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起業するなら北海道下川町がおすすめ!その謎を紐解きます

起業するなら北海道下川町がおすすめ!その謎を紐解きます

道北に位置する人口約3,000人の下川町は、起業する人が多い町。

コロナ禍以降も多くの起業家が生まれました。町の9割を占めている森を案内するガイドさんや林業の会社に中古車やさん、本格的なタイ料理が食べられるレストラン・地元産野菜をふんだんに使ったお弁当屋さんや、夜中まで楽しめるたこ焼きスナックなど種類も様々。なんだかワクワクしますよね。

なぜ、下川町は起業する人が多いのか?その謎を紐解いていきたいと思います。

秘密その1 : 移住者ウエルカムな町民性

下川町はこれまで大きな人口の増減を体験してきました。
1960年代には町内にある金山・銅山の採掘のため大手が参入し、多くの人が移住してきました。人口も今の5倍以上の15,000人をマーク。今では一つしかなくなった小・中学校もいくつもありました。

ところが金山・銅山が休山になり多くの人が流出。20年という短い期間で人口が半分になってしまいました。「北海道過疎No.1」の悲しい称号を手にしたのが1980年代のことです。

そのため、とくに長年住んでいる町民たちは人が増える喜び、そして去っていく悲しみをよく知っています。移住してくる人に対しても「よくきたね、嬉しいよ。」などという言葉をかける姿も見かけることもあります。


動画は下川町の冬の風物詩「アイスキャンドル」。
1980年代過疎化で町が衰退の一途をたどる中若者たちが集まって考えた、寒さを逆手にとった町おこし企画で、下川町が発祥の地です。


秘密その2 : 「ないならつくっちゃえ!」のマインドが根付いている


下川町は都会と違ってないものがたくさんあります。大型商業施設もない、映画館もないし他にもいろいろ。けれど「ないならつくっちゃえ!」のマインドは根付いています。自分達にとって必要な、あったらうれしい"コト"や"モノ"を自分たちの手で作り出す。

そして、挑戦する彼らを出る杭とみなすのではなく、温かく応援する風土が下川町にはあるのです。町民は彼らの挑戦をワクワク楽しみにしているのです。



秘密その3 : 関わりしろがたくさんある


下川町はイベントがたくさんあります。観光協会が主体となって行うイベント以外にも、町民が主体となって開催するイベントも年中あります。同じ週末にいくつものイベントが重なってしまうことも!

これらイベントは参加するだけでももちろん楽しいですが、希望すれば実行委員として関わることも可能です。そのため、移住したてにもかかわらず、自分の得意を生かして実行委員として大活躍する人もしばしばいます。


また、私の所属しているタウンプロモーション推進部で毎月開催する町民交流会「タノシモカフェ」も、地域に馴染むための大切なツールになっています。このイベントの参加対象者は、移住者、地元民、そして下川ファンや視察者など。

下川町に興味がある人にとって、町民と接点をもって生の声を聞くことができる大切な機会となっているのです。この場を利用して「移住を決めた!」という人もたくさんいます。「タノシモカフェ」は7年もの間、継続開催されています。



秘密その4 : 起業型地域おこし協力隊「シモカワベアーズ」の仕組みがある


下川町は前述の通り、挑戦を応援する空気のある町です。人口は約3,000人と少なく、課題もたくさんありますが、町民たちの中でも「やってみよう」と次々とチャレンジが生まれていく町です。そんな町民性を生かしながら、新たな事業をおこすための仕組みとして整えた受け皿が「シモカワベアーズ」です。

「シモカワベアーズ」は、総務省の地域おこし協力隊制度を活用し、地域と関わり合いながら事業をおこしていくプロジェクト。2017年度にスタートし、これまでに6人の起業家が全国各地から移住し事業をつくってきました。(募集締め切り:9/12)

詳細はコチラ→https://shimokawa-life.info/shimokawabears/

暮らし方や働き方に合わせた兼業型と専業型、2つの採用制度

下川町の起業型地域おこし協力隊の特徴は、以下の2つから働き方を選べること。

①兼業型地域おこし協力隊

現在の仕事を継続しながら「兼業・複業」として起業し、下川町で事業をつくる枠組みが、“兼業型”。 コロナ禍を経て暮らし方を見つめ直すきっかけとなった3年間。テレワークやフレックスタイムなど、柔軟な働き方が増えました。

そこで浮かび上がってくる、自分のやってみたいビジネス。本業で培ってきたスキルや経験を活かしながら、地域にまだ無いビジネスを創出したり、町内との適度な距離感だからこそ見える余白を新しいビジネスや活動を通じて解決したり。理想の暮らしとのいいところ取りで事業をおこす仕組みです。

○勤務時間:フレックスタイム制(ただし週の労働時間は22.5時間以内を基本とします)
○雇用形態:下川町との雇用契約はありません(委嘱型)
○活動期間:概ね1年以上3年以下
○報酬等: 報酬[~12万円/月※勤務日数の目安は以下]・手当等[なし]
 ・週3日程度・・・12万円/月
 ・週2日程度・・・8万円/月
 ・週1日程度・・・4万円/月
○活動費: 160万円/年以内

②専業型地域おこし協力隊

1年~3年間の任期の中に新規事業をおこし、自走できることを目指し活動する協力隊の枠組みです。

「まだ地域には無いけど、あったらいいな」という住民のニーズに応えるプロジェクトや、自分が今まで培ってきたスキルや経験を活かした長年の夢の実現など、持続可能な事業の創出を目指します。挑戦を応援する下川町ならではの起業を計画的に実行できる仕組みです。もちろん「ワクワクするかどうか」という視点も、お忘れなく。

○勤務時間:8:30~17:15(週の労働時間は37.5時間を基本とします)
○雇用形態:下川町との雇用契約を結び、個人事業主となった際は、雇用契約の解約を行います。(委嘱型に切替)
※雇用契約締結時:社会保険等の加入あり
※雇用契約解約以降:社会保険等の加入なし
○活動期間:概ね1年以上3年以下
○報酬等: 報酬[20万円/月] 手当等[なし]
○活動費: 160万円/年以内
○募集人数:若干名
詳細はコチラ→https://shimokawa-life.info/shimokawabears/

ブルーパブの開業を目指すベアーズ6期生のイベント出店の様子

今年の募集テーマは「地域も自分もワクワクする」事業

起業のジャンルは、医療、福祉、エンタメ、教育、環境、食……なんでもOK。まずは自分が、そして周りがワクワクするか。
素直な気持ちを原動力に、下川町の余白で、思い切り自由に未来を描いてみませんか?

兼業型事業テーマの一例
・木工作家兼ネイチャーガイド
・農家でありつつ子どもたちのバスケの先生
・昼は学童の先生で夜はヨガのインストラクター
・画家でカレー屋
・介護士&デザイナー&イラストレーター

専業型事業テーマの一例
・空き家を活用した子育てシェアハウスの立ち上げ
・高齢者の見守りと自給自足したい若者をつなぐ仕組みづくり
・耕作放棄地を観光資源にするプロジェクト
・子どもの部活動の維持と大人の健康維持を融合した新しい課外活動

詳細はコチラ→https://shimokawa-life.info/shimokawabears/


卒業し、町内でアロマ・漢方ビジネスをしているベアーズ3期生

シモカワベアーズ2024募集イベントのアーカイブ動画

移住マッチングサイト「SMOUT」とのコラボで行ったオンラインイベントのアーカイブ動画です。
事務局のメンバーとメンター陣によるトークセッション。下川町の説明や地域課題、将来の下川町にあってほしい事業など、盛りだくさんの内容です。(約1時間)


シモカワベアーズ採用でよく聞かれるQ&A

Q.「ワクワクする事業」なら、本当になんでもいいんですか?
A. ご自身のワクワクはもちろん大切にしていただきたいと思っています。その中でも、下川町にまだ存在しない仕事や、地域の困りごとを楽しく解決できるプロジェクトだと、住民の方々の理解や応援を得やすいです。誰か一人がワクワクすることというよりも、住民の方々が巻き込まれたくなる、ワクワクの輪が広がるような事業を、お待ちしております!

人がワクワクすることというよりも、住民の方々が巻き込まれたくなる、ワクワクの輪が広がるような事業を、お待ちしております!

Q.起業準備や活動開始までの具体的なサポートはありますか?
A. ベアーズ事務局の定例ミーティングやメンターによる3ヵ月1度の伴走支援などを予定しております。また、着任後に別途相談する場を設定したり、助成金の申請等をサポートします。

Q.活動費ってなんですか?
A. 協力隊の活動を行うために活用できるお金です。経費として支出できるものとできないものがございますので、詳細はお問い合わせください。

Q.兼業型に応募する場合、住民票を移す必要がありますか?
A. 地域おこし協力隊制度を活用するため、3大都市圏(※)から住民票を異動させる必要があります。詳細は総務省のウェブサイトをご確認ください。
*総務省「地域おこし協力隊推進要綱」

詳細はコチラ→https://shimokawa-life.info/shimokawabears/


この記事を書いたモウラー

モウラー

タチバナ ユミコ

結婚を機に移住した北海道下川町で、移住コーディネーターをすること7年。下川町は面白い町なのに、ただ通り過ぎてしまう方も多く、誰かが案内しないと魅力に気づいてもらえないことも。。なので、私がmoulaを通して下川町のご案内をしていくことに決めました!更新頻度は、、気まぐれですがお許しください。

北海道の暮らし情報や移住の心得・しょうもない話も多めのくすっと笑えるラジオ『移住の女神』のパーソナリティーをやっています。youtube・podcast・spotifyで検索して聞いてみてくださいね。