初夏の札幌にふわふわと舞う白い綿毛の正体は?
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札幌の街も初夏の陽気が訪れ、季節の花も咲き始めています。
そんな札幌で毎年5月末から6月にかけて見られる光景があります。それは、まるで季節外れの雪のように、空中をふわふわと舞っています。
その正体、実は
「ポプラの綿毛」なんです。
札幌市民であれば、初夏の風物詩としておなじみでしょう。ですが、この綿毛の正体や、初夏に舞う理由についてご存知でしょうか?
ポプラの綿毛に関する疑問についてまとめました。
雪のように舞う綿毛の正体は【ポプラ】
札幌市内では、5月末から6月にかけて舞う綿毛の正体は、ポプラ(Populus属)の種子を包む綿毛です。
ポプラの木は、早春に花を咲かせ、その後、果実が熟して割れ種子である綿毛が風に乗って飛び散ります。
札幌では北海道大学や北海道庁旧庁舎、北海道立近代美術館にポプラの木があり飛んできているようです。
その中でも北海道大学のポプラ並木は、観光名所としても有名で、約80mのポプラの並木道は北海道大学のシンボルともいえる風景です。
なぜこの時期に札幌で発生する?
ポプラの綿毛は、気温がぐっと上がり始める5月末から6月に種子が成熟し、綿毛が飛び散ります。その綿毛が風に乗って街中でも見られるようになるります。
ポプラは比較的成長が早く、都市の緑化に適しているため、公園など多くの公共スペースにも植えられています。
ほかにも牧場の防風林としても利用されていて、北海道らしい景色の一つでもあります。
花粉ではないのか?
安心してください!
ポプラの綿毛は花粉ではなく、【種子】です。種子を包んで、風に乗って運ばれることで新たな場所にポプラの木を繁殖させるためのものです。
アレルギー反応を引き起こすことはなく、花粉症の原因にはなりません。
とはいえ、花粉症の方は、ついつい鼻や口を隠したくなりますよね。