提供:北海道新聞社
【どさんこのソナエ】いつかくる「次」に今日から備えよう。(北海道の防災・減災)
2018年9月に発生した胆振東部地震をきっかけに、道民ならではの視点で災害に「備える」ために 北海道新聞社が立ち上げたプロジェクト「どさんこのソナエ」。
地震発生から5年を迎え、災害への備えを再度見直し、改めて防災・減災への意識を高めていくため情報を広く発信していくことを目的に再始動します。
ここでは、いつかくる「次」に備えて、「今」できる準備についてご紹介していきます。
地震が起きたら?
地震が起きて揺れている間は、まずテーブルの下などに隠れて体(特に頭)を守るようにします。揺れが収まり避難する場合はブレーカーの主電源をオフにします。
非常時の持ち出し品は?
いざというときには必要な物資を納めた非常用 持ち出しリュックまたは袋などを準備しておくことも大切です。
世代や性別によっても準備したいものは異なりますが、主なものは以下の通りです。
非常時の持ち出し品リスト
□水
□非常食
□携帯用トイレ
□ウェットティッシュ
□ゴミ袋・ポリ袋
□懐中電灯
□軍手
□マスク
□下着・靴下
□防寒用ブランケット
□タオル
□ライター、ロウソク
□多機能ナイフ
□携帯電話の充電器(ソーラー式など)やバッテリー
□消毒液や絆創膏
□割りばし、紙食器
□トイレットペーパー
□新聞紙、ラップ
停電時の灯り対策は?
懐中電灯の上に半透明のビニー ル袋を被せることで光が乱反射してより広範囲を照らすことができます。
太陽光を活用できるソーラーランタンをはじめ、持ち運びが可能なソーラー充電器などの太陽光発電を活用できるグッズがあると便利です。
水や食料の備蓄は?
飲料水と調理用水で1人1日およそ3リットルの水が必要と考えられます。
食糧は最低でも3日分。最初の3日間は冷蔵庫のものを、その後は保存食を食べるつもりで備えます。
いつも使える食材を多めに購入し、食べた分だけ買い足していく備蓄法「ローリングストック法」がおすすめです。
こんな備えも
避難場所の事前確認
時刻や曜日によって、会社や学校など自宅以外の場所にいる可能性も頭に入れて避難場所と安全なルートをチェックしておきましょう。
親戚・知人の連絡先をチェック
災害などで家族が離散した場合は、離れた場所に住む家族や親戚、知人の家を連絡先に決め、そこを中継点として安否確認や連絡を取る方法が有効です。
防寒対策は?
冬に向けた備えを9月が過ぎるころから意識しなくてはいけません。
特に停電時の防寒には毛布や衣類が必要になります。
ペットが迷子になったら
突然の災害でペットと離ればなれになることもあります。
すぐに飼い主が分かるように、首輪に飼い主情報を明示したりマイクロチップを入れるようにしましょう。
持病の薬も非常用を
持病の薬は非常用に最低3日分は備えておくと良いでしょう。
また、避難先でもし薬が足りなくなってもお薬手帳があれば、いつもの医療機関でなくても薬を出してもらえます。
コピーをして非常袋にも入れておきましょう。
地震保険は?
被災者の生活の安定のために考えられた地震保険。
住まいや家財を失い十分な資金もなくなるリスクに比べると、有効な自助手段の一つといえるかもしれません。
「どさんこのソナエ」協賛企業・団体様のご紹介
本企画は以下の協賛企業・団体様にご賛同いただいております。