【地域みらい留学 in 北海道】「落ち込んでいる暇がない」試行錯誤の毎日|大空高校で広がる可能性

【地域みらい留学 in 北海道】「落ち込んでいる暇がない」試行錯誤の毎日|大空高校で広がる可能性

「地元の高校でいいや」と考えていた中学時代から一転、もっと広い世界を見てみたいと北海道大空高等学校への進学を決めた門脇漣(かどわき・れん)さん。地域みらい留学を活用して始まった寮生活では、生徒が運営を担う「広報プロジェクト」や、寮の副寮長など、さまざまな活動に自ら手を挙げています。「挑戦する機会が多すぎて、落ち込んでいる暇がないんです」と語る門脇さん。進学を決めた理由から、目の前の活動へ向き合う姿勢、そして未来への展望についてお話を伺いました。

きっかけは「地元の高校でいいのか」という疑問


  • 地域みらい留学や大空高校を知ったきっかけについて教えてください。

    中学校のとき、学校側から「地域みらい留学というのがありますよ」とクラス全体に周知されたのが知ったきっかけです。元々は地元の高校でいいやと思っていて、高校に対する強いこだわりはなかったんです。でも、中学3年生の最後の最後になって、これから大人になっていくために、ただ「地元の高校でいいから」という理由だけで決めて本当にいいのかなと悩み始めました。もっとちゃんと考えて高校を選んで、自分の可能性や道を広げていった方がいいんじゃないかと思い始めたんです。

    そのタイミングで、地元の友達から「大空高校に一緒に行かないか」と誘われました。その友達のお兄さんが大空高校に通っていたこともあって。そこから「大空も考えてみようかな」と検討し始め、ギリギリのタイミングで進学を決めました。

  • 地元を離れて寮に入ることに、不安はありませんでしたか?

    自分は不安がそこまでなかったですね。小学生の頃からテニスをしていて、ペアがやめたことをきっかけに、他校の子と組んでいろんな地域の人たちと交流しながら大会に出る機会が多かったんです。だから、初めての人と関わることに対する抵抗や緊張感が元々あまりなかったので、不安はそこまで感じませんでした。親も自分の意見ややりたいことを尊重してくれるタイプなので、決めたことに対して素直に応援してサポートしてくれました。


生徒同士で教え合う授業と、学校祭での挑戦


  • 大空高校の授業で、印象的なものはありますか?

    数学の授業がとても特徴的で好きです。一般的な授業って、先生が黒板に書いた板書をノートに写してワークを解く形が多いと思うんですけど、大空の授業は全然違います。

    窓や壁に貼れるホワイトボードシートがあって、1グループ3人くらいに分かれて、立ちながら生徒同士で話し合って教科書の問題を解いていくんです。自分たちで会話しながら進めていくので、途中で飽きたり眠くなったりしないですし、すごく新鮮で面白いなと思いながら受けています。

  • 放課後はどのような活動をされていますか?

    「広報プロジェクト」という課外活動に参加しています。大空高校の日常風景や授業の様子を写真に収めて、公式Instagramで全国に向けて発信していく活動です。部活というよりは仕事のような感覚ですね。10人ほどのメンバーで曜日ごとに分かれて投稿を担当していて、毎日更新しています。写真を撮って文章を書き、先生方に確認してもらいながら上げています。「何を上げようか」と日常に注目して過ごすことで、1日の振り返りや楽しかったことの再確認にもなって、とてもやりがいを感じています。



  • 学校外でもいろいろな活動をされているみたいですね。

    先日は「地域みらいキャリア」という、地域を超えて全国の仲間と学ぶ探究プログラムに参加し、高知県の嶺北高校へ行ってきました。また、逆に大空高校に来てくれるみらキャリ生を迎えるプログラムにもメンバーとして参加して、企画や準備に携わりました。プログラム内のワークショップでは「高校生活の中でたくさんの人と交流する」という目標も掲げたので、これからもいろいろなことにチャレンジしていきたいと思っています!

  • 寮での生活はいかがですか?

    寮には男女合わせて60人ほどが暮らしていて、自分は4人部屋で2段ベッドを使って生活しています。千葉や東京、大阪、遠くは熊本やペルーから来ている子もいて、全国や海外のリアルな話が聞けるのがめちゃくちゃ楽しいです。生活面では家事の苦労というよりも、人数が多いので洗濯機の順番待ちなど、時間調整や譲り合いの配慮が欠かせません。

    また、男子の副寮長も務めています。点呼の前に現在の寮での課題や今後の予定などについて寮運営のグループで意見を交換したり、寮長やみんなのサポートができるように動いたりしています。少し前には寮主催の夏祭りがあり、自分はたこ焼きの屋台を出しました。もともと裏方の準備作業が好きなので、材料の買い出しからみんなで進めていくプロセスも含めてすごく楽しかったです。


失敗を怖がらず、いろんなことに挑戦して引き出しを増やしたい


  • 学校生活の中で、一番思い出に残っている出来事は何ですか?

    7月にあった学校祭ですね。クラスの出し物で「お化け屋敷」をやったのですが、それが一番楽しかったです。教室を使える期間が直前の1週間くらいしかなくて、準備の時間が短かったので、時間配分や作業を計画通りに進めるのが本当に大変でした。当日は自分が驚かす役をやったのですが、隠れるのではなく、椅子に座ってぐったりした状態から急に「バーッ」と動く仕掛けにしました(笑)。来校してくれたお母さんとおばあちゃんを含め、たくさんの人が驚いて楽しんでくれたので、頑張って作って良かったなと思いました。



  • 大空高校での生活を通して、ご自身の中で変わったと感じる部分はありますか?

    「何かに挑戦する行動力」が圧倒的に身についたと感じています。

    大空高校に来てからは、自分から動いて挑戦する機会や新しい体験の場面が多すぎて、失敗して落ち込んだり抱え込んだりしている暇がないんです(笑)。だからこそ、失敗を恐れるのではなく「これを次の糧にしよう」と即座に切り替えて、すぐ次の行動に移せるようになりました。学校祭の準備でみんなと意見を出し合ったり、自ら役職に手を挙げたりと、自分で動いて状況を変えていく力がついてきたなと感じます。


  • 将来の進路や、今後やってみたいことについて教えてください。

    今、なんとなく農業に興味が湧いていて、2年生になったら本格的に考えてみたいなと思っています。実家が農家というわけではないのですが、大空高校に来てから直感的に「やりたい」という思いが芽生えました。

    ただ、これから高校生活を過ごしていく中で、もっと別のことにも興味が出てくるかもしれません。だからこそ、何が来ても対応できるように、2・3年生になってもいろんなことに挑戦して自分の中の引き出しを多く持っておきたいです。自分のスケジュールをしっかり管理しながら、熱心に様々な活動に取り組んで、自分の可能性や幅をどんどん広げていきたいと思っています。



北海道大空高等学校

住所
北海道網走郡大空町東藻琴79番地4
電話番号
0152-66-2061

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この記事を書いたモウラー

モウラー

北海道地域みらい留学

地域みらい留学は、都道府県の枠を越えて全国の中学生が地域の高校に進学する新しい選択肢です。豊かな自然や多様な大人がいるコミュニティと出会い、3年間をかけて主体性・協働性・探究性・社会性を育みます。