【札幌で聴ける・探せる】初級者にオオスメしたい　ジャズ (Jazz)・アーティストのアルバム3枚　【バド・パウエル・Bud Powell編】

ジャズに興味はあるけど…何から聞けばいいの？？？という方に、ジャズレコードコレクターがご紹介したいアーティストと、中でもおすすめのアルバムを3枚ご紹介します。

出来るだけ手に入りやすく、札幌の中古レコード店でレコード・CDも比較的安く売っていて、ジャズ喫茶でも聴けるものを選んで紹介いたします。

　このアルバムの最初の曲「クレオパトラの夢」（Cleopatra's Dream）はどこかで聞いたコトありませんか？そうCMなどでよく聞くアノ曲です。
　
　私が最初に買った1枚でもあります。何から聞こうかな～と、ふらっと中古レコード店でジャズコーナーを眺めていた時、ジャケットの写真に惹かれて買ったアルバムです。
　
　当時はCDも新品で買うと3000円前後、中古でも2000円前後はしていたので、中々買うのも難しい時代でした。中古CDを探していた時、「そういえば…レコードって、いくらするんだろう？」と値段を見て驚きました！ナント！980円で売っていました。これに出会わなければ、ジャズを聴くこともなかったでしょう。それくらい強いインパクトを感じた曲です。

　まずはピアノトリオから始めた方がわかりと思います。ブルーノート（Blue Note）というレーベルにハマるきっかけでもありました。1958年5月24日に録音されたブルーノートでは最後の録音です。
　
　このころのバド・パウエルは麻薬、アルコール、精神疾患などで精神・体調ともに最悪な状態で、とても演奏できる状態ではない中、7か月振りに録音されたものです。この1枚を最後にパリへ移住しました。

　続いてはこの1枚。内容はよくわからん？でも、よくこんな速さで弾けるな～と感心しました。これも当時中古で600円前後で買った記憶があります。
　
　内容も良い曲ばかり。最初はわからくても、そのスピードとリズムの良さに感動します。今でも時々思い出したときに、レコードプレイヤーにのせて、そのリズムを楽しんでいます。
　
　1947年1月10日録音　“モダン・ピアノのバイブル”  “ピアノのチャーリー・パーカー” などと称される名盤です。

　最後はこの1枚。前2作と比べて、優しい感じで演奏されています。これも中古レコードバザーで500円ほどで買いました。これはバド・パウエルがパリへ移住したのちに演奏したのを録音したものです。

　パリでの生活は、持病に加えて強度のアルコール依存の状態にあり、中でも好調なパウエルを捉えた録音として、ジャズファンには必聴の名盤として知られています。1963年2月録音　ビ・バップの名曲を中心に、枯れた味わいのなかにも絶頂期を思わせる渾身のプレイを繰り広げています。

※詳しい店舗情報は私の記事に載せてありますのでご参考ください

　まず、ジャズという音楽とはそんなに難しくないんですよ。という事がわかりやすい、ピアノトリオからはじめてみました。いずれも考えるより先に、体がリズムをとるような曲ばかりです。

　私もピアノトリオからはじめて、少しづつジャズにハマていったものです。初めてジャズに触れる方でも気軽に、値段もお手頃に手に入れられるものからご紹介しました。少しでも興味をもたれた方がいたら、うれしい限りです。