに、靴の底が滑らないことが大切です。

また、足元が冷えると行動にも影響が出るため、防寒性能も考慮した靴選びが求められます。足首をしっかりサポートする靴や、暖かいインソールを備えたモデルが冬の条件には適しています。

雪国なら当然の「冬靴」

冬靴は、寒冷地において必需品といえます。特に北海道では、雪の日も多く、冬靴の重要性は増します。この冬靴は、通常の靴に比べて厚めの素材で構成され、保温性や防滑性が高いことが特徴です。

さらに、足首をしっかりとサポートするデザインも多く見られます。冬靴の足裏には滑りにくい加工が施されており、雪道を安全に歩くための必須アイテムです。北海道の靴屋では冬靴が広く取り扱われており、デザインは夏靴と似ているものの、足裏の凹凸が大きいことが判断のポイント。判断が難しい場合は店員さんに確認することをお勧めします。

街歩き程度ならスニーカータイプの冬靴でもいいのですが、長時間外にいることが多くなることが想定されるならブーツが理想的です。

滑りにくい靴の選び方


旅行の際、滑りにくい靴を選ぶことはとても大切です。冬の観光地では、凍った路面や雪道が多く見られ、滑って転倒する危険が高まります。人通りが多い、交通量が多い場所は、それだけ雪が踏み潰され「圧雪」されます。圧雪された雪は非常に固くなり、靴やタイヤの摩擦によって表面がツルツルになり滑りやすくなるというわけです。

道民でも滑らない靴には毎回頭を悩ませます。トレッドパターンが深いからといって滑りにくいかといったら実はそうでもないんです。すっごい凸凹してるから、これは滑らないだろうと思って履いてみると、滑りまくるなんてことは「北海道あるある」です。

ソールの材質、硬さ、形状などでグリップ力は大きく変わります。また、雪道では滑りにくいけど、ツルツル路面では滑る、またその逆もあります。本当に冬靴選びは難しいんです。最近ではVibram社のソールである「ARCTIC GRIP(アークティックグリップ)」が滑りにくいことで有名です。

迷ったらとりあえず店員さんに聞くのが一番ですね。そうすれば比較的滑りにくい靴を選ぶことはできます。本当に滑りたくないなら、靴に装着できるスパイクをオススメします。スパイクなので当然滑りません。ただし、ファッション性は皆無です!笑

靴に頼り切るな。「歩き方」が大事なんだ

結局、どんな靴を履いても滑るものは滑ります。
車のタイヤでも分かるように、毎年CMで滑りにくさをアピールしていますが、アイスバーンでの事故が毎日のように起こっています。

そこでいちばん大事なのは「雪道の歩き方」です。
道民はみんなこの歩法を自然とできています。どんな歩き方かを簡単に説明すると、

・足裏が地面に接地するときは、足の裏全体を同時に接地する
・足を地面から離すときも、つま先から蹴り出さずなるべく足裏全体が同時に離れるように
・歩幅を短く
・ビビって腰を引かない

基本はこれだけです。
要は靴のグリップ力を最大限高める歩き方になります。せっかく滑りにくい靴を履いてても、そのグリップ力をうまく使いこなせてなかったら宝の持ち腐れです。

防寒靴の選び方

滑りにくいことは重要なのですが、暖かいというのも非常に重要。暖かさを確保するため、内側がフリースやボア素材で作られている靴が理想的です。また、靴の防水性も重要で、雪や水分が靴の中に入らないような工夫がされているモデルを選ぶことが推奨されます。

さらに、底が厚く、クッション性が高いものを選ぶことで、長時間の歩行でも疲れにくくなります。最近では、防寒の機能を備えつつデザイン性にも優れた靴が多く販売されているため、冬の服装全体のコーディネートも考えながら選ぶとオシャレにまとまります。

もし、あなたが道外からの観光客の場合、地元ではなく北海道に来てから道内の靴屋で靴を選ぶのもありです。その方がデザインの種類も豊富ですし、滑りにくい靴も多いです。

北海道民は冬でも薄着!?

寒い地域に住む人は、すごく着込んでるイメージがあると思います。確かにずーっと外に居る場合はそうでしょう。しかし実際は違うんです。
実は…

実は北海道の冬は暑い!

見出しを見て
「え?何言ってんの!?」
と思われたでしょう。

確かに冬は当たり前に非常に寒い北海道、試される大地です。しかし、建物の構造は非常に断熱・気密性能が高く、さらに暖房をガンガンにつけるため、建物内は非常に暖かいのです。つまり、何枚も着込んでイオンで買い物してると、暑くて暑くて仕方がないのです!冬なのに汗をかきます!何枚も着込んでいると脱ぐのが大変なのです。

冬の道民の普段着は薄着です

薄着と言うと語弊がありますが、あまり重ね着はしません。
上述にもあるように建物内だと暑くても脱ぐのが大変だからです。

では、どういう服装なのか?
インナーはシャツやトレーナーを1枚(肌着でヒートテックなど着用)、そしてアウターに「氷点下にも対応した暖かいダウン」を羽織る。首元が結構冷えるし、冷たい風も中に入ってくるのでマフラーは必須。これだけです。これなら、建物内でもアウターの前を開けたり、簡単に脱ぐこともできます。

だだし、これはあくまでも街中や、近所に出歩く服装です。
要は目的地が建物内の場合。長時間外にいることが想定される場合は完全冬装備です。なんなら、そのままゲレンデにも行けるくらいの装備。ちなみに、北海道の幼児は基本どこに行くにもスキーウェアのようなツナギを着ています。

札幌を中心とした観光スポットと楽しみ方


札幌は冬の魅力が多く詰まった観光地で、国内外から多くの旅行者が訪れます。
街の中心部には歴史的な建物が多数存在し、散策しながら日本の文化を感じることができます。また、観光名所だけではなく、地元の美味しい料理を楽しめるレストランやお店も豊富にあります。

観光を通じて、札幌の冬を存分に体験する方法が数多く用意されているため、事前に計画を立てることが貴重な時間の有効活用につながります。

冬の札幌おすすめ観光スポット

冬の北海道を堪能するには、札幌の観光スポットを訪れることが不可欠。
特に大通公園では、雪に覆われた美しい風景を楽しめて、寒い中でも散策する楽しみがあります。さらに、札幌のランドマークである時計台や、旧北海道庁赤レンガ庁舎もおすすめです。

また、すすきのに行けば、冬の名物であるラーメンや新鮮な海鮮を味わえるお店がたくさんあります。これらのスポットは、訪れる人々に雪景色とともに、さまざまな魅力を提供し、冬の札幌観光をさらに楽しいものにしてくれるはずです。

1月に楽しめるイベントとアクティビティ




1月に札幌を訪れると、特別なイベントやアクティビティが豊富です。
たとえば、札幌雪まつりの準備が進む中で、美しい雪像が作られていく様子を見ることができます。さらにアイススケートやスノーボード、スキーなどの冬のアクティビティも豊富!アウトドアを楽しみたい人にはぴったりです。

また、地元の市場や祭りに参加することで、冬の文化を学びながら、地域の特産品にも触れられる絶好の機会となるでしょう。この季節ならではの体験を通じて、札幌をめいっぱい楽しみましょう!


この記事を書いたモウラー

編集部

ニャかむら

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