提供:北海道マイホームセンター
家づくりで人気の【スキップフロア】とは?メリット・デメリットや活用方法を解説
ずっと住み続けるマイホームは、後悔なく快適な暮らしができる家にしたいですよね。
しかし、土地や建物の広さで間取りが限られ、思い描いたマイホームより間取りが少なくなることも。
今回は、建物の空間を有効活用できる【スキップフロア】についてご紹介します。
狭小地や傾斜がある土地でも、スキップフロアを取り入れると間取りを増やせます。
家づくりを検討している方は、スキップフロアの魅力や活用方法を参考にしてみてください。
スキップフロアとは?
スキップフロアには大きく分けて4つのタイプがあり、それぞれ違った目的と存在感を持っています。
- 中二階(1.5階)タイプ:階段途中に設置
- 中二階(1.5階)タイプ:ワンフロアに設置
- 半地下タイプ
- ロフトタイプ
スキップフロアは、漠然と「1階と2階の間に設けたスペース?」と思われることが多いかもしれないですが実はいくつかパターンがあるようです。
面積が小さい家や土地が斜面になっている家で、スペースを活用するのにスキップフロアが効果的です。
本来は階段の途中に部屋のような空間がない場合が多く、建売住宅でスキップフロアを見かける機会は少ないかもしれませんね。
近年人気が高まり、特に注文住宅で取り入れる人が多い傾向にあります。
スキップフロアの5つのメリット
ここでは、スキップフロアのメリットを5つ紹介します。
どんな長所があるのか知り、家づくりのイメージに取り入れてみてくださいね。
空間を有効活用できる
スキップフロアは、本来使わない縦の空間を活かした間取りを増やして有効活用できます。
中二階ができることで、間取りの自由度が高くなります。
スキップフロアは、一定の条件を満たすと容積計算上の延べ床面積に加算されないため、実質的な床面積を増やせるのが特徴。
スペースが狭い小さな住宅や平屋にも有効で、スキップフロアを利用して高さを調整すると、狭い土地でもある程度の空間の広さを確保しやすいでしょう。
スペースが増える
壁を立てずにスキップフロアとして広く使えば、スペースとして利用できる床面積が増え生活に広がりが持てます。
寝室や子ども部屋といった目的以外に使えるスペースが増えると、趣味や家事が捗るといった方も多くいらっしゃいますよ。
また、秘密基地のような雰囲気を味わえるのも魅力的です。
子どもから大人まで、立体的で遊び心満載のスキップフロアにワクワク感を味わえるでしょう。
開放感がある間取りになる
スキップフロアは、壁や扉がなく空間がつながっています。
そのため、風通しや日当たりが良い傾向があり、開放感がある間取りになります。
視覚的な広がりを感じられ、暮らしの楽しさがプラスされるメリットも。
階段があることで視界に動きが生まれ、開放的かつおしゃれさも感じられるでしょう。
収納スペースを増やせる
中二階であるスキップフロアは、暮らしに必要な間取りと階段下の収納スペースを一気に増やせます。
フロアに高さがあると床下スペースを収納に活用できるのは、スキップフロアの大きな魅力です。
通常はデッドスペースになりがちな空間を極力減らせるので、小さな家でも収納スペースを増やせるのは嬉しいですね。
常に家族の気配を感じられる
空間がつながった間取りがあるスキップフロアは、仕切りがないため家族の存在を常に感じられるのがメリットです。
特にファミリー世帯は、子どもが家のどこにいるのか家事や仕事をしながらも確認したいところ。
スキップフロアは見通しが良く相手の様子がわかりやすいので、家族とのコミュニケーションを大切にできるでしょう。
スキップフロアのデメリット
ここでは、スキップフロアの主なデメリットを紹介します。
もし家づくりにスキップフロアを取り入れるとしたら?デメリットを知っておくと、しっかり対策して快適な暮らしができるはず。
解決策と一緒に紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
冷暖房効率が下がる可能性がある
スキップフロアがある家は、適切な空調計画を立てる必要があります。
縦の空間を活かしゆるやかに間取りを増やせる反面、効率的な室温設定がしにくいことがあります。
ただ近年は、断熱性能が高い家が増えているため、空調効果が改善傾向にあります。
床暖房やシーリングファンなどの設備で、スキップフロアがある家も冷暖房効率を良くしていけるでしょう。
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建築費用が高くなる
スキップフロアは、建売住宅では見かける頻度が少ないかもしれません。
注文住宅で設計する人が多く、高度な建築技術が必要です。
設計士に知識や経験があることや、施工する職人の質も求められるため、どうしてもコストがかかります。
スキップフロアを取り入れた家づくりをしたいときは、ハウスメーカーに実績や施工例、予算まで細かく相談するといいでしょう。
▼ハウスメーカーに行くときの心構えはこちら▼
スキップフロアが向いているケース
スキップフロアはどのような人に向いているのでしょうか。スキップフロアが向いているケースをいくつかご紹介します。
- 狭小地を活かした部屋づくりがしたい
- 開放的な空間をつくりたい
- デッドスペースを有効活用したい
- おしゃれで遊び心ある内装にしたい
- 家族とのコミュニケーションを大切にしたい
スキップフロアは、上記のような場合に向いていると思います。
限られたスペースで少しでも多く間取りを確保できるのがスキップフロアの長所です。
壁や扉がない開放的な間取りで、快適な暮らしを楽しみたい人におすすめですよ。
スキップフロアの活用方法の実例5つ
スキップフロアがある家にしたら、どう活用したらいいか悩む方もいるでしょう。
ここでは、スキップフロアの活用方法を5つご紹介します。
ぜひ理想の家づくりのイメージを膨らませてみてくださいね。
キッズスペース
ファミリー世帯にイチ押しの活用方法が、キッズスペースです。
扉や壁の仕切りがないため、子どもが遊んでいる様子をリビングやキッチンから見守れるのが最大の長所です。
明るく開放的かつ他の部屋と階段で区切られているので、子どもが遊びに夢中になれる間取りでしょう。
スキップフロアにおもちゃを収納すると、リビングが散らかるのを防ぐ効果も期待できます。
書斎
スキップフロアを書斎やワークスペースにする活用方法も人気です。
「書斎を持ちたいけれど、家が狭くてスペースがない」という方も多いはず。
広すぎない間取りのスキップフロアは、書斎にぴったりです。
本やパソコンなどを置いて、作業スペースにするのもおすすめですよ。
スタディコーナー
ここ近年子どものリビング学習が増加していることから、スキップフロアをスタディコーナーにする方もいます。
家族の気配をほどよく感じつつ勉強できます。
親の目が行き届きやすく学習している姿が見えるため、コミュニケーションが取りやすいでしょう。
家事スペース
スキップフロアは、家事スペースにぴったりな空間です。
収納や座るスペースを設けやすいので、洗濯物を畳んだり、アイロンをかけたりと、家事をする場所として活用する人も多いです。
家事をしながらリビングや別室で過ごす家族の雰囲気を感じられるのも魅力でしょう。
趣味部屋
いくつになっても、自分の好きな物に囲まれて過ごしたい方は多いはず。
しかし、趣味部屋の間取りを確保できないこともあるでしょう。
スキップフロアは、適度な広さで趣味のための空間として使うのに適しています。
家族の「好き」を集めた趣味の空間にすると、リビングやキッチンからも見えて充実した暮らしができそうですね。
まとめ
家づくりで人気のスキップフロアについてご紹介しました。
メリットやデメリット、活用方法をふまえて理想の家づくりの参考にしていただけると嬉しいです。
スキップフロアについてお話を聞きたい方は、北海道マイホームセンターのモデルハウス見学をご利用ください。
快適な暮らしができる家づくりを目指しましょう!