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【札幌・定山渓】鯉のぼり、下から見るか?横から見るか?ドライブ途中に寄り道!【渓流鯉のぼり】

【札幌・定山渓】鯉のぼり、下から見るか?横から見るか?ドライブ途中に寄り道!【渓流鯉のぼり】

 札幌市中心部からだと車で約1時間も走れば温泉街に来れてしまう定山渓温泉。アクセスの良さから札幌の奥座敷として知られています。

 約60軒の温泉宿や旅館があり、泉質は国内では最もポピュラーな泉質のひとつといわれるナトリウム塩化物泉(中性低張性高温泉)。無色透明でまろやかな塩辛さが特徴。

 ここ数年でモダンな旅館やおしゃれな飲食エリアが増えて、ドライブコースとしても注目されています。今回はそんな定山渓温泉の春の風物詩「定山渓温泉渓流鯉のぼり」に立ち寄ってみました。

定山渓温泉渓流鯉のぼりとは?


 定山渓温泉渓流鯉のぼりは、1987年に始まったイベント。北海道内で不要になった鯉のぼりを募り、温泉街の上空や、温泉街の各所を泳がせる春のイベントです。

 当初は150匹ほどだった鯉のぼりが、年々増えて現在では約400匹にまでになったそう。今年は4月1日(月)~5月12日(日)までの開催。

 いまの時期は雪が残る山々を、ゴールデンウィークの頃には満開の桜を、そこを過ぎると春紅葉(はるもみじ)と、季節によって違った背景を泳ぐ色とりどりの鯉のぼりが泳ぐ姿は圧巻です。

鯉のぼり、下から見るか?横から見るか?

 渓流鯉のぼりは、渓流レベルに近い高さで下から見上げる月見橋、鯉のぼりが泳ぐ高さで見られる定山渓大橋のふたつがメインスポット。前者はより近くに感じられ、後者は遠めですが、渓流の左右の岸をまたいで泳ぐ様が壮観です。

メインスポット①|見返り坂〜月見橋

見返り坂/湯けむり坂

 多くのホテルや旅館が並ぶ、温泉街のメインストリート国道230号線から見返り坂を下ると、まずは道路沿いに小さな鯉が。坂を降りきったところにある湯けむり坂にも坂道に沿って鯉のぼりが並んでいました。




月見橋/定山源泉公園


 150mほどの見返り坂を下ると月見橋にたどり着きます。ここは定山渓温泉街にいくつかある足湯&手湯スポットのひとつ「定山源泉公園」があって、休憩場所に最適!ここの足湯は源泉に近いから?なのか、かなり熱め。すぐそばに、温泉たまごが作れる「おんたまの湯」があるのも納得です。

 渓流に限りなく近い低い位置から見られる月見橋周辺。月見橋のそばに架けられた鯉のぼりは目線より少し下に、メインの鯉のぼりは遠くに見上げるようにして見られます。




メインスポット②|定山渓大橋


 札幌方面から定山渓へ向かうと、温泉街の入り口ともいえる「定山渓温泉東2丁目」の交差点を右折すると定山渓大橋があります。ここからはちょっと遠目にはなってしまいますが、いい具合に風が吹いていると、渓流の左右に建つホテルの間を真鯉の列がまさに泳ぐ姿が堪能できます。




その他|定山渓神社


 長く続くこのエリアの春のイベントらしく、神社の参道にも飾られていました。木々に囲まれた鴨居〜参道沿いを流れ泳ぐ鯉のぼりも、また違った魅力があります。


寄り道スポット

①山ノ風マチエリア

 すでに昨年から話題になっている山ノ風マチ。旅館「旅籠屋定山渓商店」、飲食店が入る「風マチビルヂング」、パン屋の「エクスクラメーションベーカリー」、ジェラート&ピザの「雨ノ日と雪ノ日」などが集積するエリアです。

 普段はスキー場へ行く道の途中くらいの認識だった場所に、すてきなエリアができていました。ウッドを基調に各施設のカラートーンも統一感があって、クリーンでおしゃれな雰囲気。

 ウッドデッキでつながる各施設までの通路には雪モチーフの照明が。夜に来るとまた雰囲気が変わって良さそうですね。




②坂ノ上の最中

 この日はすでに食後で、山ノ風マチで食事はせずに見学だけ。せっかくなので、スイーツくらいは…と、山ノ風マチエリアから”裏定山渓”をぐるっと回って向かったのが「坂ノ上の最中」。

 お昼を少し過ぎたくらいの時間帯でしたが、休日だったからか、すで完売の商品もいくつか。今回は「いちご」と「クリームチーズと酒粕」をいただきました。こんなにきれいに作られたものを最中でぎゅっとつぶしていただくのが惜しい感じでした。




あとがき


 ぐるっと周囲を散歩しても、歩くだけなら30分もあればまわれてしまう定山渓温泉街。温泉旅行のついでに行くのも良いですが、ドライブの途中に軽く立ち寄るのにもおすすめです。

 今回、定山渓に行くのにあたり、改めて定山渓観光協会の公式サイトを見てみると、コンテンツが豊富で、各施設へのリンクも細かく貼られていました。訪れる際にはとても参考になると思います。ご紹介した各所もこのサイトのエリアマップが分かりやすかったです。



この記事を書いたモウラー

副編集長

Kacko-A

[ A ](カッコエー)という屋号で、札幌を拠点に広告・ウェブサイトのクリエイティブディレクション、ウェブメディアの編集・ライティング、イベントやラジオ番組の企画など、いろいろやってます。