
提供:北海道
アイヌ文化を見て、聞いて、体験できる「アイヌフェスト」を1月25日(日)に名古屋駅で開催!札幌開催の様子もお届けします
NEW
2026年1月25日(日)、名古屋駅でアイヌ文化の魅力を体感できるイベント「アイヌフェスト」を開催します。東海地方の皆さんにとって、アイヌ民族が受け継いできた豊かな伝統や魅力に触れられる貴重な機会となりそうです。
この名古屋開催に先駆け、2025年7月には北海道庁赤れんが庁舎と前庭の赤れんがガーデンでも「アイヌフェスト」が行われました。リニューアルオープンした会場を舞台に、音楽や舞踊のステージ、トークショー、弓矢やムックリ演奏の体験など多彩なプログラムが展開され、会場は2日間にわたり大きな賑わいに包まれました。
本記事では、名古屋開催をより楽しんでいただくため、7月のイベントの様子をレポートとしてお届けします。
2026年1月25日(日)は名古屋駅で「アイヌフェスト」を開催
伝統的な歌や踊り、工芸品や衣服、文様などを見て、聞いて、触れて、アイヌ文化の魅力を体感できるイベント「アイヌフェスト」を2026年1月25日(日) 10:00~18:00、名古屋駅桜通口JRゲートタワー1階イベントスペースにて開催します。
ステージでは、チームピリカㇷ゚によるアイヌ舞踊やムックリ・トンコリのパフォーマンスがあるほか、大人から子どもまで気軽に参加できるムックリやトンコリの演奏体験、アイヌ文様ぬりえ体験、弓矢体験などを予定。4つの体験コーナーでスタンプを集めると、アイヌ文様入りマスキングテープのプレゼントもあります。(数量には限りがあります)
事前予約は不要ですので、ぜひ気軽にご来場ください。(一部の体験コーナーは各回開始30分前から整理券を配布)
2025年7月の札幌開催の様子もお届け
「アイヌフェスト」は、胆振管内白老町の「民族共生象徴空間(ウポポイ)」の開業5周年を記念し、北海道が企画。2025年7月25、26日の両日、北海道庁赤れんが庁舎と前庭の赤れんがガーデンで開催されました。
踊りや楽器演奏を披露 アイヌ伝統舞踊の踊り手と唄い手「チームピリカㇷ゚」
前庭には特設ステージが設置され、北海道を拠点に活動しているアイヌ伝統舞踊の踊り手と唄い手「チームピリカㇷ゚」が踊りや楽器の演奏を披露しました。足を踏みならしながら手の平を上に向け持ち上げるような仕草をする男性の踊り「タㇷ゚カㇻ」で幕開け。女性が輪になって座ってうたう「ウポポ(座り歌)」では、次々と追いかけるようにして歌う「ウコウㇰ(輪唱)」を響かせました。
続いて、魔物のすり足を表現した「イケレソッテ」を5弦の楽器「トンコリ」で演奏。「魔払い」の意味があり、はやり病にかかった時に演奏したり、子守唄としても奏でられることなどが紹介されました。「高く飛ぶ鳥を射ろうとしたものの、美しすぎて矢を放てなかった」という情景を描き、女性の歌にのせて男性が踊る「クリㇺセ(弓の踊り)」や、酒造りをする役目のおばあさんがシラリ(酒粕)を配ることを表現した踊り「トノトソロパ(酒造りの踊り)」も、上演されました。
竹製の口琴「ムックリ」はひもを引っ張った振動音を口の中で共鳴させ、音を出す楽器で、「動物の鳴き声や自然の音、時には女性が男性に恋心を伝えるために鳴らすこともあります」と紹介。「ビヨヨヨーン」という独特の音色を響かせました。
その後、男性が踊る勇ましい「エムシリㇺセ(剣の踊り)」や大嵐の日に松の木が風に吹かれるさまを表現し、女性が激しく上半身を前後に揺らして踊る「フッタレチュイ(黒髪の踊り)」で、会場を盛り上げ、最後に全員で旭川に伝わる輪踊り「シカリウポポ」を披露しました。
ムックリとトンコリのステージも
ステージでは、釧路市阿寒町の阿寒湖を拠点に活動する阿寒アイヌ民族文化保存会会長の渡辺かよさんがムックリを、阿寒在住でトンコリを製作しているPete(ペテ)さんがトンコリを演奏するライブも開催。渡辺さんはムックリの音が鳴る仕組みを実演してみせ、「口の中やのどの奥の動きで音が変わります。風の音や雨だれなど自然の情景を表現します」と解説しました。ペテさんはトンコリで、イフンケ(子守唄)などの曲を奏でたほか、渡辺さんもムックリをトンコリに持ち替え、デュオで演奏しました。
ムックリ、弓矢、アイヌ料理…体験コーナーも
一方、道庁赤れんが庁舎の地下には、アイヌ文化の体験コーナーが開設されました。トンコリやムックリの演奏体験では、アイヌ文化伝承者が講師となって楽器の持ち方から奏で方まで丁寧に指導。ムックリはまず、ひもの引っ張り方を練習してから、口の前に持っていき、口腔内で音を共鳴させることに挑戦し、参加者は「難しい」「音がうまく鳴らない」と四苦八苦していました。トンコリに挑戦した人は、「ギターのように、左手で弦を押さえて右手で弾くのではなく、両方の手を使って弾きます」などと説明を受けながら、慣れない手つきでひとつずつ音をはじき出していました。
弓矢体験のコーナーでは、参加者が弓に矢を番え、数メートル先に用意されたシカとクマの形の的めがけて射って、当たると大喜び。スタッフは「弓には、かたくてよくしなるアオダモやオンコの木を使います。狩猟の際には、矢じりにトリカブトなどの毒を塗り、獲物を倒します」などと説明していました。
キハダの実を使った「シケレペ茶」や乾燥させたナギナタコウジュでいれた「セタエント茶」も振る舞われ、参加者は「アイヌ民族のハーブティーだね」などと話しながら味わっていました。伝統衣装の試着コーナーでは、好みの着物の色や柄、はちまき「マタンプㇱ」の組み合わせを選び、着用。写真を撮り合って喜ぶ観光客らの姿もありました。
いかがでしたでしょうか?
ぜひ1月25日(日)の名古屋開催にお越しいただき、アイヌ文化の魅力を体感してみてください!

