狸小路「丿貫札幌」│横浜の名店が札幌に進出 ３度楽しめる煮干そば

横浜を代表する煮干しラーメン店が札幌に先日オープンしたとのことで、早速伺ってきました。

やってきたのは、中央区南2条西4丁目、狸小路そばにある「丿貫」です。見慣れない漢字ですが、（ヘチカン）と読みます。横浜で創業した煮干しラーメン専門店「丿貫」が北海道に進出。
4月13日(木)にオープンしたばかりの新店です。

Moulaで紹介している話題の韓国グルメ10円パンのお店「【10円パン 札幌】北海道初上陸の大人気韓国スイーツを食べてみた！」とも同じ通りで、横にはやきとり一平があります。

階段を上がって2階にあります。
店内はカウンターのみ11席、12時前に伺った時はサラリーマンで半分ほど埋まっていました。

メニューはシンプル。
・煮干そば　¥1,000
・紅ズワイ蟹　¥1,300
に、ちょうどこの日から始まっていたのは、「和え玉（アサリガーリックバター）450円」
ハーフは50円引き

トッピングには、肉増し、うずらの味玉、バターがあります。

初めてだったので、「煮干そば」を注文。
10分ほどで来ました。

すごいスープの色！く、黒い！
細麺の上に大きなチャーシュー、刻み玉ねぎ。

スープからいただきます。
意外にもサラッとしたスープを啜ります。



！！！！
煮干しが濃い！でも全然臭くなく一口また一口とスープを運んでしまう味です。
気づいたら口の中が煮干しでいっぱいに

続いて麺は…スルスルと喉越しのいい細麺が煮干しの風味と一緒に入ってきます。
刻み玉ねぎの辛味が程よく刺激してきていいアクセントになってます。

煮干ラーメンではなく煮干そばという名前が合うほど「和」を感じる1杯です。

そういえば卓上には一切調味料がなく、この1杯で完成されていることを証明するかのよう。



あっという間に食べ終わる、あとふた口ほどを残したところで、この日からと書いてあった「和え玉(アサリガーリックバター)」を追加注文。
ハーフもありましたがもうひと玉食べれそうだったので普通を。
周りのお客さんも9割くらいが頼んでいました。

煮干そばと同じ器ですが、見た目にびっくり。
替え玉のような麺の上にアサリガーリックバターのペーストがドンッ！
こちらも刻み玉ねぎが乗ってます。

店員さんから、全体を混ぜてまずはそのまま、お好みで残ったスープを入れて食べてください。との事。

言われるがまま箸でかき混ぜていくと、ペペロンチーノのようなニンニクの香りが。
見た目は完全にパスタのよう…

食べてみると、あさりの旨味が凝縮した温かい麺がバターの香りとともにふわぁっと口に広がる。いやーこれはこれでもう完成してる！旨い！

ペロッとひと玉いってしまう、むしろあさりバターパスタ専門店としてでもいいのでは？
(これで450円というのがまた安い！)

しかし、店員さんの教えをしっかり守り半分でセーブ。残った煮干スープをレンゲで5杯ほどかけてみる。

すると今度は、背徳感ある見た目の〆の逸品が完成。

箸で混ぜると、煮干スープにあさりをまとった麺が混ざりあい、新たな1杯ができていく。

ずずずっ。

和でも洋でもない不思議な味、でも、絶妙に合う。スープもあり、サラサラと進む。
ここでも刻み玉ねぎがいいアクセントになっていて、食べながら口の中をスッキリさせていく。
丿貫（ヘチカン）の完成系はこれなのか！！

あっという間に完食。
洗練された3種類の味を頂きました。
1回で3度楽しめる「丿貫」満足度高めでした。

気になるのは、メニューは毎日新しいものが用意されていて、日によって少し変わることも。

横浜の店舗では、オマール海老や牡蠣のメニューがあったり、和え玉に黒酢やほたてもあるよう。魅惑のメニューです。
これから札幌店でも出てくるかもしれませんね。

階段を下がろうとしたら、ミラーボールが照らす中、掛け軸がかけてありました。

なんだか背筋がピンとなって階段を下りました。
また近々伺いたいと思います。

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