【Hiker Natsu Photo Story】北見・オホーツクの生活情報『DOSHINプラウ』デジタル vol.21
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『DOSHINプラウ』とは
北海道新聞 北見版に第2、第4金曜日に折り込まれている生活情報誌です。
山岳写真を中心に動物、ランドスケープ、ポートレートなど幅広いジャンルで撮影している北見市在住の写真家 三浦奈津美さんのフォトコラム。
天空の大海原に天使の梯子 写真家 三浦奈津美さん
『大海原の如くあたりを飲み込む雲海.標高1499mの山頂しか立っていられないほど、それは私のすぐ足元まで迫ってきた…』
春の雌阿寒岳は、昼と夜の寒暖の差で雲海になる事が多いと言われています。この時期の雲海は流れがとても激しく、時には阿寒富士から滝の様に流れ込んだり、大海原の様に辺りを全て飲み込む事も。かろうじて標高1499mの雌阿寒岳が頭を出してる事もしばしば。
この日も雌阿寒岳の山頂より見ていると、雄阿寒岳が飲み込まれたり、頭だけが時折見えたりするほどの大雲海。上空の雲と雲海の境目に現れた雄阿寒岳は、まるで溺れているかの様に見え、そこに天使の梯子がおりました。雄阿寒岳の山頂にもし私がいたら、梯子を登れたのかしら?なんて不思議な妄想をしつつ眺めていました。
山の天気はとても不思議。この写真の10分ほど前まで、快晴の空と地平線が広がっていました。突然湧いた雲海に思わず1番高い雌阿寒岳の山頂標識まで駆け上り、鼓動をバクバクさせ撮影したのを覚えています。
次回もお楽しみに!
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