提供:北海道マイホームセンター
【北海道で家を建てよう】「軸」がないから選べない!ハウスメーカーの比較ポイント5選
【北海道で家を建てたい!】そう思い立ったらまず読んでいただきたい連載がスタート。今回のテーマは、「ハウスメーカーってどう選んだらいいの?」です。総合住宅展示場のモデルハウスをしっかり比較できる、「軸」になる視点とは?
北海道の家づくりなら、まず「北海道の総合住宅展示場」へ
みなさんは「総合住宅展示場」、行ったことありますか?「ああ、あの、モデルハウスがいっぱい建ってるところ?」そうそう、それです。
北海道に住んでいる人も、道外からの移住を考えている人も、道内でマイホームを建てることを考えはじめたら、まず行っておきたいスポット。それが「北海道の総合住宅展示場」じゃないでしょうか。
そこで今回は「総合住宅展示場ってどう利用すればいいの?」「北海道で家を建てるときのポイントは?」といった家づくりビギナー向けの情報を発信していきます!
ハウスメーカーの比較ポイント5選
総合住宅展示場のメリットは、なんといっても「複数のハウスメーカーのモデルハウスを1か所で回れる」ところ。各メーカーでもそれぞれモデルハウスを設けていますが、1社ずつ出かけて行かなくても総合住宅展示場ならいっぺんに数社のモデルを見学することができます。
ただ、多いところだと30棟近いモデルハウスが集結しているので、家づくりを考え始めてまだ日が浅い人にとっては、逆に迷ってしまうかもしれません。
特に、家づくりビギナーにとっては「ハウスメーカーの違いがよく分からない」というのが正直なところ。せっかくいっぱい見学できても、比較検討がうまくできなくては、総合住宅展示場のメリット半減です。
何事も、「どれも一緒に見えてしまって、うまく比較できない」という場合、必要なのは選ぶ「軸」です。食品でもクルマでも、値段や産地、スペックなどを軸にして選びますよね?そこでハウスメーカーを絞り込むときの、比較の軸をいくつかご紹介します。
[1]価格帯
まず1つ目の軸は、費用です。ハウスメーカーによって、ベースとなる住宅の価格には違いがあります。また同じメーカーでも、いくつか商品ラインがある場合は、ラインごとに価格が設定されていることもあります。
費用を予算内で抑えるためにも、価格帯を意識してハウスメーカーを選ぶことが大切です。ただし、価格帯を把握する際には注意も必要です。
ハウスメーカーの公式サイトでも参考価格として概算の費用が示されている場合がありますが、多くが「本体価格のみ」でオプションの費用は含まれていません。どの設備や仕様が本体価格に含まれて、どこからがオプションになるのかはハウスメーカーによって違うので、必ずしも同じ条件で価格の比較ができるとは限りません。
また、SNSやブログ、口コミサイトなどでハウスメーカーの価格感をチェックすることもできますが、この場合も、本体価格だけを書いている人もいればオプションや外構の費用まで含んだ「総額」を書いている人もいるので、注意が必要です。
住宅の建築費も年々変わってきているので、「その情報がいつのものか」も確認するようにしましょう。2~3年前の口コミだと、既に情報が古くなっている場合もあります。
[2]デザイン
家づくりで一番こだわりたいポイント、そしてワクワクするポイントは、家のデザインではないでしょうか。ハウスメーカーによって、デザインの方向性や得意なテイストなどがあるので、メーカーを比較検討するときの軸になります。
木の温もりを活かしたナチュラルテイスト、すっきり洗練された印象のシンプルモダン、そして日本家屋の良さを活かした和風住宅からヨーロピアンスタイルまで、家のデザインにも多様なタイプがあります。
木材やタイルなど、ハウスメーカーによって扱う建材にも違いがあり、それが各社のデザインの「個性」になっています。
外観だけでなく内装に至るまで、ハウスメーカーごとのデザインの違いを実際に見て回れるのが住宅展示場の良いところ。デザインのテイストを比較しながら、自分の好みや家族のライフスタイルに合うハウスメーカーを探してみましょう。
[3]工法・構造
みなさんの中には、「2×4(ツーバイフォー)」という言葉を聞いたことがある人がいるかもしれません。これは木造住宅を建てるときの工法の1つです。
家には大きく「木造」「鉄骨造」「鉄筋コンクリート造」という構造があり、その中に2×4工法や木造軸組工法、軽量鉄骨、重量鉄骨といった工法が何種類かあります。……と、ちょっと難しい話になってしまいましたが、大事なのは「ハウスメーカーによって対応している工法・構造が違う」ということです。
工法・構造によって家の雰囲気も変わりますし、可能な間取りにも違いが出てきます。また耐震性や耐火性、気密性といった性能も少しずつ変わってくるので、ハウスメーカーを選ぶときの重要な軸になるのです。
「木の質感を感じる家にしたい」「コンクリート打ちっぱなしに憧れる」「自由度の高い設計で理想の住まいを叶えたい」といった希望があっても、それに適した工法・構造を採用しているハウスメーカーでなければ、実現することはできません。各社が得意としている工法・構造をチェックして、ハウスメーカーを比較するようにしましょう。
[4]性能
これは北海道で家を建てる際には特に重要な軸かもしれません。住宅の「性能」とは、耐久性、耐震性、省エネ、防音、防犯など、さまざまな機能面を差しますが、北海道の住まいでは断熱性、暖房方式、換気方式が特に大事です。
どうしても寒い冬を乗り越えなくてはならない北海道では、「室内をいかに温めるか」「温めた室温をいかにキープするか」「冷気を入れずに上手く換気できるか」がとても重要で、住まいの快適性に直結してきます。
断熱、暖房、換気の方式にもいろいろな種類があり、一長一短、メリット・デメリットがあります。ハウスメーカーによってどの方式を採用しているかが違うので、事前に情報を集めて、比較検討の材料にすると良いでしょう。
[5]アフターサポート
家づくりで意外な盲点になりやすいのが、「建てた後のこと」です。どんな家ができるかに夢中になっていると、実際住み始めてからの快適さを見落としがちになります。
建てた後の満足感を大きく左右するのが、ハウスメーカーによるアフターサポートです。家は完成後、数十年のスパンで使っていくもの。どうしても少しずつ変化や劣化が生じてきます。家族構成や暮らし方が変わって、間取りを変えたいというケースも考えられます。
そこで点検や修理、場合によってはリフォームなどが必要になりますが、それにどう対応してもらえるのか、どこまで保証してもらえるのか、といったアフターサポートの内容は、ハウスメーカーによって違いがあります。
保証期間の長さ、定期検査の頻度、有償・無償のサポート範囲、相談窓口の体制など、各社のアフターサポートについてチェックしておくと、ハウスメーカー選びの際の参考になります。
「軸」を持って納得のいくハウスメーカー選びを
今回は、ハウスメーカーを比較検討する際に「軸」となる5つのポイントについてご紹介しました。
この中の1つや2つだけでも事前にチェックしてから総合住宅展示場に足を運ぶと、ハウスメーカーごとの特色がもっと深く見えてくるのではないでしょうか。また、軸になる視点を持つことで、自分や家族が新しい住まいで何を重視したいのかも、よりはっきりしてくると思います。
この記事を参考に、ぜひ総合住宅展示場で納得のいくハウスメーカー選びを進めてみてください。