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どうせなら、厳寒の北海道下川町でとびきりの冬体験を!

どうせなら、厳寒の北海道下川町でとびきりの冬体験を!

北海道下川町という町をご存知ですか?
北海道の形を顔に例えるなら、まゆげあたりにある、冬は-30℃をマークする極寒のまち。
今シーズンもとうとう冬がやってきました。
本来なら嫌われ者の北海道の冬ですが、あえて極寒の下川町にくれば、非日常の素敵な体験ができるはず。今回は知る人ぞ知る”下川の冬”の楽しみ方を、こっそり紹介していきます。



雪の森に抱かれて過ごす特別な時間

市街地を抜け道道101号線を車で7-8分走ると、「五味温泉」という看板が。その看板を右手に見ながら更に150mほど進むと、森の手前にポツンとみえるのは三角形のA-flamecabin「iwor(イウォロ)」。
iworは、起業型地域おこし協力隊“シモカワベアーズ”の大石さんが、半年かけてセルフビルドした三角形が可愛らしいキャビンです。

片面は全面ガラス窓で、まるで森の中に抱かれているような錯覚に陥ってしまいます。
冬はこの窓からしんしんと森に降り積もる雪を眺められ、非日常の世界へいざなわれたかのよう。
下川の木材をフル活用したオフグリッドのキャビンでは、ベッドと簡易な水道・ガスコンロ、小さな薪ストーブも用意されているから、とても快適な時間を過ごせます。

隣接する木道を散策したり、近くの五味温泉に浸かったり、楽しみ方は人それぞれ。
大石さんがフルオーダーメードで組んでくれる町内の人をめぐる「ぐるっとしもかわ」のツアーもセットでお願いすれば、観光に立ち寄っただけでは知ることのできない、下川町のニッチな魅力を存分に味わうことができるので、おすすめです!


iwor

寒いほど天気がいい下川町。雪の森に佇むiwor。


フルオーダーメードのツアーで下川を満喫


タチバナからみた大石さんってどんな人?


大石陽介さんは静岡出身。小学校の先生を経て、青年海外協力隊へモンゴルへ。帰国後先生の職に戻り結婚と同時に北海道へ上陸しました。旅が好きなことから、いつかは宿をやりたいという夢を描き、その夢が実現できそうな地域を探して、奥様とお子さんと共に下川町へ辿り着いたのが2020年のこと。下川町では起業型地域おこし協力隊として2023年まで事業の自立を目指して活動しています。現在はしもかわ観光協会の理事も務めています。

私からみた大石さんは視野が広くてとてもポジティブ。一緒に話をしていると、なんだかこちらまで元気になっちゃいます。下川町内で彼が築いた人脈を生かした、ぐるっとしもかわのツアーでは様々な町民との接点を作ってくれます。大石さんだからこそできるこの事業は、とても好評なので宿泊とセットでご利用いただくのが◉。
 


つながり達人の大石さん


ぐるっとしもかわ

住所
北海道上川郡下川町班渓2893
電話番号
050-5468-0918
営業時間
応相談
定休日
不定休
備考
宿泊料:24,000円〜(定員2名)
オーダーメイド型ローカルツアー「ぐるっとしもかわ」
2時間6,000円/1名〜
人数、時間によって料金が変動します。


日本一とも世界一とも言われる雪質を全身で楽しむ

下川町は北海道の中では積雪が普通ぐらいの量という印象です。ウインタースポーツも楽しめるけれど、雪下ろしは年に1度するかしないか。圧雪された道路は、低い気温のせいか溶けたり凍ったりすることは少ないため、あまり滑りません。

そんな下川町の雪は、パウダースノーを通り越してシルキースノーと表現する人もいるくらい、きめ細かくてふわっふわな極上の雪。

近年下川町では、その雪を存分に楽しむ「雪板」がブーム。

雪板は、エッジのないスノーボードに似た形。この板の前方につけた紐を手に持ち、足を固定せずに横向きに立って新雪の丘を滑り降りる遊びです。ふわっふわのシルキースノーなら、怪我の心配もないし、道具も自前のスノーブーツでOKなので、未経験者でも楽しむことができます。

この雪板を体験アクティビティとして提供しているのが、下川在住の河童なガイド屋Saikeの“べぇやん”です。
夏は下川に何本もはしっている川で沢登りや釣りを楽しむアクティビティを提供。冬にはこの雪板をはじめ、川を歩いて凍った滝をめざすリバーウォークなどの、下川ならではのアクティビティを提供しています。

12月末から3月上旬ぐらいまで随時予約を受け付けているので、下川で冬のアクティビティをやらない手はありません。ぜひお気軽に”べぇやん”にお問合せくださいね。


新雪をすべりおりる楽しさに、ハマる人が続出


凍った滝はとても神秘的。一見の価値あり!


タチバナからみたべぇやんってどんな人?


べぇやんこと、園部 峻久さんは茨城出身。小さい頃から川あそびや渓流釣りが大好きだったそう。
北海道の大学進学を機に北海道じゅうの川を探し歩き、下川町を流れる「名寄川」に魅了されて2018年に移住しました。

移住当初は観光協会の職員として働き、その後は1年を通して季節に合わせた自然アクティビティを提供する「河童なガイド屋Saike」を開業。

私からみたべぇやんは、懐っこくて町民からいじられがちな愛されキャラ。飲むのと歌うのが好きで、スナックでたびたび見かけます。川のことを語り出すといつも以上に早口になり、川への愛の深さがうかがい知れます。そんな彼の事業は、リピーターが多いのが特徴です。

移住者インタビュー:https://shimokawa-life.info/interviews/interview/interview-vol16/


川への愛がほとばしるべぇやん


河童なガイド屋Saike

住所
北海道上川郡下川町共栄町1-1(集合場所の「コモレビ」)
電話番号
080-6087-0240
営業時間
応相談
定休日
不定休
備考
【雪板体験】
所要時間:3時間程度
料  金:大人7,000円 子供4,000円
     道具レンタル1,000円
定  員:5人(人数により割引あり)

【リバーウォーク】
所要時間:2時間程度
料  金:大人5,000円 子供3,000円
     道具レンタル1,000円
定  員:5人(人数により割引あり)

この記事を書いたモウラー

モウラー

タチバナ ユミコ

結婚を機に移住した北海道下川町で、移住コーディネーターをすること7年。下川町は面白い町なのに、ただ通り過ぎてしまう方も多く、誰かが案内しないと魅力に気づいてもらえないことも。。なので、私がmoulaを通して下川町のご案内をしていくことに決めました!更新頻度は、、気まぐれですがお許しください。

北海道の暮らし情報や移住の心得・しょうもない話も多めのくすっと笑えるラジオ『移住の女神』のパーソナリティーをやっています。youtube・podcast・spotifyで検索して聞いてみてくださいね。