
提供:北海道マイホームセンター
北海道の戸建てにカーポートは必要?雪国ならではのメリットデメリットを解説
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北海道で家づくりを考えるとき「カーポートをつけるべきか迷っている」という方は多いでしょう。雪が積もる北海道では、除雪の負担を軽くするためにカーポートの有無が冬の暮らしやすさを左右します。
この記事では、カーポートを設置する雪国ならではのメリット・デメリットをわかりやすく解説します。「本当に必要かな?」と迷っている方が、納得して判断できるようなヒントをお届けしますね。
カーポートとは
カーポートとは、屋根付きの簡易的な駐車スペースのことを指します。柱と屋根で車を覆うシンプルな構造で、壁のないタイプが一般的です。
特に北海道では「冬の雪や霜から車を守るため」に設置する方が多く見られます。寒冷地では、朝の雪下ろしやフロントガラスの凍結といった日常の小さな手間が重なりやすいですよね。カーポートがあることでそうした負担を軽減できる傾向があります。
カーポートとガレージは別物で、ガレージは壁やシャッターで車を完全に覆う「屋内駐車スペース」のこと。雪や風を完全に防ぐ代わりに建築コストが高めです。
北海道では「ガレージほどの費用はかけたくないけれど、車を雪や霜から守りたい」という理由から、カーポートを選ぶ家庭が多いです。
北海道の戸建てにカーポートを設置するメリット
ここでは、北海道でカーポートを設置する主なメリットを具体的に見ていきましょう。悪天候の日も車の乗り降りがスムーズになったり、車自体を長持ちさせる効果が期待できる魅力をご紹介しますね。
冬に車の雪下ろしをしなくてもよくなる
冬の朝、出勤やお出かけの前に車の雪を下ろす作業は大変ですよね。カーポートがあると屋根が雪を遮ってくれるため、車に雪が積もらず、雪下ろしの必要がほとんどなくなります。
また、霜もつきにくくなるのでフロントガラスが凍りつく心配も減ります。結果として、朝の支度時間を短縮でき、寒い中での作業負担も軽減するでしょう。冬場のストレスを大きく減らしてくれるのが、カーポートの大きな魅力です。
悪天候時も車の乗り降りが楽になる
雪や雨が降っているときも、カーポートの屋根があることで車の乗り降りが快適になります。カーポートの屋根の下を通れば、濡れにくいまま玄関から車まで移動できます。傘をさす手間が減り、日常のちょっとした外出もスムーズですね。
特に小さなお子さんやご高齢の方がいるご家庭では、悪天候時の乗り降りもゆっくり行えるので安心。雨雪の日も安全に行動できる、北海道の暮らしにぴったりの設備といえるでしょう。
車の劣化防止に役立つ
カーポートは、雪よけになるだけではありません。雨や雪、紫外線から車を守る「屋根代わり」としての役割も果たします。
特に紫外線は車にとって塗装の色あせや劣化の原因になるため、カーポートの有無で見た目や耐久性に差が出ることも。さらに、汚れがつきにくくなることで洗車の頻度を減らせるのも嬉しいポイントです。
外観がおしゃれになるデザインを選べる
最近のカーポートは機能性だけでなく、デザイン性にも優れた製品が増えています。スタイリッシュなアルミフレームや木目調など、家の外観に合わせて選ぶと家全体に統一感を出すことができます。
また、カーポートの屋根の形状や色を工夫すれば、生活感を抑えたすっきりとした印象にも。外観をおしゃれに保ちたい方にとって、カーポートは実用性とデザイン性を兼ね備えた設備でしょう。
後付けができる場合がある
カーポートは、家を建てた後でも条件が合えば後付けが可能です。設置スペースや車の導線、敷地の勾配などを確認し、問題がなければリフォームの一環として追加できます。
ガレージと比べて基礎工事が小規模で済むため、後付けの場合もコストや工期を抑えられるのがメリット。「冬の不便さを感じてから設置したい」という方にも、カーポートは柔軟に対応できる設備です。
北海道の戸建てにカーポートを設置するデメリット
カーポートは、北海道の冬の暮らしをぐっと楽にしてくれる一方で注意しておきたい点もあります。設置スペースや費用、積雪対策などをしっかり考えておかないと、後から「もう少し考えればよかった」と感じることも。
ここでは、設置前に知っておきたいデメリットや検討ポイントを紹介します。
設置スペースが必要になる
カーポートを設置するには、まず十分なスペースの確保が欠かせません。駐車位置のほかに、玄関までの動線や除雪スペースを考慮する必要があります。
限られた敷地に設置すると、出入りがしづらくなったり、雪を寄せる場所が減ったりすることも。配置計画を丁寧に検討し、設置して生活しやすくなるかをシミュレーションしてから施工することが大切です。
コストがかかる
カーポートの設置には、一定の費用負担が発生します。素材やサイズ、デザインによって価格はさまざまですが、積雪にしっかり耐えられるタイプはその分コストも高くなりがちです。
また、長年使ううちに屋根パネルの交換や柱部分の修理など、メンテナンス費用が発生することも想定しておくと安心。とはいえ、雪下ろしの手間や車の劣化を防げることを考えると、長期的には価値のある投資といえるでしょう。
積雪量に合ったものを選ぶ必要がある
北海道といっても地域によって積雪量は大きく異なります。そのため、住まいの地域に合った耐雪性能のカーポートを選ぶことがとても重要です。
積雪量に合わないタイプを設置すると、大雪時に屋根がゆがんだり破損したりするリスクがあります。また、豪雪地帯ではカーポートの上に積もった雪を下ろす作業が必要になる場合も。設置の際は、屋根の形状(勾配や強度)や雪の落ちやすさも含めて検討すると、安心して長く使えます。
北海道の家にカーポートを設置するとき気を付けたいポイント
カーポートを設置するときは、見た目や価格だけでなく北海道の気候条件に合った計画を立てることが大切です。安心して長く使うために、3つのポイントを押さえておきましょう。
積雪荷重の基準を確認すること
地域によって積雪量が異なるため、カーポートの「耐雪性能(積雪荷重)」を必ず確認しましょう。
一般的には、降雪量が著しく多くない地域で100〜150cm、降雪量が多い地域は200cm以上対応が目安といわれています。想定以上の雪にも耐えられるタイプを選ぶと、冬の安心感がぐっと高まります。
雪の落ち方や風向きを考えて配置を設計すること
屋根からの落雪や風の通り道を考えた設置位置にすることで、トラブルを防げます。玄関や通路を塞がないように配置し、除雪のしやすさも意識すると使い勝手がよくなります。
雪が多い年でも安全に使えるよう、施工業者と敷地条件をよく相談して計画しましょう。
大きさによってかかる費用が異なること
カーポートのサイズや素材、屋根の形状によって費用は大きく変わります。1台分よりも2台分タイプのほうが費用は上がりますが、暮らし方や家族構成によっては長く便利に使える選択になります。
初期費用だけでなく、メンテナンス性や耐久性も含めてトータルで検討することが大切です。
カーポートを設置してよかった!北海道の住まいからの声
「カーポートがある生活、実際はどうなの?」気になる方は多いですよね。ここでは、カーポートを設置した家に住む方のリアルな口コミをご紹介します。
- ・冬の朝が楽になった
- ・車の雪かき時間がないだけでストレス軽減
- ・雨や雪の日も車の乗り降りが楽
- ・荷物が多い子どもの送迎もスムーズ
カーポートを設置し、冬が楽になったという声が非常に多かったです。車の雪はねから解放されるのは、ストレス軽減になりますよね。
また、お子さんがいる家庭は「悪天候時の乗り降りが楽」「荷物があっても子どもと手をつないで濡れずに車まで行ける」といった口コミも。雨や雪の日でも快適なのが良い、といったカーポートの魅力が伝わってきました。
カーポートは北海道の暮らしを快適にする味方
厳しい冬を快適に過ごすためにも、カーポートは北海道の暮らしに欠かせない存在です。雪下ろしの手間を減らし、車を守りながら毎日の動線をスムーズにしてくれます。
ただし、住む地域や敷地条件によって最適な形や強度は異なります。住宅展示場ではカーポートの耐雪性能やデザイン、設置場所の相談も可能です。
冬の暮らしをより心地よくするために、ぜひ一度モデルハウスを訪れて理想の住まいとカーポートのイメージを膨らませてみてくださいね。