
【地域みらい留学 in 北海道】「北海道の高校に行ってみたい」から始まった。月形高校で広がった、将来の選択肢
愛知県岡崎市出身の山田聡志也(やまだ・としや)さんは、中学3年生の夏に地域みらい留学を知り、北海道月形高校への進学を決意しました。現在は祖父母が暮らす浦臼(うらうす)町から通いながら、高校から始めたバレーボール部での活動や、地域でのボランティア、祖父母のバラ農家での手伝いなど、新しい環境で充実した日々を送っています。地元を離れて感じた自身の変化や成長、そして将来への思いについて、詳しくお話を伺いました。
進路を決めた、新しい環境に飛び込みたいという思い
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地域みらい留学を知ったきっかけと、進学を考え始めた時期について教えてください。
中学3年生の夏頃、ちょうど進路を本格的に決めなければいけない時期に、親戚から地域みらい留学を教えてもらいました。もともと両親が北海道出身ということもあり、「せっかくなら、北海道の高校に行ってみたいな」と自然に思うようになりました。そこから合同説明会に参加しながら学校探しを始めました。
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進学先に月形高校を選んだ理由は何だったのでしょうか?
高校がある月形町に隣接する浦臼町に祖父母が住んでいたので、そこから通学できる距離にあったことが最大の決め手でした。また北海道内にはさまざまな特色ある学校がありますが、月形高校は普通科なので、幅広い分野を学びながらその後の進路をじっくり選べる点に魅力を感じました。愛知県内でも高校の選択肢はたくさんありましたが、それ以上に「北海道という新しい環境に行ってみたい」という気持ちが勝っていましたね!
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両親に北海道の学校に進学したいと相談したときの反応や、進学前の不安はいかがでしたか?
両親に自分の思いを伝えたときは、「行きたいならがんばってきなさい」とすんなり背中を押してくれました。ただ、入学前は北海道には知り合いの同年代の友達が一人もいなかったので、最初は「誰も知らない環境で本当にやっていけるだろうか」という不安や緊張は少なからずありました。でも、月形高校のみんながすごく温かく迎えてくれたので、そんな心配もすぐに吹き飛びました。
月形で楽しむ、新しい挑戦の数々
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月形高校ならではの授業や取り組みについて教えてください。
月形町には「月形刑務所」があるのですが、授業の一環でその刑務官の方々から直接お話を聞いたり、実際に刑務所に足を運んだりする貴重な機会があります。月形刑務所に収容されている方は薬物関係の犯罪で入られている方が多いとお聞きし、薬物の危険性や依存性の恐怖、日常での防犯意識についての講話を受けました。今まで深く知らなかった世界や知識に触れることで、自分自身の中でも防犯に対する意識が強く芽生えました。
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学校生活で今一番力を入れていることは何ですか?
高校から新しく始めたバレーボール部での活動です。中学時代は特に部活に入っていなかったのですが、昔から体を動かすことが好きだったので、「高校に入ったら絶対に何か部活をやってみたい」と思っていました。ちょうど同じクラスの同級生も入ると言っていたので、自分も一緒に挑戦してみようと入部を決めました。
未経験からのスタートでしたが、週に5回の練習を重ねてレギュラーを取ることができました。部員は12人ほどで全員高校からのスタートですが、顧問の先生が経験者の方で、すごく熱心に教えてくれています。その甲斐あって、チームとして20年ぶりくらいに公式戦で1勝できたときは本当に嬉しかったです。夏からは新体制になったので、地区大会を勝ち抜いて全道大会に出場することを目標に頑張っています。
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授業や部活動以外には、どのような活動をされているのでしょうか?
学校や部活を通じて、地域のさまざまなボランティア活動に参加しています。町のイベントのお手伝いをはじめ、夏休みには小学生の宿題の丸付けを手伝ったり、地域の高齢者にスマホの使い方を教える講座を開いたりと、内容は多岐にわたります。
中でも特に印象に残っているのは、町のイベントで子どもたちの水鉄砲遊びの敵役を担当したときのことです。当日は近くの大学から来ている留学生たちも参加していて、みんなで全身びしょ濡れになりながら遊んだのが最高に楽しかったです。ボランティア活動を通して、愛知にいただけでは絶対に経験できなかったようなさまざまな体験をさせてもらっていると実感しています。
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はじめての北海道での生活はいかがでしょうか?
現在は浦臼町にある祖父母の家から、徒歩とバスを乗り継いで30分ほどかけて月形高校へ通っています。
北海道で迎えた最初の冬は、愛知とは比べものにならない雪の量にとにかく驚かされました! 歩道が除雪されていない日は足をとられて歩くだけで一苦労なんですけど、ツルツルに凍った道での歩き方を覚えたり、一面の銀世界の中を登校したりと、雪国ならではの発見ばかりです。愛知では絶対に味わえない新しい毎日を思いっきり楽しんでいます。
また、家での生活でも祖母がビニールハウスでバラを栽培する農家を営んでいるので、空いた時間に作業をたまにお手伝いしています。バラの葉っぱの間から次々と生えてくる不要な芽を摘み取る「脇芽取り」という作業を手伝うなど、北海道でのあたたかい日常を満喫しています。
将来は「人に関わる」仕事を
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地域みらい留学を経験して、自分自身の中でどのような変化や成長を感じますか?
留学を経験して自分の中で一番変わったと感じるのは、チャレンジ精神が身についたことです。生まれ育った愛知を離れて北海道の高校へ飛び込んだこと、未経験でバレーボールを始めたことや、地域のボランティア活動に積極的に飛び込むことも大きな挑戦でした。そして先日、生徒会役員選挙に立候補し、生徒会長に就任することになりました。これまでやったことがない新しいことにも、どんどん挑戦する姿勢が身についたのは、地域みらい留学があったからだと思っています。
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将来の進路や、やってみたい仕事についての思いを教えてください。
将来はさまざまな人と関わり、人の役に立てるような仕事がしたいと考えています。具体的に「〇〇がしたい」と考えているわけではないですが、友達からは「先生が向いているんじゃない?」と言われたこともあり、教育に関わる道も面白そうだなと考えるようになりました。
また北海道に来たばかりの頃は「高校を卒業したらすぐに愛知へ戻ろう」と思っていましたが、ここで生活していくうちに「必ずしもすぐ戻らなくてもいいのかな」と気持ちが変化してきました。高校卒業後もそのまま北海道の大学や地域に残る選択肢も含めて、自分の可能性を限定せずに幅広い選択肢を考えていきたいです。
- 住所
- 北海道樺戸郡月形町1056
- 電話番号
- 0126-53-2046
