初心者でも楽しめる!360度絶景が見渡せる旭岳トレッキング
健康のためになにか運動しなくては…そんな風に思っている方が多いのではないでしょうか?そこでおすすめするのが、ハイキングやトレッキングです。無理なく気軽にできる有酸素運動で心地良い汗をかき、かつ自然の美味しい空気も吸えるというグッドポイントがたくさんあるのです。今回、特におすすめしたいのが、大雪山国立公園に位置する北海道で最も高い山「旭岳」。日本の百名山にも選ばれており、四季折々の景色が楽しめます。散策路もしっかりあり、自分のペースで気軽にハイクができる旭岳をご紹介します。
今回目指すのは、旭岳中腹にある「姿見の池」。旭岳ロープウェイの山麓駅からロープウェイにのり約10分で姿見駅に到着。
姿見駅では、まずは散策に向けてスタッフさんから注意点などの案内をしっかり受けます。見頃の植物や野鳥の情報なども教えてくれます。写真のようにその時期見ることのできる植物一覧もあるので、写真に撮っておいて探しながら散策するのもおすすめです。また、散策路と言えど、多少の岩の部分や、石でごろごろした部分、ぬかるんだ部分も歩いたりするので、有料で長靴の貸し出しも行っていました。(すべらないトレッキングシューズなど履いていくのがおすすめです!)
旭岳は夏でも雪が残り、9月前には紅葉が始まるという短期間で景色がどんどん変化する旭岳。夏は、高山植物がたくさん咲き、少しも見落とすことができない風景が広がります。本格的な登山のコースもありますが、今回は、展望台などを通りながら姿見の池まで行き、帰りは姿見駅までぐるっと戻る、1周約1時間ほどのルートを散策。この日は30度超えだった真夏日でしたが、姿見の駅から一歩でると20度以下で急に汗がひくほどの涼しさ。キレイな空気とひんやりとした空気感の中、早速ハイキングをスタート!
旭岳の高山植物と言えば「チングルマ」。小さくて白い花びらの可憐な花が咲き誇っていました。この時は少し遅かったようで(8月中旬)、一面に広がるチングルマを見たい場合は7月が良いそうです。風でゆらゆらしている可愛さに癒やされてしまいます。まだ残雪があるのも一段と涼しさを物語っています。
途中にある池や展望台などに寄りながら、約30分ほど坂道や階段を進んでいくと目的地の「姿見池」に到着。高山植物に囲まれ水面がキラキラと輝いていました。風がないと、旭岳が水面にまるで鏡のようにうつってより美しく見えるそうです。ここは写真撮影スポットでもあるので、姿見の池をバックにぜひ記念撮影をしてくださいね。
さすがは山の天気。姿見池の時は急に曇ったり、降りてきたら晴天になったりと、そんな天気も楽しみながら下り姿見駅へ。最後は、旭岳ロープウェイのオリジナルメニューでもある「お山のコロッケ」をいただき、大満足のハイキングとなりました。
1年の大半が雪の旭岳は、雪解けの春から秋までの散策期間がとても短いのですが、日常の喧騒から逃れ、季節の移り変わりをどこよりも早く楽しめます。周辺には数々の温泉宿泊施設もあるので、温泉で疲れを癒やすのもおすすめです。登山まではちょっと自信ないけど、アウトドアを楽しみたい!と言う方は、ぜひ今年は旭岳のトレッキングに行ってみてくださいね!