【連載VOL.10】KOREA DO? 釜山編【釜山の大学街が廃れる…?】
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今週は、釜山在住えぎさんのコリア通信です。
テナント移転で大学街に異変
釜山の繁華街といえば南浦洞(ナンポドン)・西面(ソミョン)といった地域が挙げられます。
そしてその次に続くのが釜山大学です。
釜山大学は国立大学で釜山市内ではトップの大学です。
昔から大学街として大学の前から最寄り駅にかけて飲食店をはじめ、さまざまはお店でにぎわっていました。
しかし、釜山でNO.3だった商業圏が今とても心配されています。
それは空きテナントがとても目立つようになったからです。
賃貸料高騰でますます深刻化
コロナの前から少しずつ増え始め、コロナは空きテナント増加に拍車をかけることになりました。
当初はコロナが終わればお店が増えるだろうと思っていましたが、以前のようにテナント数が回復していません。
学生数が大幅に減ったわけでもありません。
釜山大学でお店を経営している人たちによると「釜山大学エリアのテナント賃貸料が高い」のだそう。
それなら店舗のオーナーはテナント料を下げれば、お店がもっと入ってくれるのでは?と考える人も多いことでしょう。しかし、家賃を下げると建物自体の価値が下がるからとテナント料は下がるどころか、一部の店舗では値上げされたようです。
韓国の不動産事情は日本と違う部分が多く、文化の差を感じます。
商品は安く売らなければならないけど、家賃は高い。
同じ家賃ならば流動人口の多い西面(ソミョン)エリアに移転した方がいいのではないか?と他のエリアに移転していくお店のオーナーさんが多く、釜山大学街の衰退が深刻化しています。
学生街散策でパワーチャージ
それでも釜山大学街には路地にカフェ通りを形成したり、新しいご飯屋さんができたり、街には学生さんが多く若いパワーを感じます。
釜山旅行に訪れる際は一度、このエリアをぜひ散策してみてほしいです。
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