
提供:北海道マイホームセンター
知っておきたい新築の照明選び!間取り別にポイントを紹介
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内装のデザインやコーディネートに統一感を出すためには、照明選びも欠かせません。
サイズや形はもちろん、光量や色味によっても雰囲気が変わってきます。
また、作業のしやすさや過ごしやすさにも影響してきます。
照明は、家具のように気軽に変えられないので、住み始めてから後悔したくないですよね。
そこで今回は、照明選びのポイントを紹介します!
間取り別でお伝えするので、イメージしながら参考にしてみてくださいね。
照明の種類
一言で照明と言っても、さまざまな種類があるのをご存知ですか?
一般的なものからおしゃれに仕上がるものまで、まずは照明の種類と特徴を紹介します!
シーリングライト

「天井」を意味する「シーリング」は、その名の通り天井に直接貼り付けるように設置する照明器具。
ワンタッチで取り付け・取り外しができて交換やお手入れがしやすく、賃貸でもよく見かけるスタンダードな形式です。
部屋全体を明るく均一に照らせるので、リビングや寝室、子ども部屋など、メイン照明として幅広い場所で使いやすいライトです。
また、リモコン操作や光量調整ができるものも多く、使い勝手が良いのも魅力。
中には、
- 空気を循環させるためのファンと一体化
- スピーカー内臓
- プロジェクターつき
と、照明器具でありながら他の機能も兼ね備えている照明もありますよ!
ダウンライト

天井に埋め込むように設置するダウンライトは、
- どんなテイストにも合わせやすい
- 落ち着いた雰囲気が作れる
- スッキリした空間になる
と、器具が見えずに天井をフラットな状態にできるのが特徴です。
ただ、ライトが天井に埋まっている分、光が広がりづらいです。
玄関や廊下などでは複数台設置したり、リビングは補助照明として使うなど、光や目的に合わせて使うと良いでしょう。
また、位置や個数も重要です!
60Wクラスは1〜1.5畳に1灯、100Wクラスだと2畳に1灯が目安です。
寝室や洗面所などでは、光が目に直接入ってまぶしくならないように、見上げる位置を避けたり、調光タイプにするのがおすすめです。
ペンダントライト

ペンダントライトとは、天井からロープやチェーンで吊り下げるタイプの照明のこと。
ダイニングやキッチンカウンターでスポット的に使われることが多く、デザインが豊富で空間のアクセントになるのが特徴です。
例えば、ダイニングで使うライトのシェード(傘のような照明カバー)でいうと、
- 部屋全体を明るくしたい場合→布やガラス材
- 落ち着いた雰囲気にしたい場合→アルミや真鍮
と、選ぶ素材によって光の向きや広がり方が違い、部屋の雰囲気がガラッと変わります!
同じ明るさでも光り方や使い方によって感じ方が違うので、お好みのテイストを探してみてくださいね♪
ブラケットライト

ブラケットライトは、壁に取り付けるタイプの照明でウォールライトとも呼ばれています。
壁の反射を利用していて、
- 光と影で部屋に奥行きを出せる
- デザイン性が高い
- 間接照明として使える
- 実用的な明るさもあり
と、空間を実用的かつおしゃれにしてくれます。
ベッド横で枕元を照らしたり、廊下や玄関で足元を照らしたりと、家のさまざまな場所で使えます。
最近では、トイレや階段にデザイン性の高い照明を施主支給する人も多いです。
北欧風・モダン風など、どんな雰囲気にしたいか考えてみましょう!
また、ブラケットライトは、置き型のスタンドライトを設置するスペースがない場合にもおすすめ。
部屋が広く感じられて、限られた机や床のスペースでも無駄にすることがありません。
スポットライト

スポットライトは、特定の空間を集中的に照らすのに適していて、
- ダクトレールに複数台設置してリビング照明に
- 他の照明と合わせて補助的役割に
- 壁を照らして間接照明に
と、使い方次第でメイン照明にも補助照明にもなります。
また、角度を自由に変えられるので、絵やインテリア雑貨を強調したい時にもぴったりです。
間接照明

間接照明は、天井や壁、床に光を反射させて間接的な光で空間を照らす照明のこと。
お店やホテルなどで使われているイメージが強いですが、LEDの普及によって家づくりでも採用しやすくなっています。
メリットは、
- おしゃれ度が高い
- リラックス効果がある
- 部屋がスッキリ見える
と、スタイリッシュな空間になり、昼と夜で違う雰囲気を楽しめることです!
ひとくくりに間接照明といっても取り付けられる場所はさまざまで、
- ベッドのヘッドボード
- ニッチスペース
- テレビボード
- 玄関の足元
- キッチンの下がり天井
など、ポイント使いすることで空間をおしゃれに演出できます。
特に、洗面所や寝室では、天井を見上げても直接光が目に入らないため、機能面でもおすすめです。
また、間接照明を導入するなら、プラン設計の時に一緒に考えるのがポイント!
というのも、照明器具が直接見えないように壁や天井を造作するからです。
担当者に事前に伝えて、無理のないプランニングにしましょう。
【間取り別】照明選びのポイント
照明の種類がわかったところで、どの部屋にどの照明をつけたらいいか悩みますよね…
ここでは、間取り別に照明選びのポイントをお伝えします!
ぜひ、理想の部屋をイメージしながら読んでみてくださいね。
リビング
リビング照明は、家族構成や日々の過ごし方によって最適な照明が変わってきます。
勉強や読書をするときは明るく、お酒を飲みながらまったり過ごしたいときは少し暗めにするなど、シーンによって使い分けられるようにするのがおすすめです。
目的に合わせて使い分けたり、調光機能をつけると良いでしょう。
また、リビングのように広い間取りには、全体を均一に照らすのではなく、数種類の照明器具にするとメリハリがついておしゃれに仕上がります。
スポットライトや間接照明を使ってテレビを強調するのも効果的ですよ!
ダイニング
ダイニングは、ダイニングテーブルのレイアウトに合わせて照明を決めましょう。
というのも、テーブルの真上から光が当たることで料理が美味しく見える効果があるからです。
なにより、明るい雰囲気で食事を楽しむことができます。
また、テーブルの位置を変更する可能性がある場合は、ダクトレールを設置して照明の位置や向きを変えられるようにしておくのがおすすめです。
筆者の実家は、吊り下げタイプのペンダントライトですが、テーブルを大きいサイズに新調した際に、位置が合わなくなってしまいました…
ダクトレールがあれば、大人数が集まってテーブルを増やした場合にも使い勝手が良いですよ!
キッチン
料理をするキッチンでは、安全に作業ができるような明るさが必要不可欠です。
- メイン照明→ダウンライト
- 補助照明→複数台のペンダントライト
というように、全体の明るさはもちろん、手元の明るさもしっかり確保しましょう!
食材や洗い物の汚れなどがしっかり見えることが大切です。
また、照明の色味も重要です。
キッチンでは自然光に近い「昼白色」が1番食材の色がわかりやすいと言われています。
しかし、リラックスしたいリビングやダイニングで暖かな色味を使う場合は、ちぐはぐな印象になってしまうことも…
空間全体の色味は統一して、手元灯のみ昼白色にするなど、上手く組み合わせるのがおすすめです!
寝室
リラックスする空間の寝室では、光がまぶしくない照明器具を中心に選びましょう。
ダウンライトやシーリングライトなど部屋全体を明るくするものでなく、柔らかくて明暗のつく照明がおすすめです。
また、寝室では寝るときに照明を消すことが多いですよね。
リモコンタイプや手元にスイッチがあるタイプにすると、ベッドに入ってからわざわざ立ち上がることもありません。
さらに、小さい子どもがいる場合は、常夜灯の機能がある照明が◎。
夜間授乳や看病するときに他の家族を起こすことなくお世話できて便利ですよ!
洗面所
洗面所は、身だしなみを整える場所。
照明の位置や明るさを優先させて、機能性を重視しましょう。
照明の色は、太陽光に近い爽やかな「昼白色」がおすすめ!
自然な明るさの中で髪の毛を整えたりメイクをすることができます。
また、ダウンライトを設置して部屋全体を明るくするのが一般的ですが、おしゃれな空間を演出したい場合は、ブラケットライトやペンダントライトを使う方法もあります。
さらに、鏡部分にライン照明を埋め込んで間接照明にすると、スタイリッシュな雰囲気になるだけでなく、顔や手元を明るく照らしてくれます!
玄関・廊下
入った瞬間に第一印象が左右される玄関は、
- 機能性とデザインを意識する
- 圧迫感を出さないようにする
- 明るさを確保する
などがポイント!
床面積が小さいので、なるべくスッキリ仕上げると、入った瞬間の印象がよく見えます♪
ダウンライトだけでなく、間接照明やフットライトを使うと一気に高級感が出ますよ!
また、夜中にトイレに行くことも考えて明るさを確保したり、人感センサー付きにして消し忘れを防止したりと、機能性も考えて暮らしやすい空間作りを目指しましょう。
まとめ
照明選びは、ただ明るくするだけでなく、空間作りや機能性に繋がる大切なものです。
一から決めるのは大変ですが、自由に決められるのは新築の醍醐味。
間取りやライフスタイルに合わせて、おしゃれで使いやすい照明を選びましょう!