【保存版】冬の夜に最高!札幌の定番&一味変わったおでん5選
※本記事は2024年11月9日時点の情報ですので、価格、営業時間等変更されている場合がありますので、直接、お店に確認してください
ついにやってきました、この季節!!
寒い時期には、アッツアツのおでんが食べたくなりますよね。そして、おでんのお供には、やっぱり日本酒、しかも熱燗一択でしょう!(あくまで個人の見解です)
ということで、今回は飲み友に付き合ってもらい、新規開拓した「札幌の定番&一味変わったおでん5選」をご紹介します。この中には「本当は教えたくないお店」も含まれていますので、ぜひ全店制覇してくださいね!(笑)
おでんと肴 ちくわ(地下鉄大通駅より徒歩5分)
まずは、狸小路市場の一角にある人気店から。
同僚からの予約必須との事前情報を無視して突撃しましたが、ちょうど2席のみ空いていて、すんなり入店できました♪危ない危ない(;^_^
しばしメニューとにらっめこの末、まずは定番のだいこん(350円)、たまご(250円)、はんぺん(450円)、がんも(550円)、青つぶ(時価)をいただくことに。
だいこんは、形をしっかりと保っていながら、口に運ぶととろける食感。はんぺんは、この上なくフワッフワ、たまごは注文してから温めてくれるので、半熟のまま火が通り過ぎることなくトロっとした黄身を堪能できます。ここまでは、全体的に上品な薄味だなぁと感じていましたが、出汁がしみ込んだジューシーながんもを食すと、しっかりとした塩味も感じ、酒が進む進む。
そして、何かもう一品欲しいなと壁にかけてある日替わりメニューを眺めていると、ありましたよ、大好きな落葉(時価)が!。注文してから出汁で軽く煮て、汁物としてお椀によそってくれます。軽く乾燥させているからなのか、松茸のような香りを楽しめる大満足な一品でした。
そして、酒の肴にぴったりのお通しと、おつまみもご紹介します。
お通しは、千切り大根に白ごま、出汁粉と粉状の七味?のようなものがかかっていて、しっかりとした塩味にピリ辛具合も相まってこれまた酒が進みます!
そして驚いたのが、サンマのお刺身。
なんと肝醤油が添えられています。大好物のサンマ刺しはあれば必ずと言っていいほど注文するのですが、肝醤油は初めて。鮮度に自信がなければ出せない一品でしょうね。肝が加わることで苦みやコクのある味わいを楽しめました♪
おでんと肴 ちくわ
- 住所
- 北海道札幌市中央区南3条西6丁目 狸小路市場内
- 電話番号
- 011-233-1717
- 営業時間
- 月曜~土曜日
17:00 - 23:00(L.O. 22:30) - 定休日
- 日曜日
- 備考
- 地下鉄南北線大通駅より徒歩約5分
居酒屋 夕顔(地下鉄すすきの駅 徒歩2分)
同じビルの別のお店に行こうとエレベータ待ちをしていたところ、掲示板の「アゴダシおでん」の誘い文句に完全にヤラレてしまい(笑)、急遽入店することに。
まずは、人気トップ3という自家製はんぺん(300円)と紅生姜玉ねぎさつま(300円)と大根(200円)は外せません。それに加え、がんも(200円)、スパイシーつくね(200円)、牛すじ(300円)をチョイス♪自家製はんぺんは、フワフワというよりは、やわらか~いかまぼこのような食感でほんのりと甘みも感じ、かなり筆者好み。スパイシーつくねは、歯応えのあるしっかりしたお肉感に黒コショウがピリリと効いて大人の味。自家製の紅生姜玉ねぎさつまは、玉ねぎのシャキシャキ感と紅生姜がアクセントとなって、これまた旨い。
アゴダシ(トビウオ)を使用し薄味だからか、味変用にショウガ味噌とからしが付いてきますが、筆者は「そのまま」が好みでした。
写真はありませんが、日本酒メニューも充実しているので、酒飲みのあなたにもオススメのお店です。
居酒屋 夕顔
- 住所
- 北海道札幌市中央区南3条西3丁目 プレイタウンふじ井ビル 4階
- 電話番号
- 011-281-2315
- 営業時間
- 月曜~土曜日
17:00 - 24:00(L.O. 23:30) - 定休日
- 日曜日(月曜日が祝日の場合は日曜日営業・月曜日定休)
- 備考
- 地下鉄豊水すすきの駅2番出口より徒歩2分
地下鉄すすきの駅1番出口より徒歩2分
静岡おでん 富士呑見屋(地下鉄琴似駅 徒歩4分)
さて、お次は地下鉄琴似駅と二十四軒駅の中間にお店を構える、真っ黒お出汁(と噂)の静岡おでん、どんな感じなのかワクワクします。
メニューを見ると「B級グルメ・しぞーかおでん五ヶ条」なるものを発見!
一.黒はんぺんが入っている
二.串にさしてある
三.醤油ベースの黒いお出汁
四.ダシ粉をかける
五.駄菓子屋にもある
なるほど。さすがB級グルメらしく、個性的ですね。
さてさて、何を注文しましょうか・・・。おでんは、どれでも1本110円とリーズナブル。しかもさらにお得になるセットもあるじゃないですか!
5本以上(串に刺さっているので本で数える)注文すると、いつでもアツアツで食べられるようにとお鍋で提供してくれるとのことなので、ここはセットメニュー「よくばり10本」(1050円)を注文。1.ちくわぶ、2.うずら卵、3.ウインナ―、4.とり皮、5.ちくわ、6.糸こん、7.とうふ、8.つくね、9.黒はんぺん・・・。あれ?9本しかないやん!
お店の方が間違えたのかな?と思ったら、真ん中に埋もれていましたよ、しみしみの大根ちゃん。そして、店員さんから強制された(笑)、ダシ粉をかけていただきました。
醤油ベースの黒いお出汁なので、しょっぱいのだろうなと思いきや、さっぱりしていながら、コクもある。うん、確かにダシ粉が絶妙に合う♪
本場静岡ではもっと「黒い」らしく、飲めるおいしさにアレンジしたのだとか。出汁粉は4種の節にアオサをブレンドしたもので、お客さんから「売って欲しい!」と言われることも多いそう。でも、簡単だからと作り方を伝授しているらしいです。いい意味で、商売っ気のないお店だこと。
静岡おでん自体も初でしたが、その中でも特徴的なのは黒はんぺんでしょう。北海道で、はんぺんというと白いフワフワ食感のものを思い浮かべますが、これは身がギュッと引きしまった、つみれというところでしょうか。ちょっと気になったので、調べてみると、白いはんぺんは、魚の身だけを使っているのに対し、黒はんぺんは皮や骨まで丸ごと練り込んで作られていて、カルシウムや鉄分などが豊富に含まれていて栄養満点!どおりで酒が進むはずですわ!(ただの言い訳です。はい)
そして、そのお酒の話も少し。静岡には30ほどの酒蔵があり、現地の酒屋から仕入れているとのことで、他の店では見たことのない日本酒が多く、日本酒好きにもオススメです。
そして、お酒が進む、おつまみ3種をご紹介します。
手前右から、たたみいわしの炙り(460円)、生しらす(460円)、半生かつお節(420円)。
たたみいわしの炙りは、パリパリ感と香ばしさを楽しむ一品でマヨネーズをつけると香ばしさが格段にアップして旨い。生しらすは、プチプチと トロトロの両方の食感が楽しめます。半生かつお節はそのままでも十分旨いが、これまたマヨネーズをつけるとダシ感が増し、キレの良い日本酒によく合います。
静岡おでん 富士呑見屋
- 住所
- 北海道札幌市西区二十四軒三条5-8-25 田中ビル 1F
- 電話番号
- 070-9074-1133
- 営業時間
- 火・水・金・土・日
17:00 - 23:00(L.O. 22:30) - 定休日
- 月・木(基本月曜日が祝日の場合は営業し、翌日休業だが変則あり)
- 備考
- 地下鉄琴似駅 5番出口より二十四軒駅方面へ徒歩4分
ワイン食堂 幸(地下鉄すすきの駅 徒歩2分)
お次はちょいと変化球。
ここはナチュールワインがグラスで飲めて、おでんも食べられるという、なんとも不思議なお店。おでんにワイン??と思う方もいるでしょうが、結論から言いますと、「ありよりのあり」でございます(笑)
まずは、定番の大根、半熟玉子、自家製がんも、変わり種の「揚げブロッコリー」をチョイスしつつ、追加で新潟車麩を1つ頼んだところ、残りはハーフ1つしか残っていないとのことで、迷わずゲット!大根は、しみしみで旨い。自家製のがんもには、ニンジン、ごぼう、昆布も入っており、強めの出汁感がナチュールワインにめっちゃ合う!新潟車麩は、しっかり目に歯応えを残しつつ、フワフワ食感を楽しめる逸品。半熟玉子は半熟感も残しつつ味はしっかりとしみ込んでいるまさに職人技といえます。揚げブロッコリーは苦みがアクセントとなり、食べても美味しいですが、本来の役目は別にありそうです。あっさり目の出汁に油で揚げたブロッコリーが加わることで、香ばしさとコクが格段にアップし、まるでコンソメスープかと錯覚するほどの味変を楽しめます。
透き通った綺麗なお出汁は、かつお、鶏ガラ、昆布、みりんで。醤油は使わず煮出たせないように気を付けているとのこと。
店主の吉川さんは、すすきの駅近くの名店BIRD WATCHING(バードウォッチング)で6年間働いた後、2021年4月に開店し、今年4年目。ナチュールワインにも精通していて、食べ物に合わせてペアリングも提案してくれるので、安心して注文できるのも、とっても◎
ナチュールワインに合う店主こだわりのおつまみ2品をご紹介します。
まずは、生白魚の柚子塩辛。塩辛といっても発酵はさせずに、塩で洗って塩味を与えつつ、柚子の風味と結構強めのピリ辛で大好きな味。
生のしゃっきりの中に歯ごたえも感じる絶妙な食感に、ワインが進まないはずがない!
そして、その「薄さ」に拘っているというハムカツ!えっ!厚さを競っている店が多い中、まさか・・・。そんな筆者の胸中が丸見えだったのか、「厚いのが好きならとんかつを食べなさい」と店主。直径は9cmで、その薄さ、2~3mmの薄いハムカツがでてきました。つかんだ瞬間、箸を通して今まで味わったことのないフワッと感。そして衣はサックサク、中のハムはフワッフワ。これは、ヤバい。もう厚いハムカツには戻れない、そんなことを考えながら、次から次とナチュールワインを堪能したのは内緒です(笑)
ワイン好きはもちろん、ナチュールワインが好きな方には特にオススメですので、ぜひ!
ワイン食堂 幸
- 住所
- 北海道札幌市中央区南3条西3-1 プレイタウンフジ井ビル 8F
- 電話番号
- 011-211-6946
- 営業時間
- 月・火・水・木・金・土・日・祝日・祝前日・祝後日
17:00 - 24:00(L.O. 料理23:00 ドリンク23:30) - 定休日
- 不定休(お店に直接確認してください)
- 備考
- 地下鉄豊水すすきの駅2番出口より徒歩2分
地下鉄すすきの駅1番出口より徒歩2分
★禁煙★香水NG
にぎりめし(地下鉄すすきの駅 徒歩5分)
最後は、ちょいと番外編。
いわゆる、すすきの0番地にあるおにぎり屋さん。飲み会後の〆に、にぎりめしと味噌汁を飲んで帰る。誰もが一度は通った道ではないでしょうか(笑)?かくいう筆者も昔はずいぶんとお世話になりました!
別の店での取材中に、ここでもおでんが食べられるという情報が入ったので、急遽、人生初の「おでんのはしご」をすることに(笑)
そして、その情報は本当でした!しかも、基本的に24時間365日営業!!つまり、オールシーズン、いつでも気軽におでんが食べられる!!!これって結構すごくないですか!!!!
大根(190円)、玉子(190円)、ちくわ(170円)、しらたき(160円)、厚揚げ豆腐(170円)、こんにゃく(160円)と、手ごろな価格に思わず、”はしごおでん”とは思えない頼みっぷり(笑)
万人受けするであろう、塩味ベースで気軽に食べられる家庭の味!そして、〆のつもりでも、また酒が進んでしまうこと間違いなしの、穴場かもしれません。
ここに来たら、やっぱり握り飯も頼まなきゃと、北海道食材の王道「親子いくら」(430円)をチョイス。
にぎりめし
- 住所
- 北海道札幌市中央区南6西4 すすきの市場内
- 電話番号
- 011-512-1616
- 営業時間
- 24時間営業
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 - 備考
- 札幌市営地下鉄 南北線 すすきの駅 5番出口 徒歩約5分
★現金支払いのみ
新規開拓した「札幌の定番&一味変わったおでん5選」はいかがでしたか。今回はそれぞれ特徴の異なるお店を紹介させていただきました。
今回、掲載はしていないものの、「老舗」にも久々におじゃまして、安定の旨さに感動しましたが、それはまた別の機会に。
皆さん、熱燗におでんで最高のひと時を!
※文中の価格表記は税抜と税込が混在していますことご了承ください。また原材料費高騰のため価格は本記事掲載後に変更になることがあります。最新の価格については店頭にてご確認ください。