【イマを分析!】29日は「肉の日」 カルビの次に道民が好きな部位は?
前回、北海道民は豚肉と羊肉を好むことが判明しました。
今回は焼き肉店で注文する牛肉の部位を調査。
1位は道内・道外ともにカルビでしたが、2位以下に大きなギャップが見られました。
サガリ・ハラミに大きな違い
焼き肉店で注文する牛肉の部位(複数回答)についてアンケート調査を実施。
道民の1位はカルビ(78.3%)、2位はサガリ・ハラミ(68.2%)、3位はタン(55.4%)となりました。
道外は1位・カルビ(75.1%)、2位・タン(62.1%)、3位・ロース(54.7%)となりました。
道民2位のサガリ・ハラミは道外を26ポイントも上回る結果に。ホルモンは14.5ポイント差をつけました。
ロースについては道外が14.6ポイント高いことが分かりました。
道外のロースは、道民のサガリ・ハラミのポジションと似ていることが見て取れます。
道民はすべてサガリ?
サガリとハラミはともに横隔膜にあたる部分。赤身の肉のように見えますが、れっきとした内臓肉です。北海道や東北地方では横隔膜すべてをサガリということが多いです。
サガリは脂身が少なく、赤身肉のようなあっさり感が特徴。ハラミは肉にやや脂身が入っていて、柔らかな食感でうまみがあります。
人口当たりの焼肉店数が道内で最も多い北見市でも定番といえば牛サガリと豚ホルモンです。食肉処理場が近くに立地し、新鮮なホルモンが手に入る地の利があります。炭火で焼いて、果実などで作ったタレにつけて食べるスタイルは昭和30年代から広がりました。上富良野町の豚サガリも有名ですね。
安くておいしい内臓肉を食べる機会に恵まれている道民の特色がデータにも反映されました。
29日は「肉の日」。焼き肉店や精肉店ではキャンペーンも開かれます。サガリとハラミをじっくり食べ比べてみてはいかがでしょうか。
次回は焼き肉店のサイドメニューの好みについて分析します。