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【帯広】行ったらココ!食べ飲み歩きほぼ王道スポット5選

【帯広】行ったらココ!食べ飲み歩きほぼ王道スポット5選

 ゴールデンウィーク、みなさんはどこかへ行きましたか?僕は所用で電車で帯広へ。20数年ぶり、しかも前回は駅前で豚丼をいただき、仕事をして帰ってきただけだったので、ほぼ初訪問のようなものです。

 道内各地のグルメに詳しい友人たちに情報をもらい、王道のお店を訪ねつつ、お店の佇まいから飛び込んだお店までをご紹介します。

炉ばた 魚千


 帯広は肉、乳製品、野菜が名産であり美味しいというのはわかっていたし、友人たちからの情報も当然肉料理のお店ばかりでした。しかし、どうにもこのお店の風情には抗えず飛び込み入店。結果は大当たりでした。

 緩いアールのカウンターの中で、女将さん+二人のおばさまスタッフが忙しなく動き、その真ん中に焼き場が。カウンターには魚や野菜の食材が並び、焼き魚を頼むと、サイズにばらつきがあるものは人数やお腹の空き具合に合わせて「これにする?」といった感じで、こちらが食べたいサイズのものを選んで焼いてくれます。


ぎんむつのカマ

 焼き物だけでなく、おすすめにあった手作りコロッケなども抜群に美味しかったのですが、それ以上に女将さんの動きを見ているだけでお酒もつまみも進むお店です。

 焼き物はもちろん、他の料理も基本はすべて女将さんが調理しながらも、焼き物に時間がかかるからと漬物をサービスしてくれたり、調理の合間にとにかくお客の様子を見ながら仕事をする姿に釘付け!

 ちなみに焼酎やウイスキーの割りものを頼むと、とにかく濃いめで出てきます。「薄めで…」と頼んでも一般的には濃いめ(笑)。くれぐれも飲み過ぎにご注意を。


炉ばた 魚千

住所
帯広市西2条9-20
電話番号
0155-25-1569
営業時間
17:00-23:00
定休日
第2・第4日曜

有楽町


 「帯広でジンギスカンといえば有楽町!ホルジン!」という感じみたいですね。友人曰く「これを食べるだけのために帯広へ行きたい!」とまで言わしめるお店に期待は高まるばかり。


左 / ホルモン 右 / 成吉思汗

 周りのお客さんたちがどこも鍋が2種類並んでいることに「???」と思っていたら、ホルモンは平鍋で焼くんですね。初めて見る光景でした。

 ジンギスカンのラム肉はクセがなく柔らか。タレはあっさりめで、最後まで飽きることなく食べれてしまいます。ホルモンは昔ながらの味噌味で、ちょっと味噌が焦げた頃合いでいただくのが美味しかったです。


ホルモンうどん

 さらに周りをよく見ると、ホルモンの鍋でうどんを食べてる方が大多数。お忙しそうな店員さんに尋ねるのは申し訳なかったので、ぐるなびで調べると、なるほどホルモンと一緒に食べるのがここのスタイルだそうで。確かにはじめから「ホルモンうどん」としてオーダーされている方も多かったです。

 ホルモンと玉ねぎも追加して、うどんと一緒にいただきました。そもそもホルモンが美味いんだから、美味しくないわけがない。大満足!友人の言葉にも納得でした。

 さらに興味深かったのは、お肉をテイクアウトしていく方の多いこと。ここのお肉で自宅やキャンプでBBQとは羨ましい!まさに地元に愛されるソウルフード!

 この日はゴールデンウィーク真っ只中の日曜日。13時頃にお店に着き、入店までに1時間ほど待ちました。14時を過ぎると比較的待たずに入れる感じでしたが、遅い時間はお肉が品切れになる場合があるようです。


有楽町

住所
帯広市西23条南1丁目39
電話番号
0155-37-2805
営業時間
平日|11:00〜20:00(L.O 19:30)
土日祝日|13:00〜20:00(L.O19:30)
定休日
火曜・月に2回月曜

ぶた丼のとん田


 翌日のお昼は帯広といえば…ということで豚丼に決定!さすが豚丼のメッカ、札幌のラーメン屋のように、街を歩けばとにかく豚丼の看板を掲げるお店がいたるところに。普段あまり食べないメニューなので、ラーメンほど各店の違いはあるのかな?とも思いつつ、こちらも友人の助言に従うことに。

 僕が紹介するまでもなく、有名店といえば必ず名前の挙がる「ぶた丼のとん田」です。お店に着いた12時半頃にはすでに車が駐車場に入れず、駐車待ちの車が店前にたくさん並んでいました。


ロース・バラ盛り合わせ

 40分ほど待ちましたが、並んでるときにオーダーを聞かれるので、入店後はすぐに出てきました。前述の通り、滅多に食べないメニューなのと観光客モードなので、ここはどちらも味わいたいということで「ロース・バラ盛り合わせ」を。しっかりと厚みはあるのに柔らかなお肉、甘すぎないタレも僕好みでした。

 山椒をかけ過ぎるとその味ばかりになってしまうので、にんにく一味を多めにかけるのがおすすめです。そして、ここはお味噌汁が抜群に美味しい!とっても丁寧に作られている感じがしました。

 さらに瓶ビールが490円とだけメニューに書かれていて、勝手に小瓶をイメージして各自1本ずつ注文したところ中瓶が登場!これもまた飲兵衛には嬉しいポイントです。


ぶた丼のとん田

住所
帯広市東10条南17丁目2番地
電話番号
0155-24-4358
営業時間
11:00~LO18:00
※売切れ次第終了
定休日
年末年始

カレーショップ インデアン



 こちらも王道!帯広でカレーといえばのインデアンです。帯広ほぼ初訪問の僕にとっては初インデアン。SNSではよく見かけていたし、カレーは好物のひとつなので楽しみにしていました。

 とはいえ、「めちゃくちゃ普通」、「その普通さがいい!」、「普通がゆえについ食べたくなる」という意見が多く、あまりハードルを上げずに行ってみました。


ハンバーグ インデアンルー / 大辛 / ライス大盛


付け合わせのガリ・しその実の醤油漬け・福神漬け


 定番とされている「インデアンルー」のハンバーグ載せをオーダーしました。この銀色のカレー皿がまたいいですね。周りのお客さんの様子を眺めつつ、空腹だったので大盛りにしてみましたが、想像以上に底深めの皿でかなりのボリューム。

 お味のほうは…確かに"ザ・ベーシック"。札幌のチェーン店だと「みよしの」みたいな感じでしょうか。確かについ寄りたくなる味。ここでも帯広のソウルフードをしっかり堪能しました。

 口直しの付け合わせとしてテーブルにあるのは、定番の「福神漬け」、お寿司の付け合わせではよくある「ガリ」、さらに緑色のは何だろうと調べてみたら…「しその実の醤油漬け」だそう。これがかなり好みの味でした。そして、疑心暗鬼だった「ガリ」がカレーにも口直し効果が高いことを実感。

 すぐ出てきてぱぱっと食べられることもあってか、老若男女を問わず来店されているイメージ。今回は帯広駅に近い「まちなか店」で食べたのですが、12時半頃にはやや待ちがでていました。


カレーショップ インデアン まちなか店

住所
帯広市西2条南10丁目1-1
電話番号
0155-20-1818
営業時間
11:00~21:00(L.O 20:45)
定休日
12月31日・1月1日

急ナ階段オリタラ アレモコレモ



 日曜の夜、ゴールデンウィーク中といえど、味のある良さげな個人店はお休みというのは、どこの街でもよくあることで、友人からのリストにあったお店は軒並みお休みだったので、SNSでリサーチして気になったお店に飛び込んでみました。

 個性的なお店が並ぶ「北のうまいもん通り」を出た左側に地下へ行く階段が。店名にもある急な階段を降りたら現れたのがこのお店。


 奥行きのある店内は一見無機質なコンクリートの壁とモノトーンでまとめられていますが、随所に和の要素が散りばめられていて、この写真ほどストイックな感じはなく、和モダンのバランスが適度ですてきな内装です。そして、なによりスタッフがとってもフレンドリー!


 上のインスタから過去のポストを見るとわかりますが、いわゆる居酒屋メニューではあるものの、ひとひねりしていて気になるもの多め。この日はおすすめのひとつでもある「煮込みの盛り合わせ」をメインのアテに。静岡おでんのようなかなり染み込んだ色をしてるけど、あっさりとした中にちょっと甘みを感じる味付けです。

 また、ここのお通しがちょっと他では見かけないアトラクション型?!なので、これは行ったひとだけのお楽しみです。


名物アレモコレモそば

 帯広に来て、わりとヘビーな食べ物が続いていたのと、お酒のあとにそばで〆るのが好きなので、こちらをいただきました。冷やしつけそばのバリエーションが豊富なお店ですが、「名物アレモコレモそば」をオーダー。野菜類がまさにあれもこれもと入った、さっぱりとしたそばは締めにぴったりです。


急ナ階段オリタラ アレモコレモ

住所
帯広市西2条南10-8 北のうまいもん通り B1F
電話番号
0155-66-9656
営業時間
月〜土|18:00〜翌3:00(LO翌2:00)
日|18:00〜23:00(LO 22:00)
定休日
無休

さいごに

 王道のお店3店、雰囲気で飛び込んだ2店をご紹介しました。雰囲気で選んだとはいえ、最初の「魚千」は帯広ではかなり有名店なので、結果、帯広ビギナーらしい「ザ・帯広グルメ」なセレクトでしたね(笑)。

 「北のうまいもん通り」、「北の屋台」あたりの小さなお店や屋台が並ぶ感じは、札幌には無い雰囲気でこちらも気になるお店がたくさんありました。

 また、十勝エリアはサウナーにとっては楽園らしく、今回スーパー銭湯も2軒行きましたが、かなりサウナ施設のレベルが高かったです。次回、行く機会があれば、中心部だけでなく車で周辺エリアまで足をのばしてみたいと思います。


この記事を書いたモウラー

副編集長

Kacko-A

[ A ](カッコエー)という屋号で、札幌を拠点に広告・ウェブサイトのクリエイティブディレクション、ウェブメディアの編集・ライティング、イベントやラジオ番組の企画など、いろいろやってます。