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【大沼、木古内、松前、江差編】函館だけで終わるのはもったいない!道南エリアの「一人旅」おすすめスポット

【大沼、木古内、松前、江差編】函館だけで終わるのはもったいない!道南エリアの「一人旅」おすすめスポット

一人でも訪れやすい旅先をまとめた「一人旅」おすすめスポットシリーズ、今回は函館以外の道南エリア編です。

観光地として有名な函館ですが、周辺にはそれ以外にも見応えのあるエリアがたくさんあります。道南を訪れたら、函館だけで終わらせるのはもったいない!気の向くままに旅を楽しむ「一人旅」ならではのおすすめの過ごし方をまとめました。ぜひ参考にしてくださいね。

記事内の情報は2025年7月25日時点のものです。最新の情報は公式サイトでご確認ください。

大沼


活火山・駒ヶ岳の裾野に広がる、広大な自然公園「大沼国定公園」。大沼、小沼、じゅんさい沼などの湖沼を擁し、豊かな緑と水辺がつくる風景は「日本新三景」のひとつに選定されています。湖畔散策やさまざまなアクティビティなどのアウトドア体験が楽しめる大沼国定公園で、特におすすめの過ごし方をピックアップしてご紹介します。

大沼・小沼湖畔遊歩道を歩く


大沼公園広場から湖に浮かぶ小島を、太鼓橋などの橋で結んだ遊歩道。長さが異なる4つの自然散策コースからチョイスして楽しむことができます。大沼を十分に楽しみたいなら7つの島を巡る一周約50分の散策コース「島巡りの路」がおすすめです。駒ヶ岳の雄大な姿を眺めながら島々を巡り、大沼の魅力を満喫することができます。


「大島の路」は15分程で気軽に歩けるコース。路の途中にある、名曲『千の風になって』のモニュメントは、芥川賞作家の故・新井満氏が大沼の別荘で訳詞・作曲をしたことにちなんで作られたものです。新井満氏も愛した大沼の四季折々の景色を楽しみながら歩くことができます。


大沼・小沼湖畔遊歩道

住所
北海道亀田郡七飯町大沼町
電話番号
0138-67-2170(大沼国際交流プラザ)
営業時間
散策自由

大沼遊船で大沼・小沼をめぐる


船上から美しい湖や周辺の景色が満喫できる遊覧船「大沼遊船」。大沼湖に浮かぶ小島の間を縫うように進み、小沼湖を周る約30分の島巡り一周コースが人気です。地元ガイドが楽しく解説してくれ、のんびりとクルージングを楽しめます。一人から気軽に参加ができるので、一人旅におすすめですよ。活火山駒ヶ岳のパワーを近くで感じたり、湖上の水鳥を眺めたり。大沼の自然豊かな景色をより近くで感じられます。


大沼遊船

住所
北海道亀田郡七飯町大沼1023-1
電話番号
0138-67-2229
営業時間
9:00~16:20(夏期)、8:30~15:30(冬期)
定休日
無休
備考
「島巡り一周コース」料金:大人1,460円、小人(6〜12才)730円

北斗市


豊かな自然と新鮮な海の幸が魅力の北斗市。津軽海峡を望みながら走る「道南いさりび鉄道」に乗って移動するのもおすすめです。気動車改装したカラフルな列車「ながまれ海峡号」は、地元食材を活かしたグルメと車窓からの景色を満喫できることで人気の車両。通常約1時間の函館駅〜木古内駅間を、約4時間かけて走る貸切観光列車です。「ながまれ」は、道南地方の方言で「のんびりして」「ゆっくりして」の意味。のんびりとした景色や食事を楽しみながら、道南エリアを移動してはいかがでしょうか。

PATTISSERIE ジョリ・クレール


道南いさりび鉄道「清川口」駅から徒歩5分、北海道産の新鮮素材を使ったスイーツや焼き菓子が人気のお店「PATTISSERIE ジョリ・クレール」。名物は、その名の通りしっとりもちもちの食感の「もち×もちシュー」(1個220円)北斗市産米の「ふっくりんこ」を使用し、中にクリーミーなカスタードがたっぷり入った人気商品です。さらにおすすめは、北斗市の公式キャラクターでちょっぴり不気味な見た目が“キモかわいい”と人気の「ずーしーほっきー」が描かれた「もち×もちエクレア」(1個280円)。こちらも「ふっくりんこ」を使用したもちもちの生地に、パリパリのチョコレートがのった美味しい&かわいい一品。お土産にもおすすめです。


PATTISSERIE ジョリ・クレール

住所
北海道北斗市中央2丁目1-5
電話番号
0138-73-0370
営業時間
10:00〜19:00
定休日
無休

燈台の聖母 トラピスト修道院


1896(明治29)年に創立された日本最初の男子修道院。道南いさりび鉄道「渡島当別」駅から徒歩20分のところにあります。修道院に続く道や周辺の散策路は木々や草花に包まれ、四季それぞれの美しい姿が楽しめます。修道院では創立当時から開墾や農耕、牧畜が盛んに行われ、トラピストバターやクッキーなどは北海道を代表する観光みやげ品として知られています。トラピストバターを使用した「ソフトクリーム」(450円・3月15日〜12月24日)、「トラピストバター飴ミックス」「トラピストジャム」など、おすすめはたくさん。ソフトクリームを片手に休憩したり、お買い物をしたりして楽しんでくださいね。


燈台の聖母 トラピスト修道院

住所
北海道北斗市三ツ石392
電話番号
0138-75-2108
営業時間
見学自由(外観のみ)、売店は9:00〜17:00(10月16日〜3月31日は8:30〜16:30)
定休日
売店休業日:12月25日、年末年始

【木古内】レストラン どうなんde’s


北海道新幹線・道南いさりび鉄道「木古内」駅すぐ、「道の駅みそぎの郷きこない」の中にある「レストラン どうなんde’s」。地元木古内産や道南各地の食材を集め、本来の持ち味を引き出すイタリア料理を提供するレストランです。シェフおすすめの「アマトリチャーナ」(単品1,100円)は道産玉ねぎとたっぷりベーコン、ハーブが香るピリッと辛いトマトソースパスタ。ランチタイムはプラス500円でサラダ・スープ・塩パン・ドリンクorジェラートがセットにできてお得です。


「道の駅みそぎの郷きこない」は地域の特産材である「道南杉」を内外装に使用し、無垢の杉材の香りや手触りを感じ取ることができる落ち着いた空間。ショッピングエリアでは木古内町周辺の渡島西部4町と檜山南部5町の新鮮な産直品や特産品を集めて販売しているので、ランチの後にはお買い物を楽しむのもおすすめです。


レストラン どうなんde’s

住所
北海道上磯郡木古内町字本町338-14
電話番号
0139-6-7210
営業時間
ランチ11:00~14:30(L.O.14:00)
ディナー17:30~21:00(L.O.20:45)※要予約
定休日
不定休

松前町


松前町は北海道の最南端に位置する、北海道唯一の城下町松前城や武家屋敷など当時の面影を残す史跡が点在し、江戸時代の街並み歩きが体験できます。松前町に行ったら立ち寄りたいおすすめスポットを、ピックアップしてご紹介します。

白神岬


北海道最南端の岬で、青森県竜飛岬までは約19.2km。晴れた日には対岸の風車まで見渡すことも。雄大な津軽海峡を一望できるスポットです。また、春と秋には渡り鳥の中継地となることでも知られ、時期によって300種類の野鳥が観察されるバードウォッチングスポットとしても人気です。松前公園や松前城資料館まではバスで20分ほどと少し離れていますが、時間があれば景色を眺めに立ち寄るのがおすすめ。


白神岬

住所
北海道松前郡松前町字白神
電話番号
0139-42-2726(北海道まつまえ観光物産協会)
営業時間
見学自由

松前公園


松前城、寺町、松前藩屋敷など広いエリアの公園「松前公園」。2004年に北海道遺産に選定された松前城を中心とする一帯は、「美しい日本の歴史的風土100選」に選ばれ、国内外の多くの観光客で賑わいます。商屋や番屋など、幕末の松前を再現した建物が13棟並ぶ「松前藩屋敷」は、歩くだけで江戸時代へのタイムスリップが楽しめます。甲冑着付け体験や松前藩屋敷ガイド(有料・要予約)なども用意されており、より深く楽しみたい方におすすめです。


松前公園は「さくらの名所100選」に選ばれた地としても有名です。例年4月下旬から5月中旬にかけて「松前さくらまつり」が開催。国の重要無形民俗文化財である「松前神楽」や郷土芸能の公演、桜のライトアップなどが行われ多くの人が訪れます。松前城の白い天守閣と桜のコントラストは見事な眺めです。


松前公園

住所
北海道松前郡松前町字松城
電話番号
0139-42-2726(松前観光協会)
営業時間
見学自由

江差町


江戸末期、ニシン漁で栄えた町・江差町。今なおその時代の名残を感じさせる歴史的建造物や史跡が建ち並ぶ独特な景観が魅力の街です。江戸末期の商家町にタイムスリップをしたような気分で、街歩きを楽しみましょう。

旧中村家住宅


江差の商家建築の代表的な造りが見学できる「旧中村家住宅」。越前石を積み上げた土台にヒバを主材料にした二階建ての建物で、主屋・文庫蔵・下ノ蔵・ハネダシという4棟が一列に立ち並んでいることが特徴です。1971(昭和46)年に国の重要文化財に指定され、現在は建物内部で北前船貿易やニシン漁に関する資料を見学することができます。


旧中村家住宅

住所
北海道桧山郡江差町字中歌町22
電話番号
0139-52-1617
営業時間
9:00~17:00
定休日
年末年始(11〜3月は月曜日、祝日の翌日休)
備考
入館料:大人300円、小中高生100円

旧檜山爾志郡役所(江差町郷土資料館)


1887(明治20)年に建てられた西洋風建築「旧檜山爾志郡役所(江差町郷土資料館)」。檜山郡と爾志郡を管轄する郡役所として建てられ、その後、江差警察署や江差町役場分庁舎などに使われ続けましたが、現在では北海道に現存する唯一の郡役所建物となりました。1992(平成4)年、北海道の有形文化財として指定され、文化財としての建物とともに、郷土資料館として町の自然や歴史に関する資料を展示しています。


天井や壁に貼られている華麗なクロスや優雅な螺旋階段、バルコニーから眺める景観など、写真映えスポットもたっぷり。カメラ片手にゆっくり眺めてくださいね。


旧檜山爾志郡役所(江差町郷土資料館)

住所
北海道檜山郡江差町字中歌町112
電話番号
0139-54-2188
営業時間
9:00〜17:00
定休日
年末年始(11〜3月は月曜日、祝日の翌日休)
備考
入館料:300円(旧中村家住宅、旧関川家別荘との共通入館券500円)

【一人旅おすすめ宿】函館大沼 鶴雅リゾート エプイ


北海道の豊かな自然の中でリゾートステイを堪能できるリゾートホテル「函館大沼 鶴雅リゾート エプイ」。雄大な自然に囲まれたロケーションの中で、五感の全てが満たされるような滞在が叶います。北海道らしいハーブと花のガーデンや、大沼ならではの美味しい食事も魅力。一人旅には【誕生月を優雅に愉しむ一人旅プラン】がおすすめです。誕生月の宿泊限定で、バーラウンジにて「誕生石カクテル」1杯付き&お土産のフォトフレーム付きのプランは、自分への誕生日プレゼントにぴったり。


上記プランでの夕食は、大沼を中心に半径50マイル(約80km)圏内の厳選した旬の食材を使って提供するフレンチのコース。大沼スローフードの美味しさを存分に味わえる贅沢なコースです。


部屋は露天風呂付きのツインルーム、スパリビング付きのツインルーム、ダブルベッドルームなどからチョイスが可能。自然との一体感を大切に、ナチュラルなインテリアで揃えられた落ち着いた客室は旅の疲れを癒してくれます。「エプイ」とはアイヌ語で「樹々の花や実」という意味。花と緑に囲まれた絶好の宿で、リラックスステイを楽しんでください。

豊かな自然と歴史が感じられる道南エリアで一人旅を


山と海に囲まれた道南エリアには、雄大な自然が広がる大沼、城下町の空気に触れられる松前町、江戸時代へのタイムスリップ気分が味わえる江差町…と、魅力的な街が多くあります。函館だけじゃない、もっとディープな道南への一人旅のおすすめスポットをご紹介しました。自分へのご褒美に、疲れた体のリフレッシュに、新たな『好き』との出会いに…。ぜひ、道南エリアへお出かけしてくださいね。


この記事を書いたモウラー

モウラー

maiko

札幌在住のライター。
毎日がもっと楽しく、週末がもっと楽しみになるようなお出かけ情報を中心にお届けします。
一児の母で絶賛子育て中。