提供:北海道新聞社
【どさんこのソナエ】vol.4 いざというとき使える・頼れるスマホのソナエ
2018年9月に発生した胆振東部地震をきっかけに、道民ならではの視点で災害に「備える」ために 北海道新聞社が立ち上げたプロジェクト「どさんこのソナエ」。地震発生から5年を迎え、災害への備えを再度見直し、改めて防災・減災への意識を高めていくため、情報を広く発信していくことを目的に連載していきます。
vol.4のこの記事では、「いざというとき使える・頼れるスマホのソナエ」。
ビジネスに。遊びに。 毎日の暮らしに。
いまや多くの人にとってなくてはならないスマートフォン。
今回は、災害が発生した際など緊急時のスマートフォン活用法についてご紹介。
いざというとき、正確な情報収集や家族の安否確認などがスムーズに行えるよう、 あらかじめ準備しておくべきこと、覚えておくべきことをまとめました。
情報源は信頼できるものを
気象庁が配信する「緊急地震速報」や、国・地方公共団体が配信する「災害・避難情報」をスマホで受信したら慌てずに。
あらかじめ報知音を覚えておくとよいでしょう。また、災害が起こった後は根拠のないデマが流れることがあります。
災害情報は、各自治体など信頼できる複数の情報源で確認しましょう。
災害情報アプリやラジオアプリなどもあるので事前にインストールしておくと便利です。
※携帯電話会社共通の専用「ブザー音」はご契約されている各通信事業者のホームページなどで確認することができます。
災害時の連絡手段として
災害時、スマホは「通話」よりも「通信」の方がつながりやすいことが多いです。
通話がつながらなくても慌てずに、メールやSNSを活用しましょう。
安否確認には「災害用伝言版」や「災害用音声お届けサービス」といった、災害時の安否確認サービスが便利です。通信事業者が使いやすくアプリとして提供しているので、事前に登録しておくと、いざというときにスムーズに使えます。
正確な状況確認で避難や帰宅の判断を
在宅時に災害が発生したら、 避難情報やライフラインの状況などを確認して、自宅に留まるか避難するかを判断しましょう。
また、災害時には電車、バス、飛行機、船舶などの運行に影響が出ます。
外出先では最新の交通運行情報をスマホで確認することで、すぐに帰宅すべきかどうかといった判断が適切に行えます。
重要な情報はクラウドで管理
重要な情報を日頃からクラウド上で管理しておけば、紙の書類が手元にないときも安心です。
たとえば普段使用している薬の情報は、電子「おくすり手帳」でも管理することで、いざというときも閲覧・活用できます。
他にも健康保険証、免許証、パスポート、銀行口座、各種保険の番号や財産リストなどの管理にもクラウドを利用してみてはいかがでしょう。
”スマホ自体のソナエ”も忘れずに
災害時には、停電でスマホの充電ができなくなる場合もあります。 そのようなときには電池を長持ちさせるバッテリーセーバー機能の活用を。
また、モバイルバッテリーの用意や自動車からの電源供給など、日頃から電源の確保について意識・ 準備しておきましょう。