</出演2組決定!>RSR2023 RISING★STAR ファイナリストライブ 栄冠は誰の手に?【速報&ライブレポ】
北海道を代表する夏フェス「RISING SUN ROCK FESTIVAL in EZO」(RSR)まで残り2カ月を切りました!
出演者が続々と発表となるなか、ブレイク目前の若手アーティストが出演する「RISING★STAR」のオーディションも最終盤に突入しています。
札幌市西区のペニーレーン24で開かれた最終審査「RISING★STAR FINALIST LIVE」には、道内外のロックバンド5組が出演。2組に与えられる出演の権利をめぐり、白熱のステージを繰り広げました。
会場には、RSRラブなMouLa Hokkaido編集部員たちもエゾロッカーに混じって潜入取材。たっぷりの写真で「最速レポート」をお届けします!
First Love is Never Returned(北海道)
トップバッターは、地元北海道の「First Love is Never Returned (FLiNR)」。NYにヴォーカル留学経験を持つKazuki Ishidaを中心に結成された5人組のポップバンドです。
新型コロナ禍による休止状態を経て再始動した2022年末以降、Spotify公式プレイリストやFM NORTH-WAVEのPOWER PUSHに相次ぎ選ばれるなど注目度が急上昇しています。
FLiNRが奏でたのは、新緑広がる札幌の初夏にぴったりのアーバンポップ。北海道からこんなにもオシャレな新世代バンドが誕生していることに驚きを感じます。1曲目から自然と手拍子が生まれ、オーディエンスの体もゆらりゆらり揺れていきます。
FLiNRの魅力は、なんと言ってもKazuki Ishidaの伸びやかな歌声。甘く切ないハイトーンボイスに私たちも聴き入ってしまいました。石狩の晴れ空の下で聞いたらサイコーに気持ちがいいんだろうな。
goethe(北海道)
2020年に結成され、札幌を中心に活動している「goethe(ゲーテ)」。 R&Bやソウル、ジャズ、ファンクなどのエッセンスを織り交ぜた、メロウなサウンドが魅力の4人組です。東京渋谷で昨年行った初主催イベントは早々にSOLDOUT。音楽関係者の前評判も高い、いま注目のバンドです。
日曜日の午後、ゆったりと珈琲を飲みながら聴きたいスローなメロディ。浮遊感のあるギターの音色に柔らかなボーカルが重なると、張りつめていた気持ちがふっと緩むような、不思議な感覚に陥ります。
「足し算の美学」より「引き算の美学」を地でいくような演奏スタイル。メンバー4人が半円状に立ち、互いの音を一つ一つ確かめあうように丁寧にサウンドを作り上げていました。RISING★STARの会場となるdef garageで聴くのもいいけど、野外のHygge STAGEでしっとり聴くのも楽しそうです。
一寸先闇バンド(東京)
3組目以降は東京組が登場。ここまではアーバンだったり、メロウだったり、ちょっとアダルトな雰囲気が漂っていた会場ですが、ガラリと空気が変わりました。
「一寸先闇バンド」は2019年、シンガー・ソングライターの「おーたけ@じぇーむず」を中心に東京で結成された4人組。一寸先は闇?。事前情報が少ないなか、インパクトあるバンド名に期待が膨らみます。
「ライジングサンはフツーにめっちゃ憧れてて…。きょうは、私たちのありのままを見てほしくて来ました!」。MCに立ったおーたけ@じぇーむずの「ライジング愛」告白に、冒頭から会場のエゾロッカーたちはぐっと心をつかまれた様子。
ギターをかき鳴らしながら、表情豊かに歌い上げるおーたけ@じぇーむず。バンドメンバーがグルーヴ感あふれる演奏で盛り上げます。個性豊かなバンド名に負けないダイナミックなステージ!
あれ?!キョンシー?? 演者が何より楽しんでいて、それがオーディエンスに伝染して空間ができている。音楽愛あふれるステージでした。是非ライジングの舞台に立たせてあげたい!
berry meet(東京)
「berry meet」は2022年7月に結成された3ピースロックバンド。温かくもセンチメンタルな歌声と甘酸っぱい青春ソングが若者たちの心をつかみ、2023年2月に公開した新曲「あのさ」はYoutubeで70万回再生を突破しました。
「めっちゃ練習して来ました!berry meetの全部を出し切って帰ります」(ボーカルののろたく)。ライブを始めて4か月、6回目のライブとは思えないほどの熱量あふれるステージ。代表曲「あのさ」では、一緒に口ずさむ女性ファンの姿も見られました。
終演後の物販の列は、出演者のなかで最も長く、ファン一人一人としっかり向き合ってコミュニケーションをとるberry meetメンバーの姿が印象的でした。
The Muddies(東京)
ラストとなる5組目の出演者は、ARABAKI ROCK FEST.2020 の出演者オーディションで準グランプリにも輝いた経験がある「The Muddies」。東京下北沢を中心に活動する4ピースバンドは、1960年代のロックンロールやブラックミュージックをルーツにした英語詞の楽曲でファンを増やしています。
ストライプのお揃いスーツで颯爽と登場した「The Muddies」。ゴリゴリのギターロックにしゃがれた声やシャウトを織り交ぜたまさにロックンロールといえるバンドサウンド。オーディエンスもこぶしを振り上げ、体や首を振って熱演に応えます。
舞台上を所狭しと暴れまわるリーゼントのベーシストに、超アグレッシブなビートを刻む女性ドラマー。平均年齢22.5歳とは思えない「超熟」のステージ。こんな熱いライブは、絶対にRSRで見たい!!
結果発表は6/28(水)正午!
レベルの高い出演者が集った今年の「RISING★STAR FINALIST LIVE」。初代優勝のサカナクションやtricot、ズーカラデルなど過去のRISING★STAR出演者に、今年はどのバンドが続くのか。結果発表は6/28(水)正午の予定。今年は、最終審査を突破した2組が8月11日 (金)・12日 (土) のRSR2023ステージdef garageに立ちます!
<6/28正午更新>【速報!】RISING★STAR 出演2組が決定!!!
応募総数336組、音源審査とこちらの記事でレポートしたRISING★STAR FINALIST LIVEの審査を経て、今年のRISING★STAR 出場は、「First Love is Never Returned」と「The Muddies」が決定しました!!
各日def garageのトップバッターを飾ります!!
8月11日(金祝)出演『First Love is Never Returned』
8月12日(土)出演『The Muddies』
2組のバンドがdef garageでどんなパフォーマンスを魅せてくれるか、今からワクワクがとまりません!みなさんもRSR2023ステージdef garageに集合&応援しましょう!
こちらの記事でも紹介しています。