【札幌】市内を満喫!サクッと巡る!おすすめスポット4選 2024春
札幌は地方都市ながら、豊かな自然、歴史、文化、グルメなど、様々な魅力が詰まった場所。比較的渋滞が少ないので、車での移動でも効率よく観光することができます。
この記事では、札幌へ来た方がサクッと観光したいなぁという方におすすめですが、札幌に暮らしていても案外行ったことがない(数年行ってない)という方にもおすすめのスポットです。
記事内では車で移動するイメージでルートのリンクを貼っていますが、バスや地下鉄移動でも周りやすいスポットにフォーカスしました。定番観光スポットから穴場スポットまで、ちょっと時間があるときにでも。
1. さっぽろ羊ヶ丘展望台
札幌市街を一望できる丘陵地帯にある観光スポット「さっぽろ羊ヶ丘展望台」。ウィリアム・スミス・クラーク博士の立像が建つ場所として有名ですね。立像の後ろには牧草地が広がり、近隣にある札幌ドームが見えます。
例年ゴールデンウィークの頃には羊の放牧や、約10万株の芝桜の開花などを楽しむことができます。約170頭の羊が放牧されていて、それらが草を食む牧歌的な風景が広がる中、札幌の街並みや、羊たちの姿を眺めながら、ゆったりとした時間を過ごせる場所です。
クラーク像以外にも…
「さっぽろ羊ヶ丘展望台」といえば、クラーク博士像との記念撮影が"お約束"ですが、敷地内には、さっぽろ雪まつりの歴史をパネルや写真、雪像模型などで紹介する「さっぽろ雪まつり資料館」、札幌冬季オリンピック(1972年)で、オーストリアの選手村として建築され、五輪終了後に展望台へ移築された「オーストリア館」などもあります。
また、レストハウスでのジンギスカン、テイクアウトコーナーでは羊ヶ丘ソフト(ソフトクリーム)といった食の名物も。
2. 北海道神宮
円山公園に隣接した「北海道神宮」は、1869(明治2) 年に創建され、明治天皇をはじめ 4 人の祭神が祀られている自然豊かな神社。春には桜や梅、ツツジなど、さまざまな花が咲き誇る美しい場所です。
桜よりも早く開花し、春の訪れを感じさせてくれるのが梅。約250本の梅が植えられて、開花時期は例年4月中旬から下旬ころ。その後、4月下旬から5月上旬には約1400本植えられている桜が見頃になります。ソメイヨシノ、シダレザクラ、ヤエザクラなど、さまざまな種類の桜が楽しめます。
5月中旬から下旬には、約2000株のツツジが開花時期を迎え、赤、ピンク、白など、さまざまな色のツツジが楽しめます。
本殿以外に3つの境内社
「北海道神宮」の境内にあるのは本殿だけでなく、3社の境内社があります。
開拓神社
一つめの「開拓神社」は、北海道を命名した松浦武四郎をはじめ、開拓に尽力した37人が祀られています。1938年に創建され、仕事運や勝負運が上がるとされ、強力なパワースポットとして人気。
鉱霊神社
二つめは北海道は過去に炭鉱で栄えた街が多数あったため、その鉱山殉職者を慰霊する「鉱霊神社」。1949年に北海道神宮に移設され、現在は交通安全などを祈願する人が訪れています。
穂多木神社
三つめは「穂多木神社」。北海道経済の礎を築いた北海道拓殖銀行の功労者をまつるために建てられ、1950年に北海道神宮境内に移設されました。ブロンズでできた2匹の狛犬があり、金運アップのご利益があるとされています。
参拝の合間に寄りたい甘味処
参拝や境内散策の合間にひと休みできる甘味処が2か所あります。それが「六花亭神宮茶屋店」と「神宮茶屋」。
六花亭 神宮茶屋店
店頭には「六花亭」で人気のお菓子が並ぶ中、ここでしか食べられないのが「判官さま」。レジカウンター横の鉄板で焼かれている「判官さま」は、そば粉が入ったお餅の中に、餡がたっぷり入っていて、いつでも焼きたてが提供されます。
外は香ばしく、中はやわらか。店内に腰掛けてお菓子を食べられる小スペースもあります。
神宮茶屋
きのとやグループが運営する「神宮茶屋」は、2019年9月にオープンした境内二つめの甘味処。こちらの名物が「焼きたて福レ餅」。大福を熱々の鉄板に挟み焼くことで、外側はパリパリ、中はもっちりとした食感にしています。
こちらはソフトクリームも人気で、お店の前で食べている方々を多く見かけます。
3. 札幌市円山動物園
北海道神宮から少し坂を登った場所にあるのが「札幌市円山動物園」。動物の種類が豊富で、シロクマ、レッサーパンダ、ペンギン、爬虫類など約100種、約1,700頭の動物が飼育されています。
園内は広々としていて、自然豊かな環境で動物たちを観察することができます。親子連れで楽しめる施設やイベントが充実。園内には遊具やレストランもあります。
大野池(北海道大学構内)
羊ヶ丘展望台〜北海道神宮〜円山動物園ときて、モエレ沼公園…といきたいところですが、ちょっとアクセスが悪い。中心部でいえば中島公園も良いスポットですが、ちょっと穴場を。
それは、札幌中心部にある北海道大学の広大なキャンパス内にある「大野池」。1970年代後半、工学部の大野和男教授が、湿地帯に変わり果てた池をもとの姿に戻そうと尽力し、徐々に再生されたため「大野池」と呼ばれるようになったそう。
北13条門から入り、有名ないちょう並木を過ぎると「大野池」が見えてきます。小さな池ですが、蓮が繁茂し、時々つがいのカモが気持ちよく水面に浮かんで休んでる姿を目にします。
池のふちには木道があり、散歩やジョギングをする方、ベンチで読書ををする方など、市民の憩いの場として親しまれています。
あとがき
札幌市内中心部を起点として、さほど移動時間を要さずに都会の雑踏から離れて、自然を感じられるスポットをピックアップしてみました。今回はコースとしてご紹介しましたが、ちょっとした空き時間に気分転換がてら、どこか1か所だけショートトリップ感覚で行ってみるのもいいかもしれません。