シーズン到来!【札幌】お気軽サイクリングロード3選
北海道もやっと夜も暖かくなってきて、心地いい時期になってきました。最近は「蝦夷梅雨」と呼ばれる雨が続く時期があり、今年も長期予報では6月中旬〜7月上旬頃まで続く見込みで、平年よりも気温が高くなる可能性があり、蒸し暑い日も多くなるといわれています。
本格的な夏になる前のこの時期はサイクリングにうってつけ!今回はちょとだけ遠出する程度のライトユーザーにも最適なおすすめのサイクリングロードをご紹介します。
豊平川サイクリング園路
札幌の中心部を南北に流れる豊平川の右岸側が豊平川サイクリング園路。豊平川沿いに藻岩上の橋〜環状北大橋まで市内中心部をまたぐ形で、全長11kmの自転車道として整備されています。
ここは河川敷を走る平坦な自転車道で札幌中心部を通るため、豊平川を眺めつつ、その目線の先には高層ビル・ホテル群も見ながら走るという都市と自然が同居した景色が楽しめます。サイクリングロードの途中にはグランドやテニスコート、休憩所なども整備されています。
ここのコースで注意すべき点は、堤防から河川敷に自転車で下りられる箇所が限られていること。途中で自転車道から一般道に出ようとしても出られないので、あらかじめ出入り口を調べておくと良いでしょう。
ちなみに豊平川沿いの左岸側、滝野上野幌自転車道路を走れば、藻岩上の橋の先は滝野すずらん丘陵公園まで、環状北大橋の先は雁来大橋まで続いていますが、今回はライトユーザー向けということで、こちらをおすすめします。
白石こころーど
こちらも本来は札幌恵庭自転車道路といわれる、白石区にある札幌コンベンションセンターから厚別区を通り、JR北広島駅まで続くサイクリングロードの一部です。
以前は白石サイクリングロードという名称でしたが、サイクリングに限らずジョギングや犬の散歩など、さまざまな利用者にとって安全・安心な道路を目指し、2014年に「白石こころーど」に改称されたそう。(僕は初耳でした。)
白石こころーどは、札幌コンベンションセンターから厚別川に架かる虹の橋までの全長約7kmほどの白石区内を走れる自転車・歩行者専用道路。市街地にもかかわらず、交差点がアンダーパス化されていて、自転車も歩行者も信号で止まることなく安全で快適に走れます。また、沿道にはいくつかの公園があり、あずまやもあるので、休憩しながらのんびりとしたサイクリングを楽しめます。
さらに白石こころーどの魅力は、季節の移ろいを間近に見ながらのサイクリングが楽しめる点。春には万生公園前の桜が、5月中旬~下旬には南郷通18丁目〜白石東冒険公園付近まで続くライラックの花が見ごろを迎えます。さらに6月下旬ころには環状通に架かる環状夢の橋から、環状通沿いのローズアベニューが見下ろせます。夏には青々とした緑のトンネルが、秋を迎える10月下旬~11月下旬ころには環状夢の橋を渡った先に白樺並木の紅葉が広がります。
真駒内茨戸東雁来自転車道路(山の手橋〜錦水橋)
最後は真駒内茨戸東雁来自転車道路です。途中で一般道を挟み、途切れたりしますが、北区茨戸の蒼風橋から新川通の天狗橋まで、西区の山の手橋から平和の滝の手前の錦水橋までの全長14kmにおよびます。今回はそのコースの中の一部、山の手橋〜錦水橋間をピックアップします。
札幌市内中心部からだと北1条宮の沢通を走り、琴似発寒川に架かる橋が見えたらそこが山の手橋。以降、山子橋〜左股橋〜右股橋〜風の子橋〜中洲橋〜やまなみ橋と続く、これらの橋が走る上でのチェックポイント的なひとつの目安になるかもしれません。川沿いの自転車道を走るコースは緩やかではありますが、ほぼ登りの4.9kmになります。
とはいえ、序盤の山の手橋〜山子橋の間にある「西野ふれあい広場」、中洲橋そばの「中洲橋公園」、やまなみ橋の両岸には「西野きじばと公園」、「平和渓流公園」と休憩できるスポットは点在しています。
終点の錦水橋まで行き、まだ体力に余裕がある場合は、1キロほど先の平和の滝まで行ってみるのもひとつ…ですが、ここが結構きついので復路のこともよ〜く考えてから進むことをおすすめします。
さいごに
自転車でちょっとだけ遠出してみたい方に向けたサイクリングコースをご紹介しました。ロード、クロスバイクなどに乗られている方は、普段は車道を走ることが多く、道路によっては車との距離感が近くてヒヤリとした経験があると思います。
今回はそういった不安の少ないサイクリングコースにフォーカスしました。心地よい風を感じながら、運動にもなるのでおすすめです。
ただし、ご注意いただきたいのは、ここに記したコースの距離は「片道」だということ。さらに、出発地からサイクリングコースまでの往復の距離も加味されることをお忘れなく!自分の体力にあったコースでお気軽サイクリングを楽しんでください!