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五輪メダリストとラリー!ミズノ「FOLLOW YOUR WILL バドミントンセッション」 が開かれました

提供:ミズノ株式会社

五輪メダリストとラリー!ミズノ「FOLLOW YOUR WILL バドミントンセッション」 が開かれました

 五輪メダリストと一緒にシャトルを追おう-。スポーツ用品メーカーミズノが主催する「FOLLOW YOUR WILL バドミントンセッション」が6月中旬、北広島市で開かれ、リオ五輪バドミントン女子シングルスの銅メダリスト奥原希望さんが子どもたちに競技技術や練習の方法などについて指導しました。子どもたちは奥原さんと一緒に楽しく体を動かしながら、「自分で感じた直感を大事にして」という奥原さんのメッセージを受け取りました。


奥原さんを迎えて大喜びの子どもたち

「楽しいという気持ちを大事に」奥原さんがメッセージ

 イベントは6月15日、プロ野球日本ハムファイターズの本拠地エスコンフィールド北海道にほど近い、北広島市総合体育館で開かれました。道内各地から102人の子どもたちと保護者らが参加。イベントの司会進行は、北海道テレビ(HTB)アナウンサーの福永裕梨さんが務め、JR北海道バドミントン部の竹村純監督と選手計15人がコーチとして奥原さんをアシストしました。

 冒頭、主催するミズノのバドミントンマーケティングディレクター山中さんが、イベントのタイトルであり、ミズノのスローガンでもある「FOLLOW YOUR WILL®」について、「WILLとは、意志や個性という意味。スポーツには未来を変える力があり、ミズノとしてみなさんの意志や個性をサポート、フォローしていきたいと考えています」とあいさつ。


子どもたちとコミュニケーションする奥原さん

 あいさつに続き、奥原さんが入場すると、会場は拍手と歓声に包まれました。奥原さんはリオ五輪メダリストで、2017年世界選手権優勝、2019年世界ランキング1位という輝かしい成績を収めています。奥原さんは「今日は、どの瞬間もすべて楽しんで。好き、楽しいという気持ちを大事にしてください」と子どもたちに笑顔を見せました。


裸足で押し相撲をする子どもたち

準備運動も念入りに 「シャトル取り競争」で俊敏性もアップ

 まずは、準備運動です。奥原さんは「靴と靴下を脱いで、はだしになってください」と呼びかけました。子どもたちは、奥原さんの指示で、素足で片足立ちやひざの曲げ伸ばし、2人1組になっての押し相撲などに取り組みました。奥原さんは「床に足をしっかり付けて立つことが大事。はだしになると、床にきちんと足が付いているかが分かります」と説明しました。


ストレッチに挑戦する子どもたち

 四つんばいになって目をつぶり、片手片足を伸ばして姿勢をキープするストレッチにも挑戦。目をつぶることで、バランスを崩してふらつく人もいましたが、みんな手足の指先に気持ちを集中して、真剣に取り組んでいました。四つんばいになって、右手と右足、左手と左足を同時に出して前に進んだり、後ろ向きに戻ったりするレースでは、いつもとは違う手足の動きに戸惑う子どもも。奥原さんは「(右手と左足、左手と右手を同時に出す)普段とは違う動きをすることで、脳が刺激され、活性化します」と励ましました。


「シャトル取り競争」でダッシュ

 その後、靴下と靴をはき、遊びながら俊敏性を高める「シャトル取り競争」にもチャレンジ。4人1組になってコートの4隅をそれぞれの陣地とし、中央に置いた6つのシャトルや、ほかの人が自分の陣地に置いたシャトルを奪い合うゲームで、子どもたちは歓声を上げながら、楽しそうにコートを走り回りました。


基礎打ちを披露する奥原さん

五輪メダリストのショットに子どもたちもくぎ付け

 準備運動の後は、奥原さんがJR北海道バドミントン部の加藤太基選手を相手にバドミントンの基本ショットで打ち合う基礎打ちを披露。ドライブやスマッシュなど正確でキレのあるショットに、子どもたちは目を見開いていました。奥原さんは「ラケットを振って、手で打っているように見えるけれど、足で床をしっかり踏んで、足の力をラケットに伝えて打ちます。つまり、ラケットを手で振るのでなく、足で打っているのです」と説明しました。


「フットワークが大事」と説明する奥原さん

 その後、奥原さんは加藤選手と7点先取のゲームで対決。激しいラリーが続き、巧妙なドロップも繰り出され、子どもたちは真剣な表情で観戦。奥原さんにも加藤さんにも、「ファイト」「ガンバレー」と元気な声援が飛びました。勝利目前のマッチポイントで、奥原さんは「あと1点だ、とゴールを見たら負ける。すべての瞬間が真剣勝負」と試合に向き合う厳しい姿勢を強調。ゲーム後、子どもたちから「動きがすごく速かった」と言われると、奥原さんは「フットワークを大事にしています。相手が打つ瞬間に構え、ヒットする瞬間に足で床をとらえます」と解説しました。


トークショーで競技への思いを語る奥原さん

「もう1度世界の舞台で」トークショーで意気込み

 続くトークショーでは、福永さんが奥原さんに競技を始めたきっかけや強さの秘訣について、質問。奥原さんは、高校教員でバドミントン部の顧問をしていたお父さんの影響で、小学校2年生から競技を始め、小学校6年生の時にアジアユースジャパンで優勝した経歴を紹介。しかし、小学生のころは独学で、「初めてちゃんと指導してもらったのは、中学生の時。グリップの持ち方やフットワークなど、一から教わった」と明かし、「基礎は大事だけれど、みんなそれぞれ体も違い、気性も違うので、(練習メニューやトレーニングの内容は)自分で選択することが大切。この方が打ちやすい、動きやすいと感じた自分の直感を大切にして」と訴えました。


「直感を大事に」と伝える奥原さん

 今後の目標について問われた奥原さんは「もう1度、世界の舞台で輝かしい成績を残したい。世界を舞台に、トッププレイヤーと戦いたい」と競技に意欲を示しました。
 また、バドミントンをプレーする子どもたちをサポートしている保護者らに対して、「毎日大変だと思います。子どもの人生は子どものもので、やりたいようにバックアップしてあげてほしい。ただ、子どもに一番身近なお父さん、お母さんが自分の人生を全力で生きて、楽しいと言えることが、子どもにとっての教科書になる。主人公はみなさんです」と声をかけました。


「のんちゃんスティック」を紹介する担当者

メダリストとラリー 貴重な体験に子どもも笑顔

 トークショーの後は、バドミントン教室の第2部がスタート。ゲーム感覚で使いながら正しいスイングを見つけることを目的に、奥原さんの依頼でミズノが試作した「のんちゃんスティック」を紹介。2つの異なる形状のスティックで、1本は円柱のスティック状で、もう1本は細長い羽子板のような形をしています。これでシャトルを打つのですが、どちらもラケットのフレームより面積がかなり小さいので、なかなか当たりません。ラケットの中央でシャトルを打つための練習で、きちんと芯を捉えると、シャトルは「カン」と気持ちのいい音を立て、まっすぐ前に飛んでいきます。奥原さんは「ラケットの真ん中に当てるようにイメージしながら打って」と話しました。


打ち合い練習の相手をする奥原さん

 子どもたちは9つのコートに分かれ、JR北海道バドミントン部の選手と1対1の全面ラリー。奥原さんは全てのコートを回り、参加者全員とラリー。五輪メダリストと直接対決できるなんて、めったにない経験とあって、子どもたちは緊張した様子でしたが、奥原さんは打ち合いが終わると「OK!」とにこやかに声をかけてくれるので、子どもたちも笑顔に。中には、奥原さんが拾えないようなナイスショットを繰り出す子どももいて、会場は盛り上がりました。


抽選会で商品を手渡す奥原さん

抽選会やミズノ製品のお試し 味の素の栄養講習会も開催

 最後に、ミズノのラケットやシューズなど豪華商品が当たる「お楽しみ抽選会」が開かれました。奥原さんが抽選箱から券を引くたび、会場から拍手や歓声がわきました。


子どもたちにメッセージを送る奥原さん

 奥原さんは「今日はみなさんが一生懸命1日を過ごしてくれてうれしいです。(勝負では)勝つ人がいれば、負ける人もいる。勝ち負けがすべてではないし、負けても学ぶことがあります。バドミントン競技を通じて、これからも学び続けてください」と子どもたちにメッセージを送りました。


ミズノコーナーでラケットを選ぶ子どもたち

 会場にはミズノのシューズやラケットを並べた「ミズノコーナー」も開設されました。自由に試し履きや試打の体験ができ、イベント用に貸し出しもしていました。ミズノコーナーでは、「のんちゃんスティック」でシャトルを打ち返すことができるとミズノ製品がプレゼントされるゲームも実施し、イベントの合間に保護者らが挑戦し、楽しんでいました。


味の素ブースでは、献立の提案も

 また、開会前には、奥原さんの栄養のサポートをしている味の素もブースを出展し、栄養講習会も開催されました。味の素「ビクトリープロジェクト®」の上野さんは「体を『つくる』働きのある肉や魚、大豆などのタンパク質、『動かす』働きのあるコメなどの主食、『整える』働きのある野菜やフルーツなどのビタミンをバランス良くとることが必要」と説明。①主食②主菜③野菜やキノコなどの副菜④牛乳や乳製品⑤汁もの-の「5つの輪作戦」で献立を組み立てるようすすめました。


食事講習会で耳を傾ける保護者ら

 また、上野さんは「エネルギーは使う前に貯める、使ったら補充することが必要。エネルギー不足では全力で動くことができず、バテやすく、集中力も低下する」として、試合の前後に、糖質や炭水化物を含み、脂質の少ない、ゼリー飲料やおにぎり、果物、ようかんなどの和菓子を食べることも提案。白いご飯を50グラム程度の小さなおにぎりにして、「ほんだし」を混ぜた「パワーボール®」など、調理が簡単で食べやすい補食も紹介しました。
 ミズノ主催のFOLLOW YOUR WILLバドミントンセッションはバドミントンで生まれる意思や個性を大切にしフォローしていくメッセージのもと、全国で開催を計画しています。