
【連載VOL.53】KOREA DO?ソウル編【気分爽快!漢江沿いをサイクリング】
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カジャ!コリアでは、韓国在住の皆さんからライブ感あふれる情報を毎週配信!
今週は、北海道新聞社ソウル支局 玉邑記者のコリア通信です。
整備された自転車専用道路、レンタル自転車も便利
短距離も長距離もOK!誰でも気軽に楽しめるのが魅力
ソウルを東西に貫く大きな川、漢江(ハンガン)はソウルの有名なランドマーク。
この漢江沿いに整備された自転車専用道路をサイクリングすることにハマっています。
ペダルをこぎ出すと、太陽の光を浴びて輝く水面が視界に広がります。
川を渡る風は心地よく、対岸の高層ビル群や、緑がまばゆい沿道の草木を眺めて走ると爽快です。
週末になると、そろいのウエアに身を包み隊列を組んで疾走する一団がいるかと思えば、持参のラジオから大音量で韓国演歌を流しつつ、ゆったりとペダルをこぐ中高年男性、声をかけ合いながら走る親子連れやカップルの姿も。
思い思いにサイクリングを楽しむ姿に、こちらまで楽しい気分になります。
自転車道はソウル市外まで続いており、総延長は約240キロに及ぶといいます。
短い距離を気軽に乗ることもできれば、市街地から郊外へと向かう長距離コースも楽しめます。
観光客におすすめしたいのが、汝矣島(ヨイド)漢江公園など、漢江沿いの各地の公園にあるレンタル自転車を借りることです。二人乗り自転車なども貸し出しています。
ソウル市が運営する公共レンタル自転車「タルンイ」も便利です。
白と緑のツートンカラーが目印の、ころんとしたかわいらしいデザインの自転車で、ソウル市内の住宅街など、あちこちにある駐輪場から、スマートフォンのアプリを通じ、自転車に貼られたQRコードを読み込むだけでスタート。
基本料金は1時間で1000ウォン(約100円)です。
自転車道は対面通行できる十分な広さがありますが、右側通行なので気をつけて。
スポーツとして本格的なサイクリングを楽しむ人もいる一方で、のんびり走っても大丈夫です。
右側の端に寄っていれば、後ろから来た速い人が「チナガルケヨ(通ります)」などと一声掛けて追い越してくれます。サイクリングのマナーはしっかりしている印象があります。
風を切って気軽に走ることができるサイクリングは、ソウルの魅力の一つです。