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【連載VOL.13】KOREA DO?ソウル編【日々盛り上がり続ける!韓国プロ野球】

【連載VOL.13】KOREA DO?ソウル編【日々盛り上がり続ける!韓国プロ野球】

カジャ!コリアでは、韓国在住の皆さんからライブ感あふれる情報を毎週配信!
今週は、北海道新聞社ソウル支局 玉邑記者のコリア通信です。

スタンドも熱戦!韓国プロ野球を観戦

ステージで熱い応援!チアリーダーが球場を盛り上げる

8月、ソウルの蚕室(チャムシル)野球場へと、韓国プロ野球の観戦に繰り出しました。

共にこの球場を本拠地とするLGツインズと斗山(トゥサン)ベアーズが対戦する人気カードとあって、多くのファンがスタンドを埋めていました。


蚕室野球場で応援するLGツインズのファン

応援をリードするのはチームの応援団です。

韓国では内野席の中央にステージが設けられています。
チアリーダーが応援歌に合わせてダンスすると、観客も立ち上がって一緒に踊りながら、応援する選手の名前や「ナルリョボリョ(かっ飛ばせ)」「アンタ(安打)」などの掛け声をめいっぱい叫びます。

まるでK-POPアイドルグループのコンサートのようで、その大音量に圧倒されました。

ダンスは選手ごとに違います。
腕を左右に振ったり、胸の前でぐるぐる回したり、肩を揺らしたりと、単純な動きが多いですが、なかなかの激しさ。応援するチームの攻撃中は切れ目なく続きます。

LGツインズ側のスタンドで観戦しましたが、同じ選手の打席が何度か回ってくるころには、見よう見まねで、すっかり応援歌もダンスも覚え、現地のファンとの一体感を味わえました。

イニングの間には、チアリーダーがキレの良いK-POPダンスを披露したり、スコアボードの大型ビジョンに不意打ちで映し出されたファンがダンスを踊る「ダンスタイム」や、カップルがキスをする「キスタイム」があったりと、趣向もあれこれ。

スタンドで目立つのは若い女性の姿です。

韓国野球委員会(KBO)によると、7月に行われたオールスター戦のチケット予約は、20~30代女性だけで58.7%を占めたといいます。
韓国メディアでも「わずか10年ほど前までアジョシ(おじさん)のスポーツ」だったのに、大きく様変わりしたと紹介されています。


大邱市のサムスンライオンズパークで行われたロッテジャイアンツ、サムスンライオンズの試合で応援する観衆

人気キャラクターとのコラボなど、応援グッズにも注目

まるでアイドルのスナップショットのような選手のフォトカードが人気で、球場に設置された販売機には、試合開始前にファンが列をつくります。

また複数の球団が人気キャラクターとコラボしたグッズを売り出し、女性ファンを引きつけています。

南部・釜山が本拠地のロッテジャイアンツは今年の開幕戦から、韓国でも人気の「クレヨンしんちゃん」をレプリカユニフォームなどの応援グッズにあしらっています。

今月、大邱市のサムスンライオンズパークで行われたサムスンライオンズとの試合に行ってみましたが、ロッテのファンが、クレヨンしんちゃんが描かれた鳴り物で盛んに応援していました。


蚕室野球場に設置されているLGツインズのフォトカード販売機


「クレヨンしんちゃん」とコラボしたロッテジャイアンツの応援グッズ

シーズン観客数、840万人突破 最多を更新

10チーム1リーグ制の韓国プロ野球。

今シーズンの観客動員数は8月18日に847万人を記録し、これまで最多だった2017年シーズンの840万人を超え、過去最多となりました。

レギュラーシーズンが9月ごろまでで終わった後も、10月ごろまでポストシーズンが続きます。

チケットの予約には、本人名義の韓国の電話番号などが必要なため、日本からの旅行者は現地で当日券を買うしかありません。

ただ、最近は人気が高まったことで週末の試合を中心に完売し、当日券を買うのが難しいことも。

ビジター側の席が狙い目です。


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この記事を書いたモウラー

モウラー

가자!KOREA編集部

北海道から発信する韓国LOVERが集まるコミュニティ「가자(カジャ)!KOREA」編集部。文化・食・旅行・語学など毎週韓国のホットな情報を届けていきます♡