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札幌出身の3ピースバンド、KALMA。地元札幌でバンド結成10周年・デビュー5周年イベントを開催!

札幌出身の3ピースバンド、KALMA。地元札幌でバンド結成10周年・デビュー5周年イベントを開催!

札幌出身の3ピースバンド、KALMA。
2025年3月9日に地元札幌で周年ライブがあるということで、インタビューをオファー。

インタビュー前日にはVo.畑山悠月の弾き語りライブがあったので時計台ホールで観賞しつつ、同ライブの話から、周年ライブへの展望などを中心にインタビューを敢行!

読む前に知っておいて欲しいのだが、実は筆者(石川)、20年以上レコード会社を中心に音楽業界の作る側に身を置いていた者なのだが、KALMAを発掘〜育成し、そのまま制作ディレクターを担当していたのです。
なので、私しか知り得ない当時の話など、かなり距離の近めな対談形式寄りのインタビューになっているが、ファンはもちろん、ファンならずともご一読いただきたい!

2025/02/11  畑山悠月 弾き語りツアー 2025『雪に溶けてく僕らの声』@時計台ホール を観て


 昨日の時計台ホールでのライブ、めっちゃ良かったね!

畑山 ありがとうございます、嬉しいです!
バンドじゃ伝わりづらいような部分を弾き語りでは意識してるので、ちゃんと曲の良さとか出たかなと思います。

時計台ホールは初めて?MC的にそんな感じだったけど。
めちゃめちゃ雰囲気も響きも良い!

畑山 はい、いいですね!


2025/02/11 畑山悠月 弾き語りツアー 2025『雪に溶けてく僕らの声』@時計台ホール

20年くらい前にも仕事でこの会場に関わったんだけど、その時はそこまで鳴りが良かった印象なかったけど
ちなみに、ギタープレイもめちゃくちゃ良かった!あれ主にGibson使ってたの?

畑山 いや、あれYAMAHAなんですよ。

えー!意外!

畑山 それまではMartinメインだったんですけど、たまたま楽器屋に行ったらYAMAHAのアコースティックギターがあって、弾いてみたら良くて。

めっちゃGibsonの音だと思ってた。

畑山 ちょっと“ぽい音”というか、弦もキラキラ系だから合うかなっていう。

うん。替えたての弦!て感じの音が心地良かった

畑山 以前インスタライブとかをたまに覗いてくれていたじゃないですか?
でアコースティックギターの弾き方をアドバイスしてくれてましたけど、それは良くなってました?

めっちゃ良かったよ。元々ギター上手い方だとは思うけど、特に細かいニュアンスとか、その辺のダイナミズムとかめっちゃ良かった。ギターがすっげーグルービーだった。
その部分をどこまで聴いてる人がいるかはわからないけど、あれによって多分歌がよりスッと入ってくるのかな、って思いながら見てた。

畑山 良かったです、嬉しいです !


2025/02/11 畑山悠月 弾き語りツアー 2025『雪に溶けてく僕らの声』@時計台ホール

あと、新曲がめっちゃ良かった!

畑山 ありがとうございます。あの曲とかを今、レーベルスタッフとかにバンドとしてやっても相性良いですかね?みたいな話してて。

バンドでもいい曲になりそうね。改めて、あの空間含めマジでスッゲー良かった!

畑山 場所も良かったですね。この弾き語りツアーは全箇所、そういう少し変わった場所だったんで。
大阪は教会、京都は磔磔だったんですけど

磔磔やったんだ!?いいね!

畑山 はい、磔磔で。しかも崎山(蒼志)くんとやったんですよ。
めっちゃ良かったです。。

あれはねー凄すぎる。。

畑山 すごかったですね。ギターが上手すぎて。。ちょっと食らいましたね。

でもさ、あれはあれ。悠月もギターめっちゃ上手かったし違った良さもあるよ。

周年イベントについて〜結成時から深掘り〜

そして今年は周年 。デビュー5周年・結成10周年ということで。
結成は高2だっけ?高1?

畑山 高1の4月ですね。

その時のオリジナルメンバーは悠月と陸斗だったよね?

畑山 はい。そこから竜也がドラムとして入ったのが高2の夏。
なので竜也は1年しか変わらないから今考えたら初期のメンバーとほぼ変わんないようなもんですね。


そうだよね。んで、結成して割とすぐビクターのオーディションに臨む、と。

畑山 はい、ビクターの最初のオーディションは高1の冬ですね。
(風邪を引いてしまい)ちゃんと歌えなくてダメだったけど、ビクターの人に声かけられて。
1年頑張って、次の年もう一回応募したらライブ審査は通ったんですけど、今度は怪我をしちゃって。

ああああ、そうだ。

畑山 それがもう最終オーディションの1週間前の話だったんで、めちゃくちゃに怒られて。笑
でも一緒にやろうって言ってくれて、その時に紹介してくれた方が石川さんでしたね。

ちなみに 1年目のオーディションも見てたけどね。

畑山 言ってましたよね。

(下北沢のライブハウス)ThreeとかBASEMENT BAR?近松かな?

下北のどっかだったはず。「うわー、この子達やらかしてんなー」と思って。

畑山 よく拾ってくれましたね。

うん。俺、2回目見た時は、もう直感的にいいなと思ってやりたい(契約したい)と思ったんだ。
あの時既に「少年から」とか、、

畑山 「年上のお前」、「ハレルヤ」とか。

うん。実は周りはそんなに反応よくなかったけど。
俺がめっちゃいいなと思ってたら、「あれ?」みたいな。笑

畑山 いや、でも初期の曲とか、やっぱ今でも人気があるんで、あの頃ってやっぱ何も考えずに曲を作れてたというか。
何も考えてなかったわけじゃないですけど…意外とちゃんと曲として練られている内容ではあるんですよね。

それっぽく言うと、初期衝動ってやつね?

畑山 そうですね 初期衝動でした、完全に。

昨日ライブ見てて思ったのが、自分的に、今までのKALMAは大きく分けて3つに分かれるなと思ってて。
1つ目が、俺が携わってた頃のその感じ、初期衝動。
2つ目はメジャーデビューして「これでいいんだ」とかあの辺の頃、キーの概念を多分分かってないで頑張ってる頃。

畑山 そうですね!(キーが)高すぎるって。笑

コードがどうやったら循環するかとか多分あんま分かってない頃。
そして最近のモードが3つ目。昨日のライブで新曲とか聞いて、めっちゃコードワーク上手くなってんなって。

畑山 嬉しいです。

色っぽいコード使い始めてきてるのと、人としても色気ついてきたので、青年になってきたなぁと。 笑

畑山 そこは多分曲作りの仕方が変わったかなって。高校生の時とか「僕たちの唄」とかも。石川さんと一緒にやった作品。
あの曲とかも結構コードが変じゃないですか。あれはコードからじゃなくてメロディーから浮かんだりしてスマホに録音して、それに合ったコードをはめるってやり方だったんで。
でも最近は曲を量産することも増えてきたこともあって、とりあえずギターのコードを沢山弾くみたいな。


ああ、それはね、なんかライブ聞いてて分かった。ギターから作ってるの。
メジャーからマイナーになるコード、よく使うじゃない?

畑山 はい、使います。笑

そこのオイシイメロをちゃんと歌ってるなとか。

畑山 メロはいいとして、歌詞は未だに自信ないんですけど…。

あ、そうなの?

畑山 メロディーに関しては、作るのが好きなのもあるけど、、良いメロディーをずっと書けてるなっていう自信はあるので。
ただ、昔みたいに 「作りたい」だけで作ってない。今はそこは変わりました。

あんまりメロ主体っていう感じじゃないモードの時期もあったのかな、数年前ライブ見た印象だとそんな感じがして。

畑山 ああ、そうですね。

昨日の新曲とか聴いてる感じだとコードとメロがすっごい噛み合ってていいなーと思い。

畑山 昨日やっていた新曲とか、一番最後の曲の「光る街」とかは自分がすごく好きなのもあるけど、できた時の達成感みたいなのはあったし、KALMAとしてやるべきな歌な気がしてるっていう。
だから去年リリースした曲とかって、ちょっと洋楽要素を取り入れてみようぜ、みたいな話も上がったりした時もあったし。

「光る街」も良かったね。。
「光る街」とさっきの新曲とか、最近の曲っぽい感じがする。

畑山 そうですね。


これは割と今のKALMAのモード?

畑山 はい、僕はそう思います。僕はああいう新曲は意外と昔のカルマっぽい気はして。高校生の時みたいな。
「光る街」は気持ちは大人になったんだと思うんですけど、僕はめちゃくちゃいい歌を歌いたい。
ミスチルとか、なんかそういうザ・J-POPみたいなのがやっぱり好きなんで。でもメンバー二人がすごく今バンドモードなんですよね。

ガッチャガチャやりたい?

畑山 そうです。激しい曲やろうぜみたいな。
そこをうまく融合してマッチできればいいなっていうのはあります。

まだ若いからメンバーそれぞれやりたいこといっぱいあるよね。
ちなみに、デビュー5周年はどっから数えてるの?メジャーデビューで?

畑山 メジャーです。

もうメジャーで5年経ったかぁ、早いな。
18くらいの時にメジャーリリースだっけ?

畑山 メジャーは 2020年なんですよね。だから今年2025年なので5年っていう感じです。

でもまあ、まだまだ通過点だよね。


畑山 そうですね。ここでくじけたら多分終わるし、ここで頑張れたらきっと上に行けるんだろうな、という感じはしてます。

札幌市教育文化会館ってあそこだよね、大通公園沿いのとこだよね?

畑山 そうですね。キャパも大きいので頑張ります、本当に。

今回、周年ってのもあって、セットリストとかすごく重要になってくるんじゃない?

畑山 そうですね。これから考えます。…でもそろそろつくんなきゃ。照明とかも凝りたいんで。
周年なんで全曲やりたいけど、多分昔の曲多めになるかなっていう。

脱線しまくった話は高校生時代の話へと進んでいく。

そういえば、前に竜也と東京でたまたま飲んだ時にさ
「竜也、ごめんな。高校生の時の俺のやり方、結構しんどかったよね?」って聞いたら、「いや、マジしんどかったです。でも今考えたらあの時はあのやり方が良かったと僕は思ってます」って。笑
本当に嫌だったんだ!笑

畑山 ははは!笑 でも竜也と陸斗に対しては別に俺はきつくないと思う。
確かに制作できつかったって思うし言えるけど。
でもそのおかげで今あるのも間違いないんで何とも言えないです。

あれは面白かった。笑

畑山 当時はかなりきつかったけどやっといて良かったですね。寝ずに曲作るとか。
周りがテスト勉強してて。テスト2日前とかに。高校生のテスト大事じゃないですか?
テスト勉強しなきゃいけないんです。でも石川さんに「すみません、今日は勉強します」みたいに言ったら、「え、周りと一緒のことやるの?」みたいなこと言われて。笑

そんなこと言ったっけ?笑

畑山 じゃあ曲作りやります、ってなるじゃないですか。そしたら10分に1回くらいLINE来るんですよ。
「寝てない?」みたいな。笑

ヤバいな、そいつ誰?

畑山 石川さんやん!笑 でもそのおかげで同級生とかに対して敵対視できたし、尖れた。
実際に良い曲ができてリリースできたし。今思えば、良かったですね。

高校生の間に絶対やっと行った方がいい、卒業したら「高校生の」って使えないじゃん。
当時その間になるべく出しておきたいってのがあったんだよね。


畑山 同世代のバンドが出してる1stアルバムとかと比べて聴いたらKALMAの方が絶対いいと思うんです。
高3の時の一枚目のミニアルバム。あれ、いいですよね!

いいアルバムだよね。

畑山 ベース、ドラムに関して、ギターもか。音に関しては石川さんが結構入ってくれましたよね。

全部でしょ、歌詞の添削とかもめっちゃしてる。笑 だめだ、話戻さないと。笑
「少年から青年へ」ってイベントタイトル。当初「少年から」につけてたタイトルね。

畑山 あ、そうです!よく覚えてますね。

当時、このタイトル、ねぇなと思ってたから。

畑山 ははは!笑

「青年へ」部分を外して「少年から」で終わらせた方がいいよって。
でも今ならいい。

畑山 今回のイベントタイトルとしては合ってるんですけど。
高校生当時はめっちゃかっこいいと思ってたんですよ。「少年から青年」。

俺はすっごいモヤモヤしてた。笑

畑山 (最終的にリリースされた)「少年から」って曲は当初「少年から青年」としてEggs に出してたんですよ。
確か810のレコスタとかでレコーディングしたやつで。
その後に石川さんが入ってきて。HIT STUDIOで録った時にアレンジも変えたのが「少年から」ですね。

知ってる知ってる。あれ、そういえば、上京して何年?

畑山  1年くらいですよ。でもタイミング的には今なんだろうなっていうのは思ってましたね。
レーベルや事務所的にもできたら来てほしいみたいなタイミングで。

そうかぁ。俺も、ミュージシャンではないけどさ、同じような道を辿ってるから。
札幌から東京行って。20数年住んで札幌帰ってきて。
昨日のライブMCで「やっぱり東京に行ってみて札幌の良さが分かる」とか。良いこと言ってんなぁと思って。やっぱ札幌いいよね。

畑山 めっちゃいいです。

札幌の、ちょっと行ったらススキノに出れるぐらいの距離が一番いい。

畑山 そうそうそうそう!
関係ないんですけど、「イノセント・デイズ」って曲あるじゃないですか。あれのギターソロ、未だに弾けないんですよ。
あれかなりレコーディングで時間かかったじゃないですか。でもちゃんと時間かけてでも録らせてくれてよかったです。

懐かしいね。

畑山 でも石川さんが札幌に帰ってきたから、また札幌に来た時とかにみんなで遊んだりしたい。
竜也とか陸斗とみんなで飲みに行きたいですね。

いいね!



今年25歳になる畑山だったが、私のよく知る高校生の頃の無邪気さは失うことなくバンドのフロントマンとしての自覚や、責任感を持ってバンドの未来のビジョンを語るその顔には頼もしい一面があった。
皆さん、是非とも2025年3月9日のイベントには足を運んでほしい。
当日のライブのレポートも掲載予定!

結成10周年&デビュー5周年 特別公演「少年から青年へ」開催決定!!


KALMA 結成10周年&デビュー5周年 特別公演 『少年から青年へ』
公演日:2025.03.09[SUN]
開催場所・会場:北海道・札幌市教育文化会館 大ホール

KALMAの結成10周年&デビュー5周年を記念して
地元札幌のホールでワンマン公演開催決定!!

<公演詳細>
■日程 2025年3月9日(日)
■会場 北海道・札幌市教育文化会館 大ホール
■開場/開演 15:30/16:30
■形式 ワンマン公演
■料金 全席指定 ¥4,500 (税込)
※未就学児入場不可/整理番号付き全席指定
■チケット

イープラス
https://eplus.jp/sf/detail/2790620001-P0030081P021001?P1=0175

ローソンチケット
https://l-tike.com/concert/mevent/?mid=497213
Lコード:11735

チケットぴあ
https://t.pia.jp/pia/ticketInformation.do?eventCd=2443919&rlsCd=001&lotRlsCd=
Pコード:286-269


サイン入りライブポスタープレゼント!


なんと、KALMAファンの皆様へ、抽選で3枚様にサイン入りライブポスターをプレゼント。

応募方法

モウラ北海道のXアカウントをフォロー&以下のポストをリポストで応募完了となります。
応募期間:3月4日
当選確率UPのコツ:KALMAへの熱い想いも一緒にリポストする

プロフィール

KALMA

KALMA

2016年4月に札幌で結成。メンバー全員が2000年生まれ、北海道出身・在住の3ピースロックバンド。 どこか懐かしさを感じさせる印象的なメロディと、エネルギッシュで躍動感のあるライブが持ち味。


この記事を書いたモウラー

編集部

石川 健太郎

札幌出身の40代。小学校から大学生時代までの約15年間アイスホッケーをプレイ。
その一方、幼少期からの音楽好きが高じてレコード会社に就職。
約20年強、東京の音楽業界に身を置いていたが、2025年1月札幌に戻る。

アイスホッケーと自転車とお酒と焼鳥が好き。

常にダイエット中。