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夏帽子の季節です!

夏帽子の季節です!

今年ブレイクしているクロッシェ帽子


エレガントなフォルムの麦わらクロッシェ帽子

クロッシェとは、フランス語で「釣鐘」という意味。帽子の形が釣鐘に似ていることから、クロッシェ帽子と呼ばれます。クラウン(アタマにかぶる部分)全体に丸みを帯びていて、細めのデザイン。

1920年代、フランスは「狂乱の時代」。第1次世界大戦の惨禍が過ぎ去り、新しい自由な価値観が力強く模索された時。文化が各地で花開き、アメリカからパリにやってきて、その姿とダンスで人々を魅了したダンサー、ジョゼフィン・ベイカーやシャネルの装いに代表される斬新さが特徴でした。この時代に、クロッシェ帽子は人気を博しました。フェイスラインをすっきりと明るく見せるフォルムが特徴です。

今回はクロッシェ帽子、中でもオレンジの帽子からご紹介しましょう。日本におけるクロッシェ帽子、かつては大正時代にモダンガールの略である「モガ」の装いが好まれ、そのポイントとなったのがこの帽子です。絵画でも、古賀春江「窓外の化粧」に描かれ、当時の「新しさ」を象徴していたことが伺われます。クラシックな印象ですよね。

「十勝でシャポー!2024年夏」では、鮮やかなオレンジ色のクロッシェ帽子が届いています。素材は麦わら100%で、とても軽く、エレガントな被り物としてコーディネートのアクセントに。ニュアンスのあるオレンジ色で、合わせ色次第でカジュアルにもシックにも演出してくれます。

手編み素材で涼やかに


手編みのクロッシェ。サイドの同素材リボンがキュート

そして、今年、話題なのは手編み素材です。このクロッシェ帽子は、素材がマニラ麻95%で、手編みなのに重くない。サイドに同素材のリボンをたらして、フェミニンな表情に。色は、ナチュラル・ベースにレンガ色とネイビーの2色展開です。

クロッシェ帽子は水平、または少し後ろに傾けて深めにかぶるのが基本になりますが、このストライプの帽子は、前部分を織り上げてかぶると明るい印象に。


同素材の色違いも。主にマニラ麻でできていて軽い!

典型的なクロッシェタイプ以外にも、少しつば広の、誰にでも似合うクロッシェは、複数色とり揃えるとのこと。ファッションを選ばない帽子で名高い、石田製帽のクロッシェは流行に左右されません。


スタンダードのクロッシェ。各色取り揃えて展開

帆布バッグと帽子でお出かけ

今夏の「十勝でシャポー!2024年夏」では、帽子に合わせる岡山の帆布小物も多数取り揃えています。帆布とは、綿や麻といった天然素材を平織りで織った厚手の生地。繊維の街として知られる岡山県倉敷市の特産品です。

風を受けて船を進ませる帆船(はんせん)の帆に使われていたことから「帆布」と呼ばれるようになりました。耐久性が抜群で、古くは帆やパラシュートに使われてきた伝統的な素材ですが、新しいところでは、ハリ感のある生地で作ったバッグや小物。

今回はこの帆布を使い、独特な色使いで日常を彩る「SIRUHA」のバッグとキャッシュレス時代に対応した財布など、小物を取り揃えました。


帆布のトートバッグはカラーバリエーションが豊富です


帽子と合わせてSIRUHAのポーターでお出かけはいかが?

戸外へと誘うバッグには、軽さに注目して10号と11号の柔らかい生地を使っており、帆布とは重いとの一般的な印象を覆す仕上がり。お店で実際に触っていただくとよくわかります。それでいて、トートバッグ、リュックともに使い込むほどに生地が馴染み、味が出ることが魅力です。

石田製帽の麦わら帽子と合わせると、一層、足取りの軽い装いが実現すること間違いなしです。


SIRUHAはキャッシュレス時代のお財布など小物が充実しています

ハット・スタイリスト石田勝士氏にお見立てしてもらいましょう


ハット・スタイリスト石田さんの来店日には全国の帽子好きがかけつける

洋服もそうですが、帽子って、気に入った色や形と、似合うものが必ずしも一致するとは限りません。それでいて、帽子ほど表情を変化させるものはないのでは?

”その帽子を手にした日から、冴えない人生は美しく輝きはじめる。”
これは『ミッテランの帽子』という、フランス大統領がカフェに忘れていった帽子をめぐる小説の中のフレーズです。

昨年の「十勝でシャポー:いましろ麦わら帽子フェア」では、遠来の方を含む多数の帽子好きが集まり、ハット・スタイリスト石田さんのお見立てで、ピタッと似合うひとつ(中には2つ、3つの場合も)の帽子を見つけられました。アタマの形、顎の線や髪型、肌の微妙な色など、似合う帽子に行き着くのに様々な要素をたちまち組み合わせて提案をいただく機会は、めったに訪れません。

「いましろ麦わら帽子フェア」は、以下の日程で開催されます。
 更別@本通り商店街 いましろ|7月10日(水)〜17日(水)
 ※石田氏在店は7月14日(日)〜17日(水)9:00-18:00
 
 帯広@Hotel NUPKA|7月18日(木)-24日(水)
 ※石田氏在店は7月18日(木)〜21日(日)10:00-18:00

幸運をもたらす帽子に出会うチャンス。夏帽子がいっきに集まるこの機会をお見逃しなく。


ナチュラル麦わら系は各地で完売。


いましろ

住所
北海道河西郡更別村字更別南1線91番地
電話番号
0155-52-2251
営業時間
7月10日(水)〜 17日(水)9時〜9時
※石田氏在店 7月14日(日)〜17日(水)
定休日
日曜・祝日
備考
「いましろ麦わら帽子フェア」開催中は日曜・祝日とも営業します。

HOTEL NUPKA(ホテル・ヌプカ)

住所
帯広市西2条南10丁目20-3
電話番号
0155-20-2600
営業時間
7月18日(水)〜24日(水) 7時〜23時
※石田氏在店 7月18日(水)〜21日(日)10時〜18時
定休日
なし

この記事を書いたモウラー

モウラー

ヨウコ

旅が好きです。島好きが高じてフランス領の小さい島や日本の南島を訪れインタビューに没頭していたら、50歳半ばで結婚、十勝に住む機会が飛び込んできました。
出会いって思いがけずやってきます。
油を売って見つけた友人との十勝をご紹介します。