
【富良野・美瑛編】丘陵地帯ならではの美景を求め「一人旅」おすすめスポット
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一人でゆっくりと景色を眺め、気の向くままに散策をすれば、日々の喧騒を忘れリフレッシュできます。北海道の短い夏を彩る鮮やかな花々が特徴の富良野・美瑛エリアは、そんな一人旅にぴったりのエリアです。
旅の間に写真を撮りたくなるような風景に出会うこと間違いなしなので、お気に入りのカメラを持って旅に出るのもおすすめです。一人旅初心者にも上級者にもおすすめのスポットをまとめた「一人旅」おすすめスポットシリーズ、ぜひ参考にしてくださいね。
パッチワークの路
色合いの異なる作物の畑がまるでパッチワークのように連なることから「パッチワークの路」と呼ばれる、国道237号と452号で挟まれた広大な丘陵地帯。夏は緑や黄色、茶色の鮮やかな色合いが際立ち、春にはピンクと白の桜が咲き誇る姿が見られます。同じ畑でも連作を避け、異なる作物を育てていることから、季節だけでなく訪れるタイミングによっても風景が微妙に異なるのが特徴です。その時だけの特別な風景を求め、何度も足を運ぶ人も多いのだとか。
四季の情報館
明日5/1より、美瑛町観光協会 四季の情報館の開館時間が変更、閉館が18:00となります。#biei #美瑛 #四季の情報館 #観光案内 pic.twitter.com/q9HPOkWeBZ
— 美瑛町観光協会@美瑛子 (@Okanomachi_biei) April 30, 2022
JR美瑛駅そばにある観光情報館。地図や観光パンフレットが手に入るのはもちろん、丘のまち・美瑛の見どころや飲食店の情報なども知ることができるのでまずはここに立ち寄るのがおすすめです。観光スポットを周遊する「美遊バス」のチケットも販売しています。
- 住所
- 北海道上川郡美瑛町本町1丁目2-14
- 電話番号
- 0166-92-4378
- 営業時間
- 8:30〜18:00(11〜4月は〜17:00)
- 定休日
- 年末年始
ぜるぶの丘
丘にさまざまな花が植えられ、色鮮やかな風景が見られる「ぜるぶの丘」。美瑛の花スポットとして、見逃せない花畑です。約8haの敷地には、約3,000本のラベンダー、ひまわり、ポピーなどが咲き誇り、秋まで散策を楽しむことができます。美瑛の丘や十勝岳連峰、旭岳を望むメインの花畑はとてもカラフル。園内は有料のバギーやカートでめぐることもできるので、撮影ポイントを探しながらゆっくりとお散歩を楽しんでください。敷地内にはお土産ショップやレストランなども。
- 住所
- 北海道上川郡美瑛町大三
- 電話番号
- 0166-92-3160
- 営業時間
- 4月下旬〜10月9:00〜17:00
- 定休日
- 不定休(冬季休業)
- 備考
- 入園無料
道の駅びえい「丘のくら」
美瑛駅そばの「道の駅びえい『丘のくら』」は、大正初期の美瑛軟石造りの倉庫を改装した建物で、撮影スポットとしても人気。美瑛産にこだわったソフトクリームやコロッケなどの軽食、カレー・ラーメンなどのオリジナルメニューが楽しめるほか、美瑛ならではのお土産や雑貨なども手に入ります。イベントスペースでは美瑛に縁のある人々の写真展や個展を定期的に開催しているので、美瑛を訪れた際には毎回立ち寄りたいスポットです。
- 住所
- 北海道上川郡美瑛町本町1丁目9-21
- 電話番号
- 0166-92-0920
- 営業時間
- 6~8月9:00~18:00、3~5月・9~11月9:00~17:00、12月~2月10:00~17:00
- 定休日
- 年末年始
パノラマロード
美瑛南東の丘が連なる「パノラマロード」エリア。JR美瑛駅とJR美馬牛駅の中間にあたり、周囲を360度見渡せる高台が多いので人気の観光ルートとなっています。エリアをすべて巡ると車でも1日がかりなので、ポイントを絞っていくつか訪れるのがおすすめ。初夏〜夏にかけてはレンタサイクルで電動自転車を予約し、サイクリングをするのも良いでしょう。
ここではそんなパノラマロードエリアにある、カメラ旅にもおすすめの絶景撮影スポットをピックアップしてご紹介します。
三愛の丘展望公園
ゆるやかに起伏した農地や十勝岳連峰が一望できる「三愛の丘展望公園」。北海道を代表する山々の四季折々の風景が楽しめます。特に新緑の時季には心地良い空気を吸ってリフレッシュできるので、旅のはじめにまず訪れるのもおすすめです。美瑛らしい、美しい丘がどこまでも続く景色の撮影ができます。
- 住所
- 北海道上川郡美瑛町みどり
- 電話番号
- 0166-92-4378(美瑛町観光協会)
- 営業時間
- 入園自由
千代田の丘
牧場の「ファームズ千代田」にあるビューポイントの丘、「千代田の丘」。とんがり屋根をモチーフにした丘の上に立つ展望台からは360度の景色を見渡すことができます。「ファームズ千代田」にはキャンプ場も併設しており、牧場に囲まれた雄大な自然の中でキャンプ泊ができます。ソロキャン好きの方にはキャンプ場利用もおすすめです。
- 住所
- 北海道上川郡美瑛町春日台4221
- 電話番号
- 080-6064-0174(ファームズ千代田ふれあい牧場)
- 営業時間
- 9:00〜17:00
- 定休日
- 無し
- 備考
- 入場無料
ショッピングにも、グルメにも!【新富良野プリンスホテル周辺】
「ニングルテラス」などのお買い物スポットや、チーズ、スイーツ、グルメが充実するのが新富良野プリンスホテル周辺。花と緑あふれるこのエリアでちょっぴりスローな1日を過ごしませんか。
ニングルテラス
脚本家・倉本聰氏プロデュースの「ニングルテラス」は「新富良野プリンスホテル」敷地内の森の中にあるショッピングエリアです。“ニングル”とは、倉本聰氏の作品に登場する、北海道の森に住む「森の知恵者」のことだそう。遊歩道に沿ってログハウスタイプのショップが並び、自然をテーマにしたクラフト作品を手に取って選ぶことができます。
「森のろうそく屋」では木の切り株や自然をテーマにした手作りのキャンドルが所狭しと並びます。一つずつ丁寧に作り上げた木やガラスの万華鏡や万華鏡手作りキットを販売する「小さな宇宙 万華鏡の家」、雪の結晶をモチーフにした銀細工アクセサリーのお店「富良野銀細工 雪の結晶」、身近な自然の素材で家族を表現する作品“小さな家”を取り扱う「小さな家の家」など、ここでしか手に入らない個性的なアイテムが勢揃い。各店の営業時間は天候や季節によって変わるので、あらかじめチェックをしてからの訪問がおすすめです。
- 住所
- 北海道富良野市中御料
- 電話番号
- 0167-22-1111(新富良野プリンスホテル)
- 営業時間
- 夏季11:00〜19:45、冬季12:00〜20:45(各店舗により異なる)
- 定休日
- 各店舗により不定休あり
富良野チーズ工房
ナチュラルチーズ、アイスクリームなどの乳製品やピザを作る工程を見学でき、味わえる工房「富良野チーズ工房」。館内には乳搾り体験ができる模型やチーズの歴史を紹介するコーナー、チーズ職人になれる記念撮影コーナーがあり、子どもから大人まで楽しめます。バター、アイスクリーム、チーズは手作り体験が可能。空きがあれば当日参加もOKです。
「ピッツァ工房」では本場のまき窯で焼いたピッツァが人気です。外はカリッと、中はモチっとした生地のピッツァに、チーズ工房で作った5種類のチーズがトッピングされた「ふらのチーズスペシャル」(2,150円・ホールサイズのみ)など、新鮮なオリジナルチーズをたっぷり使ったピッツァは一度は食べたい絶品です。
- 住所
- 北海道富良野市中五区
- 電話番号
- 0167-23-1156
- 営業時間
- 9:00〜17:00(11〜3月は〜16:00)
- 定休日
- 年末年始
中富良野・上富良野エリア
このエリアには、北海道の夏の風物詩となったラベンダー畑が点在して広がります。ラベンダーは7月になると丘一面に広がるので、この時期の訪問がやはりおすすめ。ラベンダーの香りに包まれてのんびりお散歩をするもよし、ラベンダーのお土産やグルメを楽しむのもよし。花々に癒される旅を楽しんでください。
ファーム富田
ラベンダー畑の代表的な存在が「ファーム富田」。園内には14の花畑があり、色とりどりの花を楽しむことができます。4種類のラベンダーが植えられた「倖(さきわい)の畑」は美しい紫色のグラデーションが見どころ。日本で最も歴史のあるラベンダー畑「トラディショナルラベンダー畑」は、花越しに富良野盆地の田園風景と十勝岳連峰が見えます。
ファーム富田にはショップやカフェも充実。「花人の舎」2階の「香りの体験室」では、5品種のラベンダーオイルから選び無料で香りのしおりを作ることができます。品種による香りの違いを楽しみながら思い出の品が作れる楽しいスポットです。
さらに園内の至る所で販売しているソフトクリームもぜひ食べておきたい名物。ラベンダーエキス入りのオリジナルソフトクリーム「ラベンダーソフトクリーム」(コーン400円、カップ350円)はラベンダーの香りが爽やかな人気商品です。
- 住所
- 北海道空知郡中富良野町基線北15号
- 電話番号
- 0167-39-3939
- 営業時間
- 8:30~18:00(時季・施設により変動あり)
- 定休日
- 無し
- 備考
- 入園無料
フラワーランドかみふらの
雄大な十勝岳連峰を一望できる花畑「フラワーランドかみふらの」。こちらのラベンダーの品種は原種に近い真正ラベンダー「バイオレットメモリー」が主体です。より色鮮やかで香りも良く、見応えがあるラベンダーとして知られています。
園内では多くの体験イベントも開催中。ラベンダーポプリを入れて作る手作りの「安眠わたまくら」(1回1,000円・定員50名)は人気ナンバーワン。5〜9月に開催されており、10分程度で完成するので自分へのお土産としておすすめです。
- 住所
- 北海道空知郡上富良野町西5線北27号
- 電話番号
- 0167-45-9480
- 営業時間
- 6〜8月9:00~18:00 (最終入園17:30、売店17:45CLOSE)、11月・3〜4月9:00〜16:00、5月、9〜10月9:00~17:00(最終入園16:30、売店16:45CLOSE)
- 定休日
- 11月・3〜4月土日祝日休、12〜2月休業
- 備考
- 入園無料
日の出公園ラベンダー園
ラベンダー発祥の地の記念碑があり、「ラベンダーの聖地」としても知られる「日の出公園ラベンダー園」。展望台の西側にラベンダー畑、東側には十勝岳連峰を望むことができます。品種は遅咲きの「おかむらさき」が中心なので、少しシーズンを遅れても眺めることができます。
2025年7月12日(土)〜21日(土)には「ラベンダーフェスタかみふらの」が開催され、19日(土)にはさまざまなステージイベントが催されます。イベント期間中はラベンダーが美しくライトアップされ、この時期だけの、幻想的な光の中に浮かぶラベンダーを鑑賞することができます。この時期に富良野を訪れる際にはぜひ立ち寄りたいイベントです。
日の出公園ラベンダー園
- 住所
- 北海道上富良野町東1線北27号
- 電話番号
- 0167-45-6983(役場企画商工観光課)
- 営業時間
- 見学自由
- 定休日
- 冬季閉鎖
『北の国から』の舞台、麓郷へ
ドラマ『北の国から』のロケ地になった麓郷は、いまでもファンが訪れる聖地として知られます。懐かしのロケ地を巡りながら雄大で美しい富良野を楽しむドライブはいかがですか。麓郷エリアで立ち寄りたい、おすすめのスポットをご紹介します。
拾って来た家-やがて町
ドラマ『北の国から』内で五郎が雪子のために建てた家が見学できます。五郎が廃材を集めて作ったこの家は、大量廃棄社会への警鐘が含まれており、ファンのみならず多くの人が訪れます。内部のアトリエも見学が可能。敷地内には五郎の「4番目の家」もあります。こちらも廃材を活用して作られた家で、玄関には五郎からのメッセージも残されたまま。
近郊には五郎が最初に住んだ「五郎の石の家」や、「3番目の家」「丸太小屋」がある「麓郷の森」もあるので、『北の国から』ファンはロケ地巡りをするのもおすすめです。
拾って来た家-やがて町
- 住所
- 富良野市麓郷市街地
- 電話番号
- 0167-23-3388(ふらの観光協会)
- 営業時間
- 9:30~18:00(最終入場17:30)(11月下旬〜翌4月中旬は10:00~16:00)
※変動する場合あり - 定休日
- 無し
- 備考
- 入場料金:大人500円、小学生300円
Glass Forest in FURANO
『北の国から』ロケ地を巡る麓郷エリアで、ぜひ立ち寄りたいスポットが「Glass Forest in FURANO」。ダイヤモンドダストをイメージして作られた「しばれ硝子」をはじめとしたガラス製品を販売する工房&ギャラリーです。「しばれ硝子」は使っているうちにひびの模様が増えていくという特徴があり、こちらのお店でしか手に入りません。テーマごとに7つの館に分かれ、ガラスアクセサリーやミニチュアガラスなど、多彩なガラス製品が揃います。(2025年6月現在5,6,7号館は休業中)
全て手作りで一つ一つ大きさや色合いは微妙に異なるため、通信販売は一切行っていません。ぜひお店に足を運び、大切な人や自分への贈り物にお気に入りの一品を見つけてください。
- 住所
- 富良野市麓郷市街地3
- 電話番号
- 0167-39-9088
- 営業時間
- 9:00〜18:00
- 定休日
- 水曜日、木曜日(祝日の場合は変動あり)
富良野・美瑛エリアで地元素材を美味しくいただこう
富良野・美瑛エリアは、豊富な野菜の産地として知られます。また、自然豊かな環境の中で北海道産の飼料を与え丁寧に飼育された、ふらの和牛、びえい和牛が全国的に有名です。旅行で訪れたらぜひ味わいたい、とっておきのおすすめグルメをピックアップしてご紹介します。
唯我独尊
富良野では地元の食材をたっぷり使ったカレーが人気のグルメです。中でも「唯我独尊」は富良野産の野菜をベースに29種類のスパイスをブレンドしたオリジナルカレーで地元客・観光客双方に人気のお店です。樹木が生い茂る森の中にあるログハウスのような建物にオープンテラスもあるので、自然を感じながら美味しいカレーを味わうことができます。
おすすめは「自家製ソーセージ付カレー」(1,550円)。富良野近郊で育ったヤマザクラのチップ・薪で燻製にした手作りのソーセージが付いた、癖になる美味しさです。このお店の有名な合言葉は、「ルールルルー」!ご飯が残っていれば、何度でもカレールーのおかわりが無料でできます。人気店かつ予約は不可なので、時間に余裕を持って来店するのがおすすめです。
- 住所
- 北海道富良野市日の出町11−8
- 電話番号
- 0167-23-4784
- 営業時間
- 11:00~21:00(L.O.20:30)
- 定休日
- 月曜日(祝日の場合は翌日休)
ファームレストラン千代田
入場無料のふれあい牧場「ファームズ千代田ふれあい牧場」内にあるカジュアルなレストラン、「ファームレストラン千代田」。牧場で育てた「びえい和牛」やしぼったばかりの濃厚な「ジャージー牛乳」が味わえます。おすすめは、ほろほろになるまでじっくり煮込んだびえい和牛の美味しさが際立つ「びえい和牛ごろごろビーフシチュー」(2,280円・ライス又はパン付)。美しい景色の中で、新鮮な食材を使った絶品を楽しんでください。
- 住所
- 北海道上川郡美瑛町(字)水沢春日台第1
- 電話番号
- 0166-92-1718
- 営業時間
- 11:00~20:00(変動あり要確認)
- 定休日
- 年末年始
【一人旅おすすめ宿】
大自然の中で過ごす一人旅の拠点となる宿選びは旅の幸福度を左右する大事なポイント。贅沢をしてとっておきのリゾートホテルを選ぶもよし、周りに自然以外の何もない小さな宿にこもるもよし。幸福なひとときが過ごせるおすすめの宿をピックアップしてご紹介します。
FURANO NATULUX HOTEL
ホテルで過ごす一日が特別になるようにと、インテリアデザインから家具、備品にいたるまで、ナチュラル&リラックスのコンセプトにこだわった「FURANO NATULUX HOTEL」(フラノナチュラクスホテル)。天井を高くし、寛ぎ感をアップさせた「カジュアルダブル」の客室は一人旅の拠点にも最適。富良野の新鮮な野菜など、素材をシンプルに提供するダイニングレストランでの食事も大きな楽しみの一つです。また、1階のリラックス・スパでは岩盤浴が設置され、旅の疲れを癒してくつろぎの時間を過ごすことができます(岩盤浴は女性用のみ/料金別途)。
- 住所
- 北海道富良野市朝日町1-35
- 電話番号
- 0167-22-1777
- 営業時間
- チェックイン15:00、チェックアウト10:00
- 備考
- カジュアルダブル1泊2食付13,700円〜
和raku-Tei
広大な田園に佇む、全4室、定員9名の小さな宿「和raku-Tei」。「おとなの隠れ家」をコンセプトに、インテリアや家具にも配慮し落ち着いた空間を演出。洋室シングルルーム「楽」は、ひとり旅に最適なコンパクトな客室ながら木のぬくもりが心地の良い空間で、女性ひとり旅でも安心して利用することができます。できる限り無添加な食材を使用した体に優しい朝食も魅力の一つです。また、お風呂は部屋ごとの貸切制。星空や紅葉が楽しめる露天風呂付のお風呂で過ごす時間は、心と体をリフレッシュできる最高の時間になることでしょう。
- 住所
- 北海道上川郡美瑛町美沢早崎
- 電話番号
- 0166-76-5222
- 営業時間
- チェックイン16:00、チェックアウト10:00
- 備考
- 洋室シングルルーム朝食付12,540円〜
心ときめく絶景に出会う一人旅
北海道の美しい自然が感じられる富良野・美瑛エリア。色とりどりのお花畑や新鮮な素材を使用したグルメなど、魅力たっぷりのエリアです。一人旅では気兼ねなく景色や美食にじっくり向き合いたいですね。
ラベンダーが咲く時期は混雑も予想されるので、時間に余裕を持って行動するのがおすすめです。自然の恵に感謝をしながら、心と体をリフレッシュする旅にぜひ出かけてくださいね。