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【雪虫対策2024年版】避けられない!雪虫ハックをまとめてみた

【雪虫対策2024年版】避けられない!雪虫ハックをまとめてみた

2024年10月初旬、北海道民を震撼させるニュースが飛び込んできた。


クスサンと出会わない方法を提唱したMouLa編集部としては、当然、雪虫をスルーというわけにはいかないでしょう・・・!

関連記事:【クスサンと出会わないために 2024年版】札幌市内の最新状況と回避法

そんなわけで、雪虫の活動が活発化するタイミング・対策をまとめてみました!

◆改めて知る「雪虫」

・雪虫の正体はアブラムシ

以下、HTB北海道ニュースより引用

雪虫は主に白い綿のついた「トドノネオオワタムシ」と綿のついていない「ケヤキフシアブラムシ」の2種類がいます。大量発生するのは明治時代、本州からケヤキの木とともに北海道にやってきたという「ケヤキフシアブラムシ」の方だといいます。


雪虫の行先、ケヤキです。

また、同記事内で雪虫に詳しい北大の秋元信一名誉教授のお話しがニュースに出ていたので、その一部もご紹介。

「天敵がいないのでいい条件が与えられるとどこまでも増えていく特徴があります。
10月20日くらいから相当大量に出てくるんじゃないかと。2週間は相当ひどい状態になるんじゃないかと思います」



前線はおそらく、もうすぐそこまで・・・

今年の夏の暑さが影響し、白い綿を持つ「トドノネオオワタムシ」よりも、飛び交う姿が黒い斑点状に見える「ケヤキアブラムシ」の繁殖が進んだことにより、今年も雪虫が大量に発生するのでは?とみられているそうです・・・。


フリー素材でゆきむしを書いてくれていた方、活用させていただきます。

・飛び交う理由は「引っ越し」

先に引用した秋元信一名誉教授のコメントで、2023年は猛暑が影響したと言及されており、2024年も大量発生するのは合点がいきますね。その一方、雪虫はなぜこの時期に顔を覗かせるのか調査してみました!

「ケヤキフシアブラムシ」は、その名の通りケヤキを寄主にして卵で越冬し、早春に孵化して若葉の汁を吸って成長します。世代交代を繰り返しながら夏から秋はササに移住して繁殖。そして10月になるとケヤキに戻り、オスとメスの子どもたちを幹に生みつけます。



大型ケヤキリゾートホテルで越冬するということなのでしょうか・・・

雪虫も冬支度を始めるという理解で良いでしょう!でも、雪虫は初雪を感知しているのでしょうか?その理由も調査してみました。

◆「雪虫が出たら、初雪も近い」理由は、高気圧

・気象条件を見定めているのか!雪虫!

雪虫は飛ぶ力が弱く、風の弱い高気圧のタイミングを狙って飛び立ちます。高気圧が過ぎたあとには強い冬型の気圧配置となり雪が降りやすくなるので、こういった理由からも雪虫が飛ぶと初雪が降る、と言われているのかもしれません。


生存本能ゆえか、脈々と受け継がれたDNAが雪虫の行動をプッシュしているのですね・・・。自然に見極めているということですね・・・!動きやすい気象条件を見定めているってすごくないすか・・・。


この時期、よく当たる気象情報は雪虫そのものかもしれない。

・大量発生すると、約2.24週間で平地の初雪観測

気象条件の相関がみられることから考えても、雪虫の活動が活発化すると初雪は近いと考えて差し支えはなさそうです。なお、雪虫が大量発生して約2.24週間程度で平地での初雪観測があったという調査も存在することから、やはり雪虫は初雪の使者といっても過言ではないでしょう。



初雪の日だけはね、ホームアローンが見たくなるんですけどね・・・

◆雪虫が発生する場所・タイミング

・ケヤキの木が生える公園~それは、大通公園

北海道、札幌市内で大量発生している雪虫は「ケヤキアブラムシ」なので、ケヤキの木の近くは雪虫の引っ越しのゴールとも言えます。雪虫に極力遭遇したくない方はまず、ケヤキの木が生える公園は避けるようにしましょう!特に、大通公園は人通りも多い分、雪虫通りも多そうです・・・。

実は、2023年の大量発生の折、北海道新聞も大通公園に注目していました。


特に、大通公園6丁目にはケヤキの大木があり、ここが雪虫のホットスポットかもしれません・・・。少なくとも当該区画は発生しやすい可能性が高いので、可能な限り地下を通ったりするなど、回避の工夫を心にとどめておくと良さそうですね!


エンカウント多め・・・らしい・・・


※2024年10月17日(木)の現地調査時点では、昼・夕方ともにちょろちょろいるかなといった印象でした

とはいえ、北海道である以上、どこでも遭遇する覚悟を持っておくのが一番です・・・。

・夕暮れ時の自転車は避けよう

前述のとおり、雪虫は飛行能力に長けているわけではないため、賢く気象条件を見定めて移動します。その条件とは・・・?

★風が弱い
★晴れの日
★夕方

この条件を満たす日に雪虫の活動は活発化するそうです。秋晴れが心地良い夕暮れは雪虫も同じことを考えているので、出来るだけ歩いたり自転車を押して移動することをオススメします・・・!


学生さんは特に注意

◆すぐできる!雪虫対策

・ツルっとした素材のアウター

雪虫もわざわざ人間に飛び込んでくるわけではなく、考え方によっては私たち人間が雪虫に飛び込んでいるのかもしれません。特に、夕暮れの大通公園は家路を急ぐ方も多いので、どうしても外を通らねばならない場合、雪虫の大群に割って入ることになるでしょう。そんな時は、ナイロンやビニール素材などの、表面に引っかかりが少ないアウターを着用して駆け抜けましょう!


合羽があればたぶんなんとかなるはず。

・思い切ってバッグはゴミ袋で覆う

バッグは思い切って透明なゴミ袋で覆ってしまった方が良いかもしれません。再利用出来るカバーの方が環境には優しいかもしれませんが、雪虫の付着を考えると捨てやすい透明のポリ袋があると良いかもしれません。


覆ってみた。


リュックならベルトを出しておく。背負いづらい場合、背中にかかるゴミ袋を少し切りましょう。

・マスク、ゼッタイ。メガネ、ゼッタイ。


あやしい人セットかもしれない・・・

その体躯の小ささから、目鼻口にも侵入しやすい雪虫対策は言うまでもなくマスクが必須。虫であることに変わりはないので、極力粘膜との接触がないように対策しやすいのはやはりマスクが手軽な方法ですね。

また、面積の大きいサングラスなども持ち合わせておくと良いかもしれません。水泳用ゴーグルなら間違いないと思いますが、現実的な最適解はサングラスではないでしょうか。

◆雪虫が身体や服についてしまったら・・・

・そっとつまむか、エアダスターを活用

屋外で雪虫に遭遇した場合、どうしても手で振り払ってしまいがちです。服や持ち物に雪虫が付着してしまった場合、極力潰さずにそっとつまんでリリースしましょう。うっかり潰れてしまうと、衣服のシミになりやすい傾向があるそうです・・・。

また「風」を当てることで直接触れることなく、対処が可能です。オフィス用品で見かけるエアダスターはピンポイントで勢いのある風が生まれるので、ご自宅の玄関などに置いておくと便利かもしれません!


ドン・キホーテ、Amazonなどで手軽に買えます。

◆雪虫の楽しみ方

・突然始まる!雪虫ダービー2024!

自然である以上、どうしても避けられない雪虫の発生。まだまだその生態は謎に包まれていることが多いそうですが、発生する場所・時間・対策を講じるために「雪虫ダービー」として楽しんでみるのも一興ではないでしょうか。いつ大量発生するのか予想しつつ、それに合わせて対策を講じられてなんとも合理的!

というわけで、MouLa編集部の雪虫大量発生予想は天気予報を総合し10月18日(金)!
みなさんも一緒に雪虫ダービーの予想をもとに、短い秋をより快適に楽しんで過ごしましょう!桜の開花予想みたいなもんですよ!
※あくまで編集部予想です。当たるかどうかは雪虫までお尋ねください。


札幌市の今週の天気予報はこちら(tenki.jp)

この記事を書いたモウラー

編集部

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