【札幌】二条市場界隈の隠れ家バーで音楽とお酒と！ BAR INAZO【創成川イースト】

二条市場横の二条食堂街。創成川イーストと呼ばれ再開発が進むこの地域に、昔ながらのたたずまいを残す横丁があります。今回、おじゃましたのは「BAR INAZO」。民家を改築したお店で、この12月に19周年を迎えました。

「BAR INAZO」の由来は店主の山崎さんが尊敬する新渡戸稲造から。

「民家感」満載の玄関ですが、実はBARなんです。
まさに「隠れ家」感が満載だと思いません？
初めてだと少し入りづらいかもしれませんが、中はしっかりBARですよ

今回は寒かったので、我儘を言ってホットバタードラムを作ってもらいました。

メニューは無いですが、金額はリーズナブルです

お店ではいつも、ファンクやソウルミュージック、たまにJAZZもかかっています。とても趣味の良い音楽ばかりです。それと言うのもマスターの山崎さん、実は札幌のヒップホップカルチャーや、クラブカルチャーを牽引してきた「CLUB GHETTO」のオーナー。

札幌のブラックミュージック好きの人たちにとって「兄貴」のような人でもあります。ご自身もDJとして活躍するほか、クラブ・ライブイベントの企画などもやっています。そして意外と「気さく」です（笑）。めっぽう「優しい」です。最近は「都市伝説的なヤツ」にはまっています(笑）。

プロジェクターでもライブ映像などがいつも見られます。ここで初めて知ったライブ映像のDVDを何度か購入しました（笑）。音楽や映画についてマスターとお話しをし、自分が知らなかったレコードやCD・DVDを購入するのもこの店の楽しみのひとつ。
また、周年の時などには二階で小規模なパーティーやLIVEなども開催されています。

今回はお酒のお供にチョコレートをいただきました。このトリュフチョコーレートが激ウマです。
最近は運が良ければ、マスターお手製のチーズケーキもいただけます。

以前は、市場で働く人たちや地元民を相手にするスナックなどが、もっとあった二条食堂街ですが、ここ数年は世代交代や再開発で変わる街の景色の中で、少し寂しくなってきました。
でも、元気にやっているお店もあります。

昔ながらの営業をつづける「うたり」さんです。

「BAR INAZO」の隣にある「ホルモンチョップ」は激ウマです。
このほかに新しいお店も増えています。

隠れ家感が強すぎて見落としそうですが、「BAR INAZO」の目印にはこちらの灯油タンク(笑）。
創成川イーストとして再開発する前の、「二条市場界隈」の「下町感」を残す二条食堂街。
時代の移り変わりで、少し雰囲気も変わりましたが、まだまだススキノや大通にはない雰囲気を残しています。たまには、街中を少し離れて隠れ家BARで良いい音楽を聴きながら「ゆ～っくりと」呑んでみてはいかがでしょうか？