★競技用自転車輪行法★ 20年以上続けてきた奥義を公開(^^)
10月2日、とちぎ国体トライアスロン競技に北海道代表として出場してきました。
トライアスロン競技は、各都道府県、男子2名・女子2名が出場できます。
こちらの写真は、レースの前日のコース試走を終えた後、
スイム会場をバックに北海道チームで。
右端が私です(^^)
トライアスロン競技で使用する自転車は、
自転車競技のロードレースで使用するものと同じですが、
国内でも海外でも基本的には自分で分解・組み立て、持ち運びます。
これが“輪行”(りんこう)と言い、やり方も、使用している専用ケースも人それぞれです。
本州の選手であれば、車や新幹線での移動ができますが、
北海道に住んでいるとどうしても飛行機を利用することが増えて、
長い競技生活の中でこの作業を誰よりも積み重ねてきたように思います。
一人で転戦する以上、到着したら自転車が壊れていた!!! なんてことがないように、
自分で丁寧に作業すること、ある程度の対処力は身に付けておくことが大切です。
今回は写真でお見せします!
こちらが前後のタイヤとペダルを外して、
自転車を逆さまにした状態。
そして、次の作業が大切です。
“ディレーラー”と呼ばれる変速機の部分は、競技用自転車の生命線ともなるので、
取り外して、プチプチで巻いて固定。
さらに、チェーンも布やタオルで巻いて、自転車のフレームに縛り付けます。
さて、こちらが外した前後のタイヤ(車輪)とその他もろもろ。
自転車の空気入れ、ヘルメット、自転車用のシューズ。
そして、トライアスロンなので、ランニングシューズとスイム用のウェットスーツ。
ストレッチ用のグッズも。
最後にこれを全部専用のケースに詰め込みます。
だいたいこんな感じです。忘れ物はないかな?(笑)
ちなみに、飛行機預託手荷物は、20㎏を超えると超過料金がかかることがほとんどなので
私はいつも19.5㎏に収まるようにしています。
こちらは会場の那須塩原市のホテルの部屋。
ケースから出して無事完成した自転車。
現地に到着したら、すぐに組み立てて、異常がないか確認することが大切です。
レースでは大切なバディですから。
一歩間違えば、大怪我につながりますし、
いつも大切に扱っておくことで、レースでは自転車も共に頑張ってくれるかもしれません。
今回も怪我無くレースを終えて札幌に帰ってくることができて、
自転車にも「お疲れ様。ありがとう!」です。