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【釧路編】日本最大の湿原・釧路湿原へ。緑豊かな美しい自然を楽しむ「一人旅」おすすめスポット

【釧路編】日本最大の湿原・釧路湿原へ。緑豊かな美しい自然を楽しむ「一人旅」おすすめスポット

一人でも訪れやすい旅先をまとめた「一人旅」おすすめスポットシリーズ、今回は釧路編です。

日本最大の湿原「釧路湿原」で、アクティビティや国の特別天然記念物・タンチョウとの出会いを楽しむ旅をしませんか?自然が育む幻想的な光景がいっぱいの釧路でのんびりとした時間を過ごせば、心も体もリフレッシュできるはず。また、太平洋に面した釧路港で水揚げされた新鮮な魚介類が楽しめる、グルメの街としても知られています。自由に気兼ねなく、自分の「好き」を満喫できる「一人旅」ならではのおすすめの過ごし方、訪れたいスポットをまとめました。ぜひ参考にしてくださいね。

記事内の情報は2025年9月24日のものです。最新の情報は公式サイトでご確認ください。

釧路湿原


日本最大の湿原である釧路湿原。2万2,000haの面積を誇り、そのうち7,863haはラムサール条約に登録されています。ヨシ・スゲ群落やハンノキ林など約700種の植物、キタキツネ、エゾシカ、タンチョウや昆虫類など約1,400種の動物が生息。国の特別天然記念物タンチョウをはじめとした、絶滅危機に近い希少な動物と出会えることも魅力の一つです。釧路湿原に6つある展望台からそれぞれ異なる景色を楽しんだり、遊歩道をお散歩したり、アクティビティを楽しんだりと、過ごし方はいろいろあります。毎年4月下旬〜10月の期間には、観光列車「くしろ湿原ノロッコ号」、冬の期間には「SL 冬の湿原号」も運行していますよ。

「ラムサール条約」って?
特に水鳥の生息地として国際的に重要な湿地とその中に生息する動植物の保全・賢明な利用を目的とした国際条約。日本は1980年に条約に加入し、同年、釧路湿原が国内で初めての条約湿地として登録されました。現在、日本国内では多くの湿地がラムサール条約湿地として登録されており、地域の自然と人々の生活との両立を目指した保全活動が行われています。

釧路市湿原展望台・遊歩道


1週約2.5kmの遊歩道があり、ショップやレストランも併設する「釧路市湿原展望台」。3階の展望室と屋上からは、四季折々の湿原を一望することができます。遊歩道は、所要時間約1時間。バリアフリーのなだらかな木道を歩くと、途中に「サテライト展望台」があり、より身近に湿原の広がりを感じられると評判です。


釧路市湿原展望台・遊歩道

住所
北海道釧路市北斗6-11
電話番号
0154-56-2424(釧路市湿原展望台)
営業時間
釧路市湿原展望台 8:30~18:00(4月~9月)、9:00~17:00(10月~3月)※最終受付は30分前まで
定休日
年末年始
備考
釧路市湿原展望台入館料:一般・大学生480円、高校生250円、小中学生120円

細岡展望台


6つある展望台の中で最もポピュラーな展望台で、一番の眺望ともいわれる「細岡展望台」。展望台からは、果てしなく広がる釧路湿原のパノラマを一望でき、さらにその彼方に阿寒連山を望むことができます。釧路湿原駅からは徒歩約15分。夕陽スポットとしても人気で、サンセット時には多くの人がカメラを携えて訪れます。一人旅の場合は、夕日を見た後の帰り道は十分に注意して、完全に暗くなる前に駅に向かうなど、暗い場所での一人歩きは避けるようにしましょう。


細岡展望台

住所
北海道釧路郡釧路町字達古武22-9
電話番号
0154-40-4455(細岡ビジターズラウンジ)

鶴居どさんこ牧場


どさんこ馬(正式名称を「北海道和種」といい、日本在来馬の一種。穏やかで賢く、背中の上下動が少ないため、荷物を運ぶ際に荷崩れしにくく、人が乗っても疲れにくい)による乗馬体験ができる「鶴居どさんこ牧場」。約2時間の「半日コース」や約5時間の「1日コース」などがあり、釧路湿原国立公園内をどさんこに乗ってトレッキングすることができます。最初に基本的なレッスンを行った後外乗りに向かうので、初心者でも安心して参加できますよ。


鶴居どさんこ牧場

住所
北海道鶴居村久著呂71-1
電話番号
0154-64-2931
営業時間
9:00~16:00(予約受付は8:00~18:00)
定休日
無休(11~4月は不定休)
備考
ホーストレッキング(半日コース)14,000円、(1日コース)23,000円

釧路マーシュ&リバー


釧路湿原国立公園の中を悠然と蛇行しながら流れる釧路川を、カヌーに乗って冒険気分を味わえる「釧路マーシュ&リバー」。出発時間により3つのコースが設定され、朝や午後〜夕暮れ時など、さまざまな湿原を体験することができます。秋や冬は期間限定のプランがあるのでお問い合わせを。川を下ってくれば、人工的な音が何もしない、まるで時が止まったような空間の中で、見たことのない景色を楽しむことができます。完全貸切制、経験豊富なカヌーガイドが同乗しサポートしてくれるので、初めての人も安心してカヌー体験を楽しめますよ。


釧路マーシュ&リバー

住所
北海道釧路郡釧路町字トリトウシ88-5
電話番号
0154-23-7116
営業時間
受付時間8:00〜19:00
定休日
不定休
備考
大人13,500円〜(1名で申し込みの場合。2名以上で申し込みの場合は1名9,500円〜。別途傷害保険500円)

釧路市丹頂鶴自然公園


絶滅の危機にあるタンチョウの保護増殖を目的に1958年に開園した「釧路市丹頂鶴自然公園」。通称「鶴公園」と呼ばれています。自然に近い環境で飼育されているタンチョウを1年を通して間近で見ることができます。管理棟内にある展示室では、公園の歴史や人工ふ化の過程を紹介するパネル展示も。


釧路市丹頂鶴自然公園

住所
北海道釧路市鶴丘112
電話番号
0154-56-2219
営業時間
9:00~18:00(4/10~10/14)、9:00~16:00(10/15~4/9)
定休日
年末年始
備考
入園料:一般480円、小・中学生110円

釧路フィッシャーマンズワーフMOO


釧路市のウォーターフロントにある複合施設「釧路フィッシャーマンズワーフMOO」屋台型飲食店などの多くのグルメやショップ、市場が入った「MOO」と、一年を通して花や緑を楽しめる温室施設「EGG」の2つの建物で構成されています。お土産探しにぴったりなので、釧路市内を街歩きするならぜひ訪れておきたいスポットです。


釧路フィッシャーマンズワーフMOO

住所
北海道釧路市錦町2丁目4
電話番号
0154-23-0600
営業時間
ショップ 10:00~19:00、7・8月は9:00~
港の屋台 11:30~14:00 (L.O.13:45、一部店舗のみ)、17:00~24:00(L.O.23:30)
EGG 6:00〜22:00、11〜3月は7:00〜
※その他、店舗により営業時間が異なる場合あり
※年末年始は特別営業時間の場合あり
定休日
1月1日

くし炉あぶり家


炉端焼き発祥の地として知られる釧路。本格炉端居酒屋「くし炉あぶり家」では、地元の新鮮な魚介類や旬の食材を備長炭で炙る炉端焼きを楽しむことができます。道東の花咲蟹、厳選された毛蟹、高級魚めんめ、釧路などで獲れたその時一番のししゃも、厚岸や仙鳳趾産の牡蠣など、こだわりの食材が自慢です。道東産の「真ほっけ」(半身1,628円・一尾2,750円)はほくほく・プリプリの食感で一度食べると忘れられない味です。カウンター席で、職人が炙ってくれる姿を眺めながらいただくのがおすすめですよ。


くし炉あぶり家

住所
北海道釧路市末広町5丁目6
電話番号
0154-22-7777
営業時間
16:30〜22:00(金・土・祝前日は〜23:00)
定休日
無休

厚岸味覚ターミナル・コンキリエ


少し足を伸ばす余裕があれば、釧路市街から車で約70分、厚岸町にある「厚岸味覚ターミナル・コンキリエ」で多彩なカキ料理を味わうのはいかがでしょうか?厚岸のカキは、淡水と海水が混ざり合う厚岸湖で育ち、濃厚な甘みと旨み、プリプリとした食感が特徴です。年間を通して出荷されるので、いつ訪れても美味しい牡蠣が食べられますよ。館内の「炭焼 炙屋」では、厚岸産のカキ「マルえもん」や「カキえもん」など新鮮なカキを、生・焼き・蒸しなど、食べ方も色々と楽しむことができます。厚岸産のカキをバケツで豪快に酒蒸しにする「元祖 バケツ牡蠣」(Lサイズ7ヶ2,500円)は大人気のメニューです。他にも館内には、特産品などのお土産も充実。また、「あさり堀り体験ツアー」(夏季)や「冬のネイチャーウォッチングツアー」(冬季)など、道東ならではの自然とふれあえるアクティビティへの申し込み・参加もここでできます。


厚岸味覚ターミナル・コンキリエ

住所
厚岸郡厚岸町住の江2丁目2
電話番号
0153-52-4139
営業時間
9:00〜18:00(4月)、9:00〜19:00(5〜9月)、10:00〜18:00(10〜3月)
定休日
月曜日(祝日の場合は火曜日)

日本有数の絶景エリア・釧路で、五感を満たす一人旅


果てしない緑が続く釧路湿原をはじめとした、雄大な自然が魅力の釧路。国の特別天然記念物のタンチョウなどの野鳥や、手つかずの自然を観察するのはもちろん、市街地でグルメを楽しみながら街歩きをしたり、少し足を伸ばして近郊の街へとドライブしたり…と、楽しみ方はいろいろです。一人でゆっくりと、周囲の音や草花の香りも感じ取りながら、五感をフルに満たしてくれる旅をしてみませんか?日常から離れ、深い感動をもたらしてくれる絶景の釧路で、充実した一人旅を楽しんでくださいね。


この記事を書いたモウラー

モウラー

maiko

札幌在住のライター。
毎日がもっと楽しく、週末がもっと楽しみになるようなお出かけ情報を中心にお届けします。
一児の母で絶賛子育て中。