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【阿寒・摩周・屈斜路編】三大カルデラ湖をめぐって爽快ドライブ!雄大な自然を満喫する「一人旅」おすすめスポット

【阿寒・摩周・屈斜路編】三大カルデラ湖をめぐって爽快ドライブ!雄大な自然を満喫する「一人旅」おすすめスポット

一人でも訪れやすい旅先をまとめた「一人旅」おすすめスポットシリーズ、今回は阿寒・摩周・屈斜路編です。

国の特別天然記念物「阿寒湖のマリモ」が生息するここでしか見られない自然景観や、アイヌ文化に触れられるスポットが魅力の阿寒湖。「摩周ブルー」と神秘的な雰囲気をもつ摩周湖は、季節によって変わる美しい景観で、訪れる人を深い感動体験へ誘います。日本最大のカルデラ湖・屈斜路湖は、雄大な景色やアクティビティを楽しめることでも有名です。思う存分羽を伸ばせる「一人旅」ならではのおすすめの過ごし方、訪れたいスポットをまとめました。ぜひ参考にしてくださいね。

※記事内の情報は2025年9月23日のものです。最新の情報は公式サイトでご確認ください。

三大湖めぐり


摩周湖、屈斜路湖、阿寒湖からなる三大カルデラ湖。全てが火山活動によって形成されたカルデラ湖であり、雄大な自然景観が大きな魅力です。春の花々、夏のウォータースポーツ、秋の紅葉、冬ならではのアクティビティと、一年を通して様々な自然の表情を堪能できる楽しみが待っています。3つの湖は地理的にも近く、それぞれの湖の間は車で約1時間程度で移動ができます。阿寒湖→摩周湖→屈斜路湖と3つの湖を順にめぐると約3時間程度。自家用車やレンタカーに乗り、3湖をめぐるドライブもおすすめです。特に晴れた日は、爽快な景色が待っていますよ。

摩周湖


世界有数の透明度を誇る「摩周湖」。摩周岳の噴火により誕生したカルデラ湖です。「摩周湖第一展望台」「摩周湖第二展望台」「裏摩周展望台」の3つの展望台があり、その神秘的な湖を眺めることができます。「霧の摩周湖」とも称されるほど霧の発生する日が多く、幻想的な雰囲気に包まれた景色を楽しむことができます。6〜10月前後の霧発生時の早朝には雲海を見ることができる日もありますよ。また、晴れた日には青空が湖面に映り込み、「摩周ブルー」といわれる吸い込まれるような美しさを眺めることができます。特に10〜5月は晴天の確率が高くなるため、天気予報を確認しながら訪れると良いでしょう。


摩周湖

住所
北海道川上郡弟子屈町原野
電話番号
015-482-1530(摩周湖レストハウス)

cafe&bal COVO



摩周湖と屈斜路湖の中間地点、釧路川のほとりに建つ「cafe&bal COVO(カフェバルコーヴォ)」。北海道に魅せられ移住したオーナーが、10年の歳月をかけて手作りしたログハウスレストランです。木の温かみ溢れる落ち着いた店内は女性おひとりさま客も多数。本格的なイタリアンを提供しており、特に地元の豊かな食材を活かしたピザやパスタが人気です。「斜里産麦王豚のアマトリチャーナ」(1,600円)、「摩周和牛と弟子屈ポークのボロネーゼ」(1,850円)など、絶品メニューと一緒に窓から見える釧路川の景色も楽しむことができます。


cafe&bal COVO

住所
北海道川上郡弟子屈町字札友内89
電話番号
015-482-8557
営業時間
cafe:11:00〜14:30(L.O.14:00)予約不可
※混雑時、L.O.に関係なく終了有り
bal:18:00〜22:00 (L.O.21:00)要予約
定休日
水曜日、木曜日

阿寒湖


活火山の雄阿寒岳、雌阿寒岳の間に位置する「阿寒湖」。周囲26kmの、緑深い原生林に囲まれた美しいカルデラ湖です。阿寒湖を象徴する存在・特別天然記念物「阿寒湖のマリモ」は、地域住民によって大切に保護されています。大小様々な大きさ、丸くて愛らしい見た目から、近くで見てみたい!と思いがちですが、マリモの生育地は立ち入り禁止エリア。遊覧船(阿寒観光汽船)を利用すれば、マリモを観察できる「マリモ展示観察センター」や景勝地の滝口をめぐることができますよ


阿寒湖

住所
北海道釧路市阿寒町阿寒湖温泉
電話番号
0154-67-3200(阿寒観光協会まちづくり推進機構)

ボッケ遊歩道


心地よい風が吹き抜ける阿寒湖畔では、慌ただしい日常を忘れて、のんびり森林浴をするのもおすすめです。「ボッケ遊歩道」は、「阿寒湖畔エコミュージアムセンター」から観光船乗り場まで続く遊歩道。湖に向かって歩くと、地中から水蒸気や泥湯が噴き出す「ボッケ」が観察できます。阿寒湖の「水」のエネルギーだけでなく、「ボッケ」から噴出する「火」のエネルギーも感じられるとってもパワフルなスポットです。


ボッケ遊歩道

住所
北海道釧路市阿寒町阿寒湖温泉1-1-1
電話番号
0154-67-3200(NPO法人阿寒観光協会まちづくり推進機構)
営業時間
(夜間は照明がないため見学不可)

阿寒湖アイヌコタン


阿寒湖地区のコタン(集落)は、今もなお約120名のアイヌの人たちが暮らす北海道最大級のコタンです。アイヌ文化に触れることができる「阿寒湖アイヌコタン」には、木彫りの作品などの民芸品店や飲食店が軒を連ねます。他にもユネスコ世界無形文化遺産「アイヌ古式舞踊」などの公演が行われる常設劇場「アイヌシアター イコㇿ」や工芸品が収蔵されたアートミュージアム「オンネチセ」など、アイヌの歴史と文化に触れられる施設が充実しています。


阿寒湖アイヌコタン

住所
北海道釧路市阿寒町阿寒湖温泉4
電話番号
0154-67-2727(阿寒アイヌ工芸協同組合)
営業時間
(店舗により異なる)
定休日
(店舗により異なる)

屈斜路湖


日本最大のカルデラ湖「屈斜路湖」湖畔から温泉が湧き出すという珍しい特徴があり、冬でも湖面の一部が凍結しないため、シベリアから飛来したオオハクチョウが越冬することでも知られています。冬の時期には、温泉に浸かってくつろぐハクチョウを間近で見ることができますよ。南岸には和琴半島が突き出し、湖上に中島が浮かぶ風景も美しく、人気が高いポイントです。


屈斜路湖

住所
北海道上川郡弟子屈町屈斜路
電話番号
015-482-2200(摩周湖観光協会)

砂湯


屈斜路湖の湖畔には「砂湯」があり、砂浜を掘ればたちまち温泉が湧き出ます。手で掘っても足湯ができるくらいの手作り湯船を作ることができますよ。砂湯には整備された足湯も2ヶ所あるため、時間がない時はそちらを利用するのもおすすめです。冬には渡鳥のオオハクチョウが羽を休めに来る姿を眺めながら足湯を楽しむことができるかもしれませんよ。


砂湯

住所
北海道弟子屈町美留和

中標津・別海エリア


広大な牧場風景に代表される、北海道ならではの豊かな自然が溢れる中標津・別海エリア。地球が丸いことを体感できる「開陽台」や、真冬に見られる幻の「四角い太陽」の観察地「道の駅 おだいとう」など、絶景スポットが盛りだくさんのエリアです。ここで訪れておきたい絶景スポットをピックアップしてご紹介します。

ミルクロード


広々とした緑の酪農地帯を一直線に伸びる爽快なドライブコース「ミルクロード」。信号もなく、地平線まで続くかのようなまっすぐな道は、ドライブやツーリングに最高な気持ち良さ。周辺の牧草地では乳用牛が放牧されるなど、北海道の酪農地帯らしいのどかな景観を楽しめます。スタート地点にもなる「開陽台」からは、地球が丸く見える壮大な景観を体験できますよ。


ミルクロード

住所
北海道標津郡中標津町開陽

トドワラ


天然のトドマツが海水の侵食により立ち枯れた場所が、「トドワラ」です。かつて森だった場所が立ち枯れた様子はまるで「地の果て」のような光景。幻想的で荒涼とした風景は、貴重な絶景として注目されています。現在でも侵食が進んでいるため、いずれ見られなくなる光景かもしれません。「野付半島ネイチャーセンター」からトドワラまでは遊歩道が整備されており、徒歩で片道約30分。道の途中でエゾシカやキタキツネにも出会えるかもしれませんよ。


トドワラ

住所
北海道野付郡別海町野付
電話番号
0153-82-1270(野付半島ネイチャーセンター)

【一人旅おすすめ宿】あかん遊久の里鶴雅


阿寒湖畔の壮大な自然を五感で楽しめる宿「あかん遊久の里鶴雅」目前に阿寒湖を望む1階の庭園露天風呂や、8階にある空中露天風呂「天女の湯」といった趣向の異なる露天風呂で、肌も心も潤す良質な温泉を満喫することができます。さらに世界初のドーム型展望サウナからは、満点の星空を眺めながら“ととのう”感覚を体験できると、サウナ好きからの人気も高い宿です。


本館“レラ”はアイヌ文様をモチーフにした客室。壁に飾られたアペ(火)のレリーフや姿見、ライティングテーブルも木彫りで、アイヌのアートを満喫できます。ベッドカバーに描かれたアイヌ文様は、阿寒湖畔在住の刺繍作家がデザインを起こし、1枚1枚丁寧に刺繍をしたものだそう。

一人旅のステイには、夕食・朝食共にバイキングを満喫できる【気まま一人旅】プランや、夕食に和会席が楽しめる【ゆったり一人旅】プラン、夕食に特別会席を堪能できる【贅沢な一人旅】プランなど、数種類の一人旅専用プランから選べます。いずれのプランでも本館“レラ”の客室(和室ツイン/洋室ツイン)を選ぶことができますよ。他にも客室露天風呂付きやジェットバス付きなど、多様な客室からチョイスが可能です。


大人気のビュッフェは、北海道ならではの新鮮な海の幸、特にボタンエビや甘エビなどの食べ比べもできる贅沢さが魅力です。地元・阿寒やオホーツクの食材をふんだんにつかった料理がなんと100種類も並びます。また、ワインセラーにはソムリエ厳選のワインが約1,000本収蔵されており、食事と一緒に楽しむことができます。ビュッフェはもちろん、和食膳にも合わせることができるので、食事スタイルに合わせておすすめのワインを味わうのはいかがですか?


あかん遊久の里鶴雅

住所
北海道釧路市阿寒町阿寒湖温泉4丁目6-10
電話番号
0154-67-4000
営業時間
チェックイン15:00、チェックアウト10:00

北海道ならではの魅力がいっぱい、夢のような一人旅を


三大カルデラ湖をはじめとする、阿寒・摩周・屈斜路エリア。火山活動が生み出した雄大な自然を感じるのはもちろん、生き物や独自の文化が共存する、「大地の恵み」を体験できるエリアです。心が洗われるようなドライブや、美味しい空気をたっぷり吸い込むお散歩も楽しみながら、贅沢な一人旅をしませんか?旅が終わる頃には、新しい自分に生まれ変わったような気分になれるかもしれません。北海道ならではの魅力をたっぷり楽しむ一人旅を、ぜひ楽しんでくださいね。


この記事を書いたモウラー

モウラー

maiko

札幌在住のライター。
毎日がもっと楽しく、週末がもっと楽しみになるようなお出かけ情報を中心にお届けします。
一児の母で絶賛子育て中。