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4年半ぶりの一般開放!札幌市中央卸売市場のイベント「道産水産物応援デー」に潜入してみた!

4年半ぶりの一般開放!札幌市中央卸売市場のイベント「道産水産物応援デー」に潜入してみた!

全国から集まった生鮮食料品などを、小売店(スーパーなど)・外食事業者(レストランなど)・加工業者へ販売する拠点「卸売市場」。
公正な取引のもと、札幌圏約230万人の消費者へ送り出す役割をしているのが、札幌市中央区北12条西20丁目にある『札幌市中央卸売市場』です。

この『札幌市中央卸売市場』が4年半ぶりに一日限りで一般開放!水産仲卸直販イベント「道産水産物応援デー」を開催するということで潜入してきました!
普段は登録業者しか立ち入ることができない水産仲卸売場がどうなっているのかレポートします!

「道産水産物応援デー」とは


道産水産物応援デー

道産水産物応援デー


道産水産物の品質の良さを再認識してもらい、応援消費や魚食普及を促進するとともに、中央卸売市場について知っていただくことを目的とする「道産水産物応援デー」。
一般市民は普段入れない水産仲卸店舗を開放し、水産物のお買い物を楽しめるイベントで4年半ぶりの開催とのことです。
3月26日(火)の一日限り。朝9時から始まります。

札幌市中央卸売市場は「水産物」と「青果」


札幌市中央卸売市場には「水産物部」と「青果部」があり、市場内も水産棟と青果棟で分かれています。
テレビで見たことがあるせりが行われる場所ですね。
早朝だとせりの掛け声が飛び交い、運搬車やトラックもたくさん往来しているとのこと!
(今回のイベントでは、水産棟の仲卸売場のみ一般開放となりました。)


札幌市中央卸売市場に向かいます

札幌市中央卸売市場は地下鉄東西線二十四軒駅から徒歩10分、JR桑園駅からは徒歩15分の場所にあります。場外市場もあり、地元民はもちろん観光客が海鮮丼を食べたりカニなどをお土産に購入したりできます。

本日は特別デーということで、青果棟から入って水産棟へ。
時刻は9時5分。すでに始まっているのではや足で向かいます。この時点では同じ目的の方はパラパラと数人いる程度です。


青果棟

青果棟


道産水産物応援デーの看板

道産水産物応援デーの看板

青果棟を通っていきます

階段を上がって3階へ行くとズラッと並ぶ青果の卸売場が見下ろせる通路へ。
せりはもう終わっていましたが、取引された果物や野菜がどんどん運ばれて行ってました。


青果棟の様子

青果棟の様子


通路の壁には野菜や果物の紹介もありました

通路の壁には野菜や果物の紹介もありました


青果の種類によって場所が分けられているんですね!

青果の種類によって場所が分けられているんですね!

青果棟の中には、床屋や食堂もあるようです。気になる…!


通路の奥には床屋の目印、赤白青のサインポールが見えます

通路の奥には床屋の目印、赤白青のサインポールが見えます


食堂と喫茶

食堂と喫茶


水産棟を通って会場へ


一度2階に降り、渡り廊下を通って水産棟へ。


案内図

案内図


水産棟に着きました

水産棟に着きました

水産棟もせりは終わり、すでにスカスカの状態でした。
会場へ向かう方も数人という感じ。


水産棟の様子

水産棟の様子


水産棟も種類によって場所が分かれています。分け方が面白い!

水産棟も種類によって場所が分かれています。分け方が面白い!


行く手を阻む試食会

と、ここで試食会の案内が!
「クジラ汁」「クジラベーコン」「クジラステーキ」に「ホタテ入りシチュー」が試食できます。
シチューの美味しそうな匂いに誘われ、会場へのはやる気持ちを抑えて、せっかくなので寄っていきます。

ちょうど用意されていたクジラベーコン、ステーキ、シチューをいただきました。
美味しいッ!すでに満足感が…。


クジラは食のダイヤモンドだ!

クジラは食のダイヤモンドだ!


クジラベーコン

クジラベーコン


クジラステーキ

クジラステーキ


シチュー

シチュー


試食を終え、順路に従って会場へ向かいますが、なんとここで長蛇の列が目の前に!
聞くと、会場が人でいっぱいで入場を制限しているとのこと。なんと、試食している場合じゃなかったのか…。
おとなしく最後尾へ並びます。


何人並んでいるのよ…?

何人並んでいるのよ…?


お魚だらけ人だらけの仲卸売場会場


意外と列はどんどん進み、待機列で待つこと15分ほど。階段を下りていよいよ仲卸売場会場へ。
長い通路の真ん中がスタート地点で、左右二方向に卸売市場の24店舗が並びます。


人がすごい

人がすごい


人・人・人。魚より人。

人・人・人。魚より人。

並ぶのは、道内産の鮮魚や干物、加工品など様々。冷凍食品や瓶のご飯のお供も売られておりバラエティ豊富。
店舗により魚の種類や価格、セット売りなどバラバラ。1尾100円から10,000円を超える魚まで。これはじっくり吟味したくなりますね。






1尾10,000円のサーモン

1尾10,000円のサーモン


焼き魚弁当も販売されていました

焼き魚弁当も販売されていました


実際に買ってみました


我が家は、焼き魚好きの5歳と2歳の子どもがいる4人家族。
特に5歳の長女は最近刺身を食べ始め、ホタテの刺身が大好き。
とはいえ、生魚は捌けないし、たくさん買ってもすぐに食べきれないので、生は「活ホタテ貝」だけにし、あとは冷凍商品を買いました。


右上から時計回りに、「活ホタテ貝5枚(100円/枚)」「たらこ(700円)」「銀鮭 鮭とろ(400円)」「冷凍白菜キムチ(250円)」「かつお漬け丼セット3食(200円)」「冷凍むきエビ3P(1,000円)」

右上から時計回りに、「活ホタテ貝5枚(100円/枚)」「たらこ(700円)」「銀鮭 鮭とろ(400円)」「冷凍白菜キムチ(250円)」「かつお漬け丼セット3食(200円)」「冷凍むきエビ3P(1,000円)」

たらこはよくスーパーで買うのですが、スーパーのと比べて太さが全然違ったので購入。
白菜キムチはここで買う必要な特になかったのですが、韓国好きの妻へのプレゼントです。(キムチよりエビのほうが喜んでました…)

活ホタテを早速いただきました

家族の分は残しておいて、ホタテを1枚だけ先に頂きました。
貝から外そうとすると閉じるホタテ。活きが良いです。


握りこぶしほどの活ホタテ貝

握りこぶしほどの活ホタテ貝


剥き方下手ですね

剥き方下手ですね


う~~~んっ!ゴリゴリの食感!磯の風味もあって美味です!
市場で買ってすぐ食べる。最高ですね!

他の購入品たちも食べるのが楽しみ。

市場はせりが行われる日ならいつでも見学できる!

今回は、一日限りの一般開放日に訪れましたが、実は市場は普段から見学を受け入れています。
早朝には、水産物部と青果部のせりの様子や市場の活気を肌で体感できますし、それ以外の時間も展示室・資料室があり見学できます!
さらに10名以上の団体見学なら説明案内員の方もついていただき、1時間半の説明もしていただけるとのこと!これは気になります????

ただし、ご存じの通りせりの時間は早朝で、
 水産物部 AM5:15~AM6:30頃
 青果部  AM6:30~AM7:30頃
 ※展示室・資料室は、AM5:00~PM4:00です。(市場の休市日を除く)
となっていますので、市場までの交通機関も含め考えてみてください!

また、個人・団体とも事前に電話・FAXなどで申し込みが必要で、個人見学の場合は見学希望日の2日前までに申し込みする必要があります。
詳細はこちらからご確認ください。



気になった方は、まずは公式サイトを見てみていただき、足を運んでみて下さい!
次回はいつ行われるでしょうか?楽しみです。


札幌市中央卸売市場

住所
北海道札幌市中央区北12条西20丁目2-1
電話番号
011-611-3176(早朝連絡先~7:45まで 011-631-5549)
定休日
日曜日、祝日、年末年始、市場が定める休市日
備考
【JR】「桑園駅 西口」より徒歩15分
【地下鉄】「東西線 二十四軒駅 5番出口」より徒歩10分
【車】札幌駅より10分
 ※「管理センター横」 駐車場 要予約 ・ 台数制限あり
【自転車】「管理センター横」 駐輪場あり

この記事を書いたモウラー

編集部

Matthew

北海道に来てはや5年の名古屋人です。MouLaをいろんな人に使ってもらいたい!いろんな使い方をしてもらいたい!という思いで日々試行錯誤しています!二児のパパです。