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【実録】狸小路5丁目で3日間暮らしてみた(前編)

【実録】狸小路5丁目で3日間暮らしてみた(前編)

札幌の観光名所として、また買い物スポットや市民の大切な生活動線として、明治6年から長きに渡り愛され続けてきた札幌狸小路商店。通称「狸小路」。ある日、狸小路を歩いていた時に、ふと「この商店街の中だけで暮らしたらどんな生活になるんだろう?」と思ったことがあり、それがずっと気になっていたので、海の日の三連休を使って、実際に3日間暮らしてみました。その結果、買い物や、通り過ぎるだけでは体感できない狸小路の魅力に気づくことができたので早速レポートしてみようと思います!

誰もが楽しいと思うわけではない

まず最初にここでいう「暮らす」とは、朝から夜まで狸小路から一歩も出ることなく過ごすこと。と定義します。
今回は3日間連続で、しかも同じ区画(5丁目)から一歩も出ることなく暮らしてみました。結論、とても楽しく、有意義な時間を過ごすことができたのですが、すでにお察しかと思いますが、このアイデア、万人向けの企画ではないです。(笑)本記事では、向き不向きの判断基準から、実際にどのように3日間暮らしていたのかを紹介しますので、もしも自分には向いているかも!と思った方はぜひチャレンジしてみてください!

こんな方は「狸人」(タヌキビト)におすすめ!

突然ですが、今回の企画のように、狸小路内で暮らす人を「狸人」(タヌキビト)と呼ぶことにします。
前述の通り、誰もが狸人として幸福な時間を過ごせるわけではないと思います。人によっては単なる軟禁状態で、苦痛以外の何ものでもなかった。。。というオチになる可能性も十分に秘めていますので、以下に狸人に向いている方の特徴をまとめてみます。あなたはいくつあてはまりますか??

【職業】について

・IT系フリーランス
・WEB制作会社のエンジニア
・デザイナー職全般
・編集者
・ライター
・ノマドワーカー
・ワーケーション常習者


上記のような職業の方は向いていると思います。職種というよりは、ノートPCやスマホなどの「デバイス」と「ネット環境」さえあれば仕事ができる!という方は狸人向きです。滞在日数や曜日によって暮らし方は変わると思いますが、充実した時間を過ごすためには、どこにいても仕事ができる人、非日常の環境で考え事や仕事をすると捗るタイプの人は満喫できると思います。

もちろん、仕事じゃなくても大丈夫です!普段時間が無くてなかなか読めなかった本をまとめ読みするとか、気になっていた動画や映画を観て過ごしても楽しいと思います。とにかく、リフレッシュ&集中できるのが狸人ライフの特徴です。

【志向】について

・1人の時間が好き(無いと困る)
・林や森よりコンクリートジャングルの方が落ち着く
・美味しいものを食べることが好き
・コンビニが好き
・基本的にいつも外食をする


東京などの大都市と比較すると札幌もまだまだ都会とは言い切れないですが、北海道の中では一番の大都市。しかも狸小路は札幌のど真ん中に位置するため、飲食店をはじめたくさんの商業施設が集まっています。この環境を味方につけられるか否かで「満足度」は大きく変わるため、下記のような志向の方であればきっと札幌的アーバンライフを満喫できるはずです。

どこを「すみか」にするか!?

さて、狸人になるためにもっと必要なことは、どこを「すみか」にするか?つまり、生活拠点をどこに設定するかを決めることです。拠点によって「狸人」としての過ごし方が変わってくるので、この作業はとても重要です!
狸小路について改めて整理をすると、正式名称は「札幌狸小路商店」といい、東西約900m(1丁目~7丁目)に渡って様々な業種のお店が軒を連ねる商店街です。全天候型のアーケードで繋がっているので雨の日も雪の日も天気を気にせず利用することができるのが特徴です。アーケードがあるのが7丁目までで、一応8丁目も「狸小路」と呼ばれることが多いですが、厳密にいうと1丁目~7丁目が「札幌狸小路商店」で、8丁目は「狸小路8丁目商店街」という別の商店街になっています。

色々検討した結果、私は「5丁目」に生活拠点を設けました。


5丁目に生活拠点を設けて、3日間、5丁目から一歩も出ない!というルールを自分で決めて暮らしました。
もちろん、狸人の定義としては、狸小路から出なければ自由に活動してOKです。狸小路全体を活動範囲にしても良いです。以下でも紹介しますが、私が5丁目に限定したのは、5丁目だけでも十分に楽しめそうだったからです!(笑)

もしも、初めて「狸人」を目指す方は、生活拠点を5丁目に設定することをおすすめします。
なぜ5丁目がおすすめなのか?の理由と、具体的なおすすめの過ごした方については、本記事の(後編)で紹介しますので、ぜひ後編もチェックしてください!!


この記事を書いたモウラー

編集長

aotona

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