札幌五輪の会場でキャンプ!? 真駒内の期間限定サイト オープン前に潜入!
アリーナがテントサイト
この冬、注目の期間限定キャンプ場に潜入取材をしてきました。
50年前の札幌冬季五輪の開会式も行われた「真駒内セキスイハイムスタジアム」(札幌市南区)。2023年1月7日(土)から2月5日(日)まで、冬キャンプが楽しめる「スノーキャンプフィールド2023」が開かれます。特別な場所に泊まれるだけではなく、初心者でも手軽に雪中キャンプが体験できるプランもあります。12月中旬に行われたモニターツアーを取材したので、どんなサイトなのか詳しく紹介します。
真駒内セキスイハイムスタジアムは、札幌市南区の道立真駒内公園内にあります。1972年の札幌冬季五輪では開会式とスピードスケート種目が行われた競技場です。
地下鉄真駒内駅から歩いて25分ほど。地下鉄徒歩圏の都市型キャンプ場です
キャンプサイトは一面に雪が積もったアリーナです。ベルテントやワンポールのテントが並んでいました。
無人の観客席。スタンド中心部の最上段には、聖火台も望めます。ここにしかない風景です。アリーナは開けた空間なので、空がとても広く感じます。夜は照明もつけないため、星空を楽しむこともできるそうです。
お手軽キャンプにフリーサイトも
キャンプのプランは3つあります。
まずは、「ラグジュアリー」。グランピングのように楽しめるプランです。
ゆったりと過ごせる大型のベルテントを使い、2サイト分あります(1サイトの料金は月~木曜が35,200円、金~日曜が44,000円。4人まで宿泊可)。
広々としたテント内には、エアマットやシュラフなどの寝具類が用意されています。
また、テント内には電源もあり、暖房はセラミックヒーターです
テント前にはタープも張ってあり、焚き火セットの貸し出しもあります。
2つ目のプランは、「スタンダード」。冬キャンプに必要なギアが一通りそろっていて初心者にも安心です。
ワンポールテントが5サイト分設けられます(1サイトの料金は月~木曜が17,600円、金~日曜が22,000円。4人まで宿泊可)。※滞在中にSNS投稿してくれる方に50%割引の「お試しプラン」あるそうです。
エアマットにシュラフなどの寝具類のほか、電源も使え、暖房もセラミックヒーターが利用できます。テントは小さくなりますが、「ラグジュアリー」と同じように利便性のあるプランです。
最後は「フリーサイト」です。通常のキャンプ場と同じように自身のギアを持ち込んでフリーサイトエリアで自由にテントを張ることができます(1サイトの料金は月~木曜が2,640円、金~日曜が3,300円。4人まで宿泊可)。
スタンダードとフリーサイトの利用者は「焚き火エリア」という指定場所で焚き火が楽しめます。
非日常の体験 屋内施設に安心
モニターツアーで「ラグジュアリー」を友人と3人で体験した岩見沢市の男性は「冬キャンプはいろんな場所でしていますが、ここは思い切り非日常ですね。もし天気が悪くなったら屋内に退避できるのもありがたいですし」と話していました。
競技場の屋内施設を利用できるのが、安心感につながるようです。暖房完備の休憩所やトイレがあり、炊事場も屋内でお湯も使えます。
管理人や警備員が24時間常駐するので、初心者も安心して利用できます。
また、売店にはカップ麺やビールなどの飲食料品、使い捨てカイロや薪なども販売しています。手ぶらバーベキュープラン(1人前5500円)も用意しています。
雪遊びも楽しく
自然豊かな真駒内公園で、冬のアクティビティを満喫できます。
雪上でも走ることができるタイヤの太いファットバイクは1時間500円で借りることができます。
スノーシュー(板+ストック2時間1000円)で公園内を散策することもでき、無料で借りられるそりやスノーチューブもあるのでファミリーも楽しめます。
歴史ある冬季競技会場
真駒内セキスイハイムスタジアムは、歴史ある屋外スケートリンクですが、2020年度以降はリンクの冷却装置の不具合により、冬季の利用は休止していました。
そのため、施設を管理する一般財団法人北海道体育文化協会が、冬季の施設の有効利用として協会の創立50周年記念事業の位置づけで冬キャンプの会場として活用しました。
スノーキャンプフィールド2023の事務局の担当者は「五輪が開かれた歴史ある場所でキャンプできるという特別な体験を楽しんでもらえたら。冬キャンプが初めての人でもトライしやすい環境を整えています」と話していました。
チェックインは15時~、チェックアウトは10時です。利用申し込みは予約サイトで受け付けます。
問い合わせはイベント事務局 TEL050-9001-6580