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魅惑の北酒場〜普段使いの居酒屋リスト #2 【札幌】

魅惑の北酒場〜普段使いの居酒屋リスト #2 【札幌】

「魅惑の北酒場〜普段使いの居酒屋リスト」第2弾です。
普段、酒席ではひたすらに飲み・食べ・話してるので、写真を撮る習慣がなく、これまで訪れた数多くの名酒場の写真を探すべくiPhoneの中を漁ってみるも、出てくるのは酔ってご機嫌な友人の顔ばかりでした。。。
というわけで、心を入れ替え、最近行ったお店をまたご紹介いたします。


居酒屋かみがしま


2回目にして個人的真打ちの登場です。
個店とは思えぬ価格設定、わりに手の入った料理多め、居酒屋然とした店の佇まいなど、"THE 普段使いの居酒屋"「かみがしま」は地元のお店ということもあり、月1〜2回は必ず行ってしまうお店です。



この日のお通しは「卵焼き」と「ポテトサラダ」。
2名以上で行くと、違ったお通しを出してくれることがほとんど。
シェアしてつまめるのは嬉しい。

これからの寒い季節は、とりあえず頼む「もつ煮込み」。
しっかり煮込まれまくった味噌味のプリプリなもつは至高です。



「自家製しめさば」と「たこ頭の刺身」
ちなみにどちらも330円だったと思います。
とにかく、初めて連れて行った友人たちは、みな店内に貼られたメニューの金額を見て驚きます。
メニューのほとんどが220〜440円なので。

「しめさば」も定番メニューとしてあるけれど、手書きのおすすめに「自家製しめさば」があれば、こちらをチョイスしてください。マストです。しめっぷりが違います。

「たこ頭の刺身」も柔らかく美味しかった。というか、この値段でこのボリュームすごくない?


僕がこの店に行くタイミングはこの「とりモモ焼き」の禁断症状が出始めるころ。
この日は焼き場の真ん前のカウンター席に通されたので、焼きの一部始終をアテに飲んでいたことも相まって、いつも以上に美味しく感じました。

一見どうってことない塩焼きなんだけど、網焼きによる"外カリッ&中ジューシー"の塩梅がたまらない。
これで1人前440円也。

3人以上で行くときは食べ足りず、追加するので必ず友人たちに突っ込まれる。
こちらは焼き上がるまでに時間がかかるので、最初に注文しておいて、他のアテをつまみながら待つスタイルをおすすめします。


そして、ここでだけ飲むのが「焼酎の梅干し割り」。
友人に教わって以来、序盤にビール飲んだあとは、ずっとこれ。
たぶんメニューには無かったはずなので、お好きな焼酎・水割りセット・梅干しで注文してください。
他でも試してみたけど、何かが違う。梅干しだって特別ではないのに…不思議。

普段は締めにお茶漬けを行くところを、この日はここで終了。
焼酎のボトルを入れても、ひとり3,000円ほど。
野郎だらけでしこたま飲んで食べて4〜5時間居座ることもたまにあるけど、ひとり5,000円オーバーになったことは記憶にございません。

地元、近くにお勤めのひとたちで、老若男女を問わず毎日賑わってるお店なので、入れないこともしばしば。事前に電話での予約をおすすめします。


居酒屋かみがしま

住所
札幌市豊平区 平岸3条6丁目6-22 たかのマンション1階
電話番号
011-812-8945
営業時間
17:00~翌1:00
定休日
日曜

旬菜なぶら


友人のインスタで見かけて行ってみたかった「旬菜なぶら」。
おでんを欲する時期になってきたのと、最近はすっかり足を伸ばさなくなった南7条ディープすすきの近くに行ったタイミングが重なり、いざ突撃。

予約していた時間より少し早めに行ったところ、背広姿の60代とおぼしき先輩おじさん4人組がお会計を済ませて帰るところ。すれ違いざまにひとりの先輩おじさんが『この店初めて?旨いよ!俺は20年通ってるから』とのこと。

背広姿にステンカラーコートを羽織る年季の入りまくった"THE サラリーマン"スタイルの年長さんによる居酒屋評に間違いはない(オレ調べ)ので期待が高まる。




お店のウリは焼き鳥とおでんということで、焼き鳥類を頼みつつ、先に来たおでんをいただく。
『大根』・『湯葉』・『かま栄のかまぼこ』に別盛りで『岩のり』。
あっさり目で適度に上品なお出汁がたまらん。

そば(うどん)つゆにも感じることだけど、淡色のそれにしっかりお出汁が効いたやつは、家メシでは何度やってみても実現できないビジュアルと味なので、美味しいお店に遭遇すると、もうそれだけで感動する。



焼き鳥は『レバー』と『砂肝』がおすすめとのことで『ねぎま』とともに注文するもレバーが売り切れ。
代わりに初めてのお店なので定番『つくね(たれ)』を。

おでん同様、塩もタレもあっさり目で適度に上品な味付け。
ふっくら&ジューシーな焼き加減も◎!!
この日も大好きなポジションである、焼き場真ん前のカウンター席から凝視していた、その丁寧な仕事っぷり通りの味でした。

写真を撮り忘れていたけど、カウンターのショーケースで目にした串打ちした様が旨そう過ぎて追加オーダーした、『ミニトマトチーズ串』、『揚げ納豆串』もおすすめ。



『子持ちヤリイカ』なんてのも頼んでしまってたので、日本酒に手を出しました。。。
日本酒への造詣が浅くというか、ほぼ無いので、この日は新政3種の飲み比べセットを。

今回はたどり着けなかった締めメニューも『わっぱ飯』や『おでんラーメン』など気になるものがいろいろ。

"普段使い"の個人的定義(ひとり3,000〜4,000円)を大きく逸脱して6,000円程だったけど、日本酒に手を出さなければ定義に収まるはず?です。

最後にカウンターで調理されている、ふたりのおじさまが最高でした!
聞けば、おふたりとも数十年すすきのでお店をされていた方で、そこのお客様だったのが今のオーナーで、店を開く際に彼らにお声がけしたそう。

できればカウンター席を陣取って、おふたりの掛け合いトーク?!に耳を傾けつつ、お酒と料理をいただくスタイルをおすすめします。


旬菜なぶら

住所
札幌市中央区南七条西4-2 五條ビルDeux 1F
電話番号
011-596-0018
営業時間
17:00~00:00
定休日
不定休


この記事を書いたモウラー

副編集長

Kacko-A

[ A ](カッコエー)という屋号で、札幌を拠点に広告・ウェブサイトのクリエイティブディレクション、ウェブメディアの編集・ライティング、イベントやラジオ番組の企画など、いろいろやってます。