【経験者が語る】北海道の会費制結婚式のマナーとは?ご祝儀の疑問も解決!
北海道で主流の「会費制結婚式」。主流であるとはいっても、いざ自分が招待される、または招待する側になると、「会費ってどうやって払うの?」「ご祝儀は必要?」「お車代はどうする?」など戸惑うことが多いのではないでしょうか。
そこで今回は、北海道の会費制結婚式でのマナーや疑問への答えを徹底解説!
招待される側とする側の両方を経験した筆者がわかりやすくご紹介します。
この記事を読めば、迷わずに結婚式へ臨めるようになりますよ。
【会費制結婚式とは】北海道カップルの約8割が選択
- 招待制:結婚式の費用はすべて新郎新婦側で負担する。ゲストはご祝儀を持って参加する。
- 会費制:結婚式の費用の一部を、ゲストが会費として支払う。ご祝儀はケースバイケース。
「ゼクシィ 結婚トレンド調査2024調べ」によると、北海道で結婚式を挙げるカップルの約8割が会費制を選択しています。
しかし、現在は東京をはじめとした地域でも、会費制結婚式を行なうことが増えてきているようです。
ただ、東京ではカジュアルなパーティースタイルがメインの会費制結婚式ですが、北海道では招待制と同様に挙式や披露宴を行なうことがほとんど。
同じ「会費制結婚式」ではありますが、地域によってスタイルには違いがあるようです。
会費制結婚式に招待された!何を準備すればいい?
結婚式に招待されて嬉しい反面、「会費ってどうやって渡すの?ご祝儀は別で必要?」と戸惑われることもあるでしょう。
まずは、会費の渡し方や関係性によるご祝儀の相場など、招待された方が知っておきたい情報をまとめます。
【会費の渡し方】財布から直接支払ってOK
会費は財布から直接支払います。
ご祝儀袋や封筒などは不要ですが、なるべく新札で用意しましょう。
受付で支払った会費は新郎新婦や親族の方に渡ることはなく、直接結婚式場に収めるお金です。
レストランで食事代を支払うのと同じ感覚で大丈夫です。
【ご祝儀】基本的には必要なし
会費制の結婚式の場合、別途ご祝儀を渡すかどうかは家による慣習や気持ちによります。
祖父母や叔父、叔母など親戚でも会費以外は用意しないこともあれば、ご祝儀を渡すことも。
金額は、おおむね3~5万円を目安にするのが良いでしょう。
会社の同僚や先輩の場合は、渡さないことが多いです。
渡す場合でも、1,000円ずつなど少額を集めて「〇〇一同」と連名で渡す、または家電やキッチングッズなどプレゼントを贈ることもあります。
友達の場合は、ご祝儀よりも、友達数人でお金を出し合ってプレゼントを贈ることが多くなっています。
同僚や友達など、モノを贈る場合は新郎新婦が欲しいと言っていたものや、「新生活に必要なものはある?」と、直接聞くこともあります。
欲しいものがわからない場合は、カタログギフトを贈ってもいいですね。
プレゼントではなくご祝儀を渡したい場合は、1万円が目安の金額です。
筆者の場合、結婚式の費用を新郎側の両親が負担してくれることになっていたため、新婦の実家から結婚式当日にご祝儀を受け取りました。
叔父・叔母は3万円を包んでくれた方が多く、いとこや友達からは1万円いただきました。
会社の先輩や後輩からのご祝儀はなく、仲良くしていたパートさんから個別にマグカップや写真たてなどのプレゼントをもらいました。誕生日プレゼントの感覚に近いですね。
新郎新婦は必見!会費制結婚式をするときに知っておきたい5つのこと
結婚式をやることになったのはいいものの、ルールやマナーがわからない! という方も多いのでは?
北海道は会費制が主流とはいえ、地域やそれぞれの家庭によって慣習が異なることも。
こちらでは、一般的な会費制結婚式のマナーと、筆者の体験談を記載しました。
【お車代】不要な場合が多い
遠方からのゲストの交通費や宿泊費を「お車代」として渡すことがあります。
ただ、北海道の会費制結婚式ではお車代をゲストに渡すケースは少ないようです。
筆者も、お車代は用意しませんでした。
その代わりに、結婚式当日に利用できるタクシーチケットを用意して、最寄駅と式場との交通費を負担するようにしました。
また、友達や親戚からホテルの手配を依頼されたときは、宿泊費は新郎新婦側に請求されるように手配しています。
【欠席者がいたら】会費の不足分は新郎新婦が支払う
会費制の結婚式では、食事やドリンクなどの費用を会費から賄います。
当日に欠席するゲストがいた場合、お料理のキャンセルはできないため、不足分は新郎新婦が支払うことになります。
筆者の結婚式では、当日にお子さんの体調不良で欠席されたご家族がいたため、その分の会費を負担しました。
お料理や、お子さんのために手配していたお子様ランチは提供されることはありませんでしたが、頼めば調理してパックに入れてもらうこともできたかもしれません。
結婚式の翌日は疲れて何もしたくなかったので、相談してみても良かったかもしれないですね。
【内祝い】家庭内のルールに従って決める
「半返し(はんがえし)」という言葉がありますが、北海道の場合は3~5割の金額で内祝いを用意することが多くなっています。
いただいたモノや金額によっては、お返しをしない場合も。
ご祝儀を渡される際に、「お返ししていたらお祝いの意味がないから」と内祝いをお断りされることもあります。その場合は、電話でお礼を伝える、新婚旅行のお土産を渡すなど、お礼はするようにしましょう。同じ北海道でも、地域やそれぞれの家の慣習によって異なる部分があるので、事前に両親へ確認しておくのがベターです。
友達や会社の同僚からプレゼントをもらった場合も、新婚旅行のお土産やちょっとしたお菓子を贈るのが良いですね。
お返しをしなくても失礼には当たりませんが、感謝の気持ちは伝えたいところです。
【招待状】会費の金額を忘れずに記載する
招待状を式場に依頼する場合は問題ないですが、自分でオリジナルの招待状を作成することもあるでしょう。
その際は、会費の金額を記載するのを忘れないようにしてくださいね。
お車代は用意しない代わりに、宿泊先が必要なゲストは新郎新婦でホテルを手配する、というときは、返信ハガキに宿泊利用の有無をチェックする項目を記載しておくのがおすすめです。
個別に確認するとお互いに気をつかったり、手間が掛かったりしますが、返信ハガキで確認を取るとそうした負担がなくなりますよ。
【席次】親族もゲスト!両親は新郎新婦に一番近い上席に
招待制の結婚式では、式の主催は新郎新婦のご両親(両家)となります。
一方、会費制では、主催は新郎新婦であることがほとんど。
両家の親族はゲストとなるため、両親や親しい間柄の叔父・叔母などが新郎新婦近くの上席に着くことが一般的です。
筆者の場合は、両親と祖父母が新郎新婦に一番近いテーブル、両親のきょうだいである叔父、叔母はそれぞれの関係性に配慮しながら席を決めました。
まとめ
北海道の会費制結婚式について解説しました。
一生に一度、といわれるいわれる結婚式は、招待するのもされるのもドキドキしてしまいますね。
こちらの記事が、結婚式に安心して参加できる助けになれば幸いです。