
札幌に誕生、パフェ佐藤の新挑戦|ガレット専門店「THE GALETTE」実食レポート
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「パフェ、珈琲、酒、佐藤」を展開する有限会社アリカデザインの新業態であるガレット専門店「THE GALETTE」が、2026年3月19日(木)にグランドオープンしました。オープンに先立ち開催されたお披露目会にご招待いただき、こだわりのガレットを味わってきましたのでご紹介します。
「おいしいガレットが食べたい」|スタッフの一言から生まれた新業態
札幌を代表するシメパフェ文化を牽引してきた「パフェ、珈琲、酒、佐藤」が、今年で10周年を迎えます。開業から北海道の食材と豊かな発想で生み出してきた唯一無二のパフェは、札幌の食文化に深く根を張ってきました。
そんな節目の年に飛び出したのが、ガレット専門店という新しいチャレンジです。きっかけは意外にもシンプルで、「おいしいガレットが食べたい」というスタッフの何気ないひと言だったといいます。代表の小林仁志氏はこう語っています。
「札幌ではガレット専門店がまだ少なく、であれば自分たちの理想とする一皿を、自分たちの手でつくろう!そんな想いから、この取り組みは生まれました。」
「シメパフェ」という食文化を札幌に根付かせたチームが、パフェづくりで培ってきた経験と感性をもとに、次はガレットで何を見せてくれるのか。期待が膨らみます。
のれんをくぐった先には|オープンキッチンと心地よい空間
お店の入口には、オレンジ色ののれんが目印として掲げられています。
シンボルとして目を引くのが、「招きフクロウ」のロゴです。姉妹店「佐藤堂」の招き熊と対をなすキャラクターで、「訪れる人に福とご縁を招く」という想いが込められているそうです。
そののれんをくぐり店内へ進むと、落ち着きのあるモダンな空間とフルオープンキッチンがお客さんを出迎えてくれます。
最大28席の店内は、天井が高く落ち着いた空間
フルオープンキッチンで調理風景も楽しめます
店内には、ゆったりと座れるソファーと木目調のテーブルが配置され、カウンター席からはオープンキッチンを間近で眺めることができます。火の入り方、手の動き、盛り付けの所作——料理が完成するまでの一部始終を目で追いながら食事を待つ時間も、この店の「味わい」として楽しめるかもしれません。
席数は最大28席。程よいBGMも相まった心地よい空間は、一人でも、大切な人とのひとときにも、どちらにも馴染みそうです。
本場フランスが認めた機械で焼き上げる|正統派ガレットのこだわり
「THE GALETTE」のガレットを語るうえで外せないのが、使用している調理機器。本場フランス・ブルターニュで生まれたガレット機「Krampouz(クランプーズ)」を採用されています。最大300℃の高温と高い蓄熱性を誇る厚手の鋳鉄製鉄板により、焦げ斑のない均一で美しい焼成を実現するといいます。
そして生地のこだわりも見逃せません。使うのは「蕎麦粉・塩・水」だけというシンプルな3つの素材。しかも北海道産そば粉100%の生地を一日寝かせ、水分をなじませることでそば本来の香りと旨みを丁寧に引き出しています。
スイーツガレットメニューには北海道北竜町の石臼挽そば粉 カムイを、食事ガレットメニューには 北海道深川市多度志産の山蕎麦 三番粉を使用しているとのことでした。
食事系からスイーツ系まで|パフェ佐藤らしさが光るメニューたち
メニューは大きく「食事ガレット」と「スイーツガレット」に分かれています。どれも名前を見るだけで食欲をそそられるものばかりです。
食事ガレット
燻製サーモンとサワークリームのガレット(税込2,328円):白ワインと香草に半日漬け込み、桜チップでじっくり燻製したサーモンを厚切りに。ほどよい酸味のサワークリームが旨みを引き立てます。
トマトチキンのガレット(税込2,088円):国産鶏もも肉をトマトと玉ねぎ、ゲランド塩で煮込んだ一皿。チーズとマッシュルームを添えて、香り高く濃厚な仕上がりに。
スイーツガレット
苺とカスタードクリームのガレット(税込2,328円):ピスタチオガナッシュと苺ジュレにカスタードを絞り、苺をドレスのように飾った、ケーキ仕立ての華やかな一皿。
北海道発酵バターとキャラメルナッツ(税込1,994円):根釧地区産の生乳から作られた発酵バターをたっぷり使用。アイスクリーム付き。
ショコラとオレンジのガレット(税込2,088円):オレンジピールを効かせたミルクチョコ&紅茶のムースに濃厚なチョコホイップ。チョコ好きにはたまらない仕上がりです。
苺と桜のガレット(税込2,088円・季節限定):抹茶カスタードと桜クリームのモンブランに、求肥をのせたバニラアイスを添えた、春を感じる期間限定メニュー。
「まるでケーキを食べているかのよう」と表現するスイーツガレット。これはパフェづくりで磨き上げてきた「味のバランスや食感の変化を緻密に計算する」というパフェ佐藤流の哲学そのものが感じられます。
シードルとともに|ガレット文化を丸ごと体験
ガレットの本場ブルターニュでは、ガレットと「ボレ(Bolée)」と呼ばれる陶器のカップに注いだシードル(リンゴのお酒)を合わせるのが伝統的なスタイルです。「THE GALETTE」でも、道産・フランス産の辛口シードルをボレでいただくことができます。ノンアルコールのシードルも用意されているので、お酒が苦手な方も安心です。
また、「ガレット堪能コース」(税込3,852円)もおすすめです。本日のシードル、その日の食材を使った小さな前菜(アミューズ)、お好きなガレット、二種類のアイスクリームまたは小さなお菓子、そしてネルドリップ珈琲がセットになったお得なコースです。
珈琲は、布フィルター(ネル)を使って抽出する「ネルドリップ」方式。やわらかくまろやかで甘い口当たりが特徴で、ガレットの余韻をやさしく締めくくってくれます。
実際に食べてみました|お披露目会での贅沢体験
お披露目会では、テーブルいっぱいの大きなお皿に盛りつけられる自慢のガレットとシードルをいただきました。
ガレット・ザ・クラシック
細部まで美しさが際立ちます
「ガレット・ザ・クラシック」は、厚切りの自家製ハムで満足感のある食事系メニューです。パリパリの生地からはそば粉の風味を感じられ、ハムの塩味とパルメジャーノのコクがシンプルですが素材の味をしっかり感じられました。
塩キャラメルとピスタチオのガレット
厚切りのハムで食べ応えがあります
「塩キャラメルとピスタチオのガレット」は、見た目にも味にもパフェ佐藤を感じることができる一品です。クリームを挟んだモチっとした生地のガレットの上に、林檎のソテー、キャラメルプリン、ピスタチオムースが重なり、口の中が幸福感に包まれます。
シードル(左:フランス産シードル・右:北海道産シードル)
シードルは、一つ一つ異なる柄の「ボレ(Bolée)」で提供されます。華やかな香りと軽やかな飲み口で、ガレットとの相性もピッタリでした。
テイクアウトも充実|街歩きのお供にも
イートインメニューに加え、テイクアウトメニューも充実しています。イートインの人気メニューをテイクアウト用にアレンジした8種類が揃っており、これからの季節、近隣のランチや散歩のお供にもぴったりです。
トマトチキンのガレット:税込1,350円
ガレット・ザ・クラシック:税込1,448円
北海道発酵バターとキャラメルナッツ:税込1,350円
ショコラとオレンジのガレット:税込1,350円
苺とカスタードクリームのガレット:税込1,350円
塩キャラメルとピスタチオのガレット:税込1,350円
北海道ミルクソフトクリームガレット:税込838円
パフェも健在|「佐藤」らしさをガレットとともに
「THE GALETTE」はガレット専門店でありながら、本家「パフェ、珈琲、酒、佐藤」の人気パフェも楽しめます。一番人気の「塩キャラメルとピスタチオ」や「季節のプリンパフェ」「季節のフルーツ」など、定番・季節限定のパフェが揃っています。
「パフェ堪能コース」(税込3,852円)では、乾杯の飲み物、その日の食材を使ったアミューズ、お好きなパフェ、小さなお菓子、ネルドリップ珈琲がセットになっています。ガレットを食べながら、シメはやっぱりパフェで——という贅沢なコースは、まさに「THE GALETTE」でしか味わえないひとときです。
10年という月日をかけて培ってきたパフェへの哲学と情熱が、ガレットという新しい形で花開いた「THE GALETTE」。札幌でまだ少ないガレット専門店として、食材や地域の魅力、そしてその背景にある文化を伝えていきたいという想いが、メニュー一つ一つに込められていると感じました。
大通・狸小路エリアにお越しの際は、ぜひオレンジののれんを目印に立ち寄ってみてください。
- 住所
- 札幌市中央区南2条西6丁目8-5 サッポロアーチビル 1F
- 営業時間
- 月〜木・日・祝 12:00〜24:00
金・土・祝前 12:00〜25:00 - 定休日
- 不定休
- 備考
- 席数:最大28席
個室:なし
駐車場:なし(近隣のパーキングをご利用ください)
支払方法:クレジットカード、電子マネー、QRコード決済など各種

