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空に向かって駆け上がる!スカイランニングの世界とは・・・

空に向かって駆け上がる!スカイランニングの世界とは・・・

11月19日、私は「びわ湖バレイ」で開催されたスカイランニング競技のバーティカル種目に出場してきました!

そもそも“スカイランニング”とは?! という方のために簡単に説明させていただきます(^^)

読んで字のごとく、山岳(超高層ビル)を空に向かって駆け登るスポーツで、
ランニングとなっていますが、陸上競技ではなくヨーロッパ発祥の山岳競技です。

その中でも、急傾斜地を駆け上がるのが「バーティカル」種目

今回の「びわ湖バレイスカイラン」という大会では、距離は4.5Km、標高は+900m、
なかなか数字だけ聞いてもピンとこないですよね(^^;)

実際にやってみても、山は色んな斜面があって、岩もあれば、土もある。
崖もある・・・天候によって足場も変わる・・・

数字だけでは想像できないことがほとんどです。


ラストスパートは本当に辛い・・・

それは全力で追い込んでいるから辛いのか、
山頂に近づくと標高が上がるから、酸素が薄くて辛いのか、

その辺も何が何だかわからないほどです(笑)


空に向かって駆け上がり、天を仰ぐとはまさにこのこと。

それでも最初の写真の通り、すぐに回復して、全力を尽くした仲間とお互いの健闘を称え、
喜び合うことができる、
しかも、山頂にたどり着いた達成感と共に!

それが“スカイランニング”の世界です!


今回は、運よく優勝をすることができて、
入賞者の皆さんとセンターにて写真撮影。光栄です。。。


今年は、様々な事情からスカイランニングのジャパンシリーズで各地を転戦することができず、
今回のレースは、私にとって出場が叶った唯一のレースでした。

多くの不安がある中、来シーズンに向けての具体的な課題を見つけ、オフシーズンのトレーニングに取り組みたい、
そして、この種目で来年の強化指定選手に選出されるためのわずかな希望に賭けたいという気持ちで
挑戦しました。

そして、まさかの!予想外の!最高の結果を手にすることができました。

このシーズン、自分を支えてくださった多くの方々に感謝です。

嬉しさを嚙み締めつつも、こんな時ほど、浮足立つことなく、ひとつひとつ丁寧に自分の道を歩んでいかなければならないですね。


それにしても・・・
「勝ちに不思議の勝ちあり。負けに不思議の負けなし」という故野村克也監督の言葉がぴったりです。


この記事を書いたモウラー

モウラー

あいりんご(沢田愛里)

北海道出身アスリート。藤女子大学時代からトライアスロンを始め、札幌を拠点に国内・海外を転戦すること20年余り。2005年以降は、主戦場をデュアスロン競技に移す。
現在はフルタイムで働く傍ら、スカイランニングの強化指定選手として活動中。
【戦績】2006~2014年デュアスロン世界選手権日本代表
    2007~2011年デュアスロンアジアチャンピオン
    2016年 パワーマン世界選手権8位入賞
    2022年 ステアクライミング世界選手権 銅メダル