
提供:北海道マイホームセンター
北海道の家も油断大敵!夏の虫対策に試してほしいアイデア集
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近年の北海道は夏の気温が上昇し、これまで気にならなかった虫の侵入に悩む家庭が増えています。玄関や窓から入る蚊やコバエ、洗面所のアリなど、油断していると不快な空間になり過ごしにくくなるのが悩みどころ。
この記事では、家の中でも外でもできる虫対策のアイデアをまとめました。北海道の夏を快適に過ごすためのヒントが満載です!ぜひ参考にしてみてください。
北海道の夏に増える「厄介な虫」とは
「北海道の夏は涼しいから虫の心配は少ない」と思っていませんか?
実は近年の温暖化により、北海道でも真夏日は増加傾向にあります。虫の活動時期も広がり、家の中への侵入被害に悩む方も多いですよね。
北海道でも被害が多い「厄介な虫」たちをしっかりチェックしておきましょう。
・蚊(ベランダ・玄関先・寝室)
夏の夕方から夜にかけて活動が活発に。網戸のちょっとした隙間や開け閉めの際に家の中へ侵入します。寝ているときに「プーン…」という音で眠れない、なんてことも。
・コバエ(キッチン・生ゴミまわり)
生ゴミや果物、排水溝から発生します。わずかな隙間からでも入り込み、台所まわりにいつの間にか大量発生することがあります。
・アリ(室内侵入・洗面所・玄関)
地面の小さな隙間から建物内部へ侵入。特に洗面所やキッチンまわりなど水分がある場所に集まりやすく、甘いものにも敏感に反応します。
・カメムシ(網戸の隙間・外壁)
初夏から秋にかけて増えるカメムシ。外壁に集まりやすく、網戸やサッシのわずかな隙間から家に入り込むことも。特有のニオイを発するため、駆除にも注意が必要です。
今すぐできる!虫の侵入を防ぐ家まわり対策アイデア
北海道でも夏場は虫の活動が活発になり、油断しているとすぐに侵入されてしまいます。そこで大切なのが、「虫を入れない工夫」です。
ここでは、ご家庭で今日から取り入れられる3つのポイントをご紹介しますね。
網戸の見直しと隙間チェック
網戸の小さな破れやたるみは、蚊やコバエが通り抜けるには十分な隙間になります。特に窓の角やサッシ部分は劣化が目立ちやすいため、定期的な点検と修理が欠かせません。気になる箇所があれば、専用の補修テープや網の張り替えが効果的です。
また、使用している網戸の「目の細かさ」も重要なポイント。一般的な網戸は18〜20メッシュが多いのですが、より細かい24メッシュ以上のものに交換することで、小さな虫の侵入をぐっと減らせるでしょう。
ドア・玄関の防虫対策
家の中で虫を見かける場所として意外と多いのが、玄関や勝手口などの出入り口。ドアの開け閉めが頻繁な場所は、それだけ虫にとってもチャンスが多いんですよね。
特に注意したいのが、ドアを開けっぱなしにしてしまう習慣です。わずかな開閉で、虫が家に入り込んでしまうことも。ドアクローザーを設置して自動で閉まるようにしたり、玄関用のロール式網戸を導入することで、開けっ放しを防げます。
さらに、玄関まわりに虫よけスプレーを使うのも効果的です。玄関のドア枠やポーチのあたりにこまめにスプレーするだけで、虫の寄りつきを防ぐことができますよ。
外構・庭まわりの整理整頓
家の庭まわりに雑草や落ち葉が放置されていると、虫たちの“隠れ家”や発生源になってしまうことも。
特に蚊やアリ、カメムシといった虫は、湿気のある草むらや植木の根元などに集まりやすいです。庭や家まわりの草はこまめに刈るように心がけましょう。時間が取れない場合は、防草シートを使って管理しやすい環境を整えるのもおすすめです。
また、外まわりの照明も見直してみましょう。虫は紫外線や青白い光に反応しやすいため、白熱球や昼光色の照明はどうしても虫を引き寄せてしまいます。虫を寄せ付けにくいLEDライトに交換することで、夜間も快適に過ごせるでしょう。
家のなかに虫をなるべく寄せつけない工夫
どれだけ家の外からの侵入を防いでも、家の中に「虫が好む環境」があるとどうしても居ついてしまいます。特に夏場は湿気やにおいに誘われて、台所や水まわりに小さな虫が発生しやすくなりますよね。
ここでは、家の中に虫を寄せつけないための具体的な工夫を2つご紹介します。
換気扇や排水口のチェック
台所やお風呂場、洗面所といった水まわりは、虫にとって格好のすみかです。そのため、まずは換気扇と排水口のチェックを習慣にすることが大切です。
特に見落としがちなのが、換気扇のフィルター。フィルターには油汚れやホコリが溜まりやすく、虫を引き寄せる原因になることも。月に1〜2回程度の掃除を心がけると、においや湿気も軽減されて一石二鳥です。
また、排水口にはコバエが侵入してくることがあるため、排水口専用のフタやネットを活用するのがおすすめ。小さな対策ですが、これだけで発生率がぐっと下がります。
生ゴミや食品の管理方法を見直す
暑くなる季節は、生ゴミのにおいに誘われてコバエやアリが集まってくることも。
生ゴミは可能な限りこまめに処分し、ゴミ箱にはフタを必ずつけるようにしましょう。冷蔵庫に入れられるものは入れ、生ゴミ用の消臭シートや防虫剤を活用するのも効果的です。
さらに、キッチン下の収納やパントリーにも目を向けてみてください。開封済みのお菓子や粉もの、乾物などは密閉容器に入れ替え、湿気を防ぐことで虫予防になります。
収納スペースには市販の防虫剤や天然のハーブ(ラベンダー、ローリエなど)を置くと、香りによって虫の侵入を防ぐ効果が期待できます。
ホームセンターで手に入る!おすすめ虫対策グッズ5選
夏の虫対策には、手軽に使える市販グッズの活用もおすすめです。ここでは、ホームセンターや通販で簡単に手に入る人気の防虫アイテムを5つご紹介します。
網戸用すき間テープ
網戸と窓枠のわずかな隙間に貼るだけで、蚊や小さな虫の侵入経路をシャットアウトできます。ハサミでカットできるので施工も簡単。見た目も目立ちにくく、劣化しにくいタイプを選べば、快適な夏を過ごせます。
吊り下げ式虫よけ
玄関やベランダに吊るすだけで、虫が寄りつきにくくなる手軽なアイテムです。雨に強い屋外用タイプが人気で、香りが気になる方には無香料や天然由来成分の製品もあります。見た目がシンプルなデザインも増えており、インテリアの邪魔をしないのも魅力ですね。
室内用電気虫取り器
紫外線の光で虫を引き寄せて、静かに捕獲してくれる便利な家電です。殺虫剤を使わないため、子どもやペットがいる家庭でも安心して使用できます。USB電源式やLEDライトを使った省エネモデルも多く、夜間の使用にもぴったりですよ。
誘引式のコバエトラップ
キッチンや生ゴミ周辺にポンと置くだけで、コバエをキャッチしてくれます。発酵臭や酢の香りで虫を引き寄せる仕組みで、殺虫成分を使っていないタイプも多いため安心。コバエを見かけ始めたら早めに設置するのがポイントです。
防虫スプレー
網戸やドアまわりに直接吹きかけて、虫の寄りつきをブロックしてくれます。屋内外どちらにも使えるタイプが多く、天然ハーブ系の香りや、ペットにやさしい成分のものも人気。定期的に使えば、効果が長持ちして安心感もアップします。
家づくり・リフォーム時に考えたい虫対策設計
これから家を建てる方やリフォームを検討している方は、設計段階から虫対策を意識すると、住んでからの快適さが大きく変わります。以下のようなポイントを参考にしてみましょう。
- ・勝手口や窓を減らしたり、風の通り道を考慮した配置にする
- ・通気性を確保しつつ、隙間ができないよう気密性とのバランスをとる
- ・自動開閉の網戸や二重玄関を採用して虫の侵入を防ぐ
- ・キッチン・洗面所・浴室など水まわりの配置に注意する
- ・庭や外構の設計にも虫の隠れ場ができにくい工夫を施す
こうした工夫は、見た目や機能性と両立しながら虫の悩みを減らす近道です。設計の段階から虫対策のアイデアを取り入れて、住み心地がいい家にしていきましょう。
北海道の家でも万全な虫対策で快適な生活を
北海道も夏の気温上昇や湿気の影響で虫の悩みは年々増えています。蚊やコバエ、アリ、カメムシなど、日常生活に入り込む虫たちへの対策は、今や本州と同じくらい重要です。
今回ご紹介したように、日々のちょっとした工夫や、家づくりの段階で意識するポイントを押さえるだけで、虫を寄せつけにくくできるでしょう。
「本当に効果があるの?」と感じる方は、モデルハウスの見学がおすすめです。通気性と気密性のバランスが取り入れられた住宅を実際に見て体感することで、より快適な家づくりのヒントが得られますよ。