【西28丁目】RY'S cafe barのカフェタイムで優雅にアート観賞

西28丁目駅から徒歩8分の場所にある「RY'S cafe bar（アールワイズカフェバー）」。昼はカフェ、夜はバーとして営業しており、アーティストの作品展示なども行っています。

今回はお店の概要やメニューのほか、店内で開催されていた個展の作品をご紹介します。

地下鉄西28丁目駅から8分ほど歩いたところに、くっきりとした文字で「RY'S cafe bar」と書かれた2階建ての建物が見えてきます。店前には2台分の駐車スペースがあります。

右手入り口から入って階段を上ると、大きな絵画をバックにしたナポレオン風のオブジェが。よく見てみると、ナポレオンに見える部分は犬のぬいぐるみです。

扉を開けて店内に入ると、店員さんが声をかけてくれました。入って右手が「アンティークエリア」、左手が「モダンアートエリア」「リゾートテラスエリア（夏季限定）」とされており、自分の好きな座席を選ぶことができます。

今回は「モダンアートエリア」の一番奥の席に座りました。

ポップなカラーや曲線的なフォルムを取り入れたミッドセンチュリーの家具を中心にレイアウトされています。椅子は色やフォルム、サイズまで異なるデザインのものが置かれています。

カフェの落ち着いた空気感が好き、アートな空間を楽しみたいという方におすすめです。

中世ヨーロッパをモチーフにしたインテリアが魅力的なエリアです。ロイヤルな装飾が施されたヴィンテージ家具や煌びやかなシャンデリアが非日常を演出してくれます。

ゆったりとしたソファ席も多く、優雅な空間でくつろぎたいという方におすすめです。

屋外テラスにある夏季限定エリアです。植物やパラソルが設置され、南国を感じられる空間となっています。夜のバータイム限定でビアガーデンも開催されていたようです。

個性的で華やかな内装はもちろんですが、こちらのお店には特別な「映えスポット」が用意されています。

入り口左手の壁奥には豪華なソファチェアや甲冑、鏡が配置されています。椅子に座ったりお気に入りのぬいぐるみを乗せてみたりなど、自由な構図で撮影可能です◎

入り口をふちどる額縁が写るようにすると、まるで絵画の中に入り込んだような写真が撮れます。

看板メニューの一つは焼きたてのワッフル。外はサクッ、中はしっとりとした食感が持ち味で、プレーンのほかにストロベリーや抹茶などのラインナップが展開されています。

この日はワッフルのラストオーダー（16時）に間に合わず、ポテトとシャーベット、ドリンクを注文しました。テーブルにあるQRコードからスマホで注文するセルフオーダー形式です。

揚げたてホクホクのフライドポテトに、ケチャップとサワークリームをディップしていただきます。サワークリームは酸味が強すぎずコクがあり、ついつい手が伸びてしまう美味しさでした。

アイスクリームのように濃厚な口当たりで、爽やかな柚子の香りが感じられる一品。ハート形のチョコレートが刺さっています。

独特の香りを持つルイボスティーにミルクがブレンドされたルイボスティーオレ。ほんのりと甘く、ほっとするようなやさしい味わいでした。

店内では定期的に個展やアートイベントが開催されています。今回は道内出身の画家・kunkenさんの個展会期中（2025年9月22日～10月19日）に訪問しました。

kunkenさん（本名：伊藤健輔さん）は北海道紋別市出身のアーティストです。「LUCKEYPEN工房」の屋号を掲げ、札幌に拠点を置いて活動されています。ペット・人物・風景の絵画オーダーを受け付けているほか、ハンドメイドイベントやワークショップ、ライブドローイングなど幅広く活動中です。

店内には動物の絵を中心に、十数点の作品が飾られていました。モダンアートエリア・アンティークエリア双方に展示されています。

疾走感のある馬や、穏やかで温かみのある猛獣の寝顔など、モチーフは様々。画材はアクリル、水彩、鉛筆などで、作品によって絵のタッチも異なるようです。どれも丁寧に描き込まれており、作家さんの人柄が感じられます。

非日常を感じられる特別な空間で、アートを観賞しながら食事も楽しめる…そんな贅沢な体験ができるお店です。落ち着きのある店内と気持ちのよい接客も魅力の一つ◎ぜひ一度訪れてみてください。