札幌駅前にAI・xR領域特化のインキュベーション施設「Deep-Tech CORE SAPPORO」が5/5オープン
個人事業主、起業家、学生など幅広い層に利用されているコワーキングスペースやシェアオフィス。札幌市内でも札幌駅や大通駅周辺で、さまざまなコンセプトや設備、料金帯の施設が出来ています。
そんな中、2024年5月5日にAI・xR領域特化のコワーキングスペース、レンタルオフィス、xRスタジオを備えたインキュベーション施設「Deep-Tech CORE SAPPORO」がオープンするとのことで、オープン準備中の施設に一足早く取材をさせていただきました。
札幌駅から徒歩2分の好立地
さっぽろ駅西口から西へ歩くこと約2分。紀伊国屋書店が入るsapporo55の右の小道を進むと、隣に「JR55 SAPPORO」があり、この8階に「Deep-Tech CORE SAPPORO」はあります。
入り口には大型の自動ドアLEDビジョン
北海道に本社が在る「フルテック」と共同開発している日本初国産自動ドアLEDビジョンがお出迎え。
かなり鮮明で一見普通のLEDビジョンのように見える壁は、自動ドアとして開閉します。
AIカメラや赤外線センサーと接続することで、ドアの開閉に合わせて映像を切り替えるなど、インパクト抜群の体験を提供できます。
自動ドアの裏面に、薄いLEDが貼り付けられています。
既存の自動ドアにも設置できるのが特徴とのことです。
カメラやセンサーで人流計測なども行えるコワーキングエリア
広々としたコワーキングスペース。
一見普通の共用エリアのようですが、天井に秘密が。
耐荷重計算されたメッシュ天井になっていて、AIエッジカメラなどを活用することで、人流分析などのシステムをコワーキングスペース内でテストすることもできるのです。
研究開発や実証実験をその場のリアル空間で行えるのはメリットが大きいはず。
床・壁の3面LEDビジョン
3Dビジョンといえば、少し前に話題になった新宿の巨大猫が有名ですが、この施設内にも床・壁の3面がLEDの3Dビジョンで、空間演出やxRインタラクティブの開発が行える設備があります。
この日は、調整中で映像は見られず…残念。
北海道初のxRスタジオは準備中
残念ながら、北海道初となるxRスタジオ兼ラボはちょうど設置準備中でした。
「Deep-Tech CORE SAPPORO」さんのホームページにあるイメージ画像を載せておきます。
最先端LEDで、床・左右・奥の4面をLEDで囲った完全没入空間を演出できるスタジオです。
リアルにかなり近い映像の中で撮影や配信ができる空間になるとのことで、研究開発だけでなく、レンタルもできるそうです。
ほかにもエンジニアやクリエイターに嬉しい設備・機材がたくさん
Digital Labには、リクエストの多い設備や機材を導入しており、個人ではなかなか手に入れられない大型ドローンや3Dプリンター、レーザーカッターなども常備されていました。
また、iOS/Androidの各種端末のレンタルがあるので容易に動作確認出来たり、赤外線やにおい、振動などのセンサーモジュールが豊富に揃っていたりと、時間を無駄にせず研究開発できる環境が整っていると感じました!
人数に応じたビジョン付きの会議室もあり、大画面で遠隔地とオンライン会議などもできます。
さいごに
ご紹介した設備や機材は、ここを利用するエンジニアやクリエイターがその場で実機を使って開発を行ったり、クリエイティブ制作を確かめたりするためのもの。利用者にとっては設備や機材が十分すぎるほど充実しているのではないでしょうか?
今後、全国で提供されていく最先端のモノ作りやクリエイティブが生まれる場所になるのではと感じる施設でした。
今後はメディア向けの内覧や、イベント会場としての利用の予定もあるとのことです。
気になった方は、一度見学予約をしてみては?
- 住所
- 北海道札幌市中央区北5条西5丁目1−5 JR55SAPPORO 8F
- 電話番号
- 011-211-8111
- 営業時間
- AM9:00-PM9:00
- 定休日
- 年末年始(12/28-1/3)