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夏風を全身で浴びてきた - RISING SUN ROCK FESTIVAL 2022 in EZO

夏風を全身で浴びてきた - RISING SUN ROCK FESTIVAL 2022 in EZO

3年ぶりにRISING SUN ROCK FESTIVAL(以下RSR)が帰ってきた!
今年の開催日は2022年8月12日・13日。
毎年行っているライジングファンの人たちにとっては、テンション上がりまくりですよね〜。

RSRとはなんぞや?という人もいると思うので、簡単にご紹介。

RISING SUN ROCK FESTIVAL(以下、RSR)は、日本初の本格的オールナイト野外ロックフェスティバルとして1999年に初めて開催されました。 豊かな自然に囲まれた広大な敷地内で、存分にロックを、音楽を体感することができたら──そんな理想を掲げ、何もかも手探り状態のままでスタートしたRSRも、22回目を迎えます。何もない石狩の広大な土地の草刈りをするところから、フェスティバルはスタート。電気を通し、水道を引き、資材を組んでステージを設営し作り上げていく会場は、1年365日のうち2日間だけ出現する街のようでもあります。

※RSR公式サイトより引用

風じゃー!いきなり強烈な風が吹いてきたぞー!

何だ?どうした?気でも狂ったか?
と思われたでしょう。

まぁ、ある意味気が狂ってしまうほどの事が起きたのです。
何が起こったかって??

勘のいい人はすでにお気づきでしょう。

急遽、藤井風の出演が決定!

8月11日、藤井風スタッフTwitterから通知がきました。

え…えぇぇぇぇ!!!?????
嘘や~ん!マジかよ〜!急過ぎるよー!!

出演する予定だったVaundyがコロナにより出演キャンセルとなり、RSR主催のWESSの若林さんが藤井風のマネージャーずっずさんに電話し、出演依頼を打診したところ、快く引き受けてくれたのです。

ずっずさんも、RSR開催前日に若林さんからの電話ということで、何かあったなと察知したようです。
「コロナですか?」と。

一度電話を切り、すぐさま藤井風に状況を話すと
二つ返事で「良いっすよ。」

若林さんに5分も経たないうちに、
「風がやれると言うので、石狩へ行きます!」

その瞬間、電話越しにスタッフ陣であろう人たちの「ウォー!」という歓声が聞こえてきたそうです。

チケットがない…

わたくし、恐らく、恐らくですよ、北海道で一番の藤井風ファンなんです。(あ、これ炎上するやつ)
だから、出演すると聞いて、もう気が動転してしまい、軽くパニクってしまいました。

でも、でもね、RSRは元々行く予定なく、チケットないので行けないんです!
思わず叫びましたよ「チケットー!!!」って。

僕に天使が舞い降りた

いました。
天使が。
天の使いが。

LINEの通知音がなった。見てみると。
「ライジング 行く気ありますか?」


え?


ちょっと状況が飲み込めず。一回、脳内のリセットボタンを押して再起動。
「藤井風だけみたい」
と返事。

なんてことでしょう。
こんな奇跡が起こるものなんでしょうか。
絶対手に入らないチケットを譲り受けることができました!

神様はちゃんと見てくれているんですね。
藤井風の大ファンであることを。
ツアーの抽選にことごとくハズレて、生きる希望を失ってた自分を。

いざ、出陣!

実はRSRは今まで一度も行ったことがありません。
といいますか、音楽フェス自体行ったことがないのです。

なので、まったく要領がわからない。
何を準備すればいいか、注意することは何か、現地でどう動けばいいのか、さっぱり分かりません。

事前に最低限の情報は、チケット譲ってくれた天使に聞いて頭に叩き込みました。脳内メモリーが少ないのでオーバーフロー起こしかけましたけどね!

8月13日。夜。
「さて、RSRに行くか!」

RSRからの挑戦状


ゲートに続く道。実際はもっと暗い。

駐車チケットはなかったので、入り口まで車で送ってもらい、徒歩で入場ゲートへ。
藤井風は出演が24:30、なので一つ前のステージからスタンバってようと思い21時過ぎに到着。
徒歩入り口から入り、そこから入場ゲートへ。

え?入場ゲートどこ?
なるほど、これが最初の試練ということか!

入場ゲートがどこにあるのか分からない…
明るいときに見てないから、広さとかどこに何があるのかとかが全然分からず。真っ暗なので、ライトで足元を照らしながら、とにかく光の有る方へテクテク歩く。


これは何?誰もいないからゲートじゃない?

歩いていると入場ゲートらしきものがありましたが、誰もいないのでどうやら違うらしい。

何だろこれ?

昼間来たら何かあったのかな?と思い、ここはスルーしてまたテクテク歩く。


むむ?あれは!?

何か見えてきました。
恐らくあれが入場ゲート!
いやぁ、遠かった。
真っ暗の中、右も左もわからない状況で一人寂しく歩いてきた私のテンションも少し上がってきました。
もうちょっと、ガンバレ俺!


もうちょい!


入場ゲート到着

やっとたどり着きましたー。
いやぁ、遠かった…

RSRが与えた試練を無事乗り越えたものだけがたどり着ける入場ゲート!
もうここがゴールなんじゃね?と思ってしまいましたが、やっとスタート地点に立っただけなんですよね(汗

待ってろSUNSTAGE!

目指すはステージ!
ステージは3つあるので、藤井風が立つSUNSTAGEへ。
お店が色々あるのですが、もうそれには興味なく、頭の中は藤井風オンリー。とにかく人が向かう方に付いていく。付いていけばステージはあるはず!待ってろSUNSTAGE!


テンションあがるぅー


フゥー!かっこいい!


地面を照らすRSR2022のロゴ

ステージに向かう途中、何か発見。
あれをくぐればステージが見えるのか!?
と胸を高鳴らせながら、少し早歩き気味で進み、ピンクに光るゲートをくぐる。

ゲートをくぐるとすぐにRSR2022のロゴが地面を照らしていて、かっこよかったなー。


あれはSUNSTAGE!?

見えました!
眩しいほどに輝くステージが!

もうすぐ、もう目の前、あそこに、あそこに我の求めるものがあるのだ!(シェイクスピア風に)

ついにSUNSTAGE到着


到着しました!
やっとです、いったい車降りてからここまでどれくらい時間かかったのか、長かったなぁ〜

これから、藤井風の前にある「SATURDAY MIDNIGHT SESSION」というライブが始まります。
奥田民生
岸田繁(くるり)
甲本ヒロト(ザ・クロマニヨンズ)
渋谷龍太(SUPER BEAVER)
TOSHI-LOW(BRAHMAN/OAU)
中村佳穂
上原ひろみ
といったアーティストが出演します。藤井風だけと言いながら、これもちょっと楽しみにしていました。

奥田民生「今日は呑んでません」

TOSHI-LOWが、SNSでも騒がれた奥田民生の酔っぱらいながらステージにたった件をいじくってましたね。あれは面白かった。
思わず奥田民生も「今日は呑んでません」と言ってましたが、呑んでなくてもあまり呂律が回ってなかったような(笑)

上原ひろみ、ヤバすぎる

日本が世界に誇るジャズピアニスト上原ひろみ。ヤバかった。
今まで映像や音は何度も聴いたこと有るけど、ライブで聴いたらとんでもなかった。
テクニックが凄いのは当然だけれども、表現力がヤバい。音楽という枠にとどまらず、表現者と言ったほうが良いのかも知れない。
右手だけで単調な音階の繰り返しを数分続けてても、全然飽きさせず、どんどん引き込まれていく。なんなんだあれは。

自分が言うのもおこがましいけど、上原ひろみは本物。

藤井風のライブが始まる


NEXT ARTIST 藤井風。ワクワクが止まらない!

今回、Vaundyの他、King GnuやBiSH、金子アヤノもコロナにより出演キャンセルとなっています。
そこでセットリストは、今回コロナによって出演できなかったアーティストたちの曲をカヴァーを入れようと考えていたそうです。
そして、Vaundyの代打で出演するのだから、Vaundyのカヴァーで始めようと。

24:30開始予定の藤井風のライブがYouTube生配信遅延の影響で15分遅れのスタートとなった。
このYouTube生配信も急遽決まったことでした。

藤井風マネージャーのずっずさんが、急遽決まったRSR出演なのでチケットのないファンの人たちは観る術がないから、せめて1曲だけでも何とかYouTubeで流せないかと思い、藤井風に話すと
「そういうオープンな感じ良いね〜!」と。

WESS若林さんも、出演予定だったアーティストのカヴァー曲を演奏することに共感してくれて、RSR公式YouTubeチャンネルから生配信することを了承してくれたそうです。

元々、YouTube生配信する予定はなかったので、現場はバタバタ。それでも何とか準備し、15分遅れとなったものの無事に生配信されました。
そして、結果的に同時視聴者数20万人。
すごい。

愛に溢れたライブ

カウントダウンが始まり、藤井風がついに登場!
何も言わず、鼻歌を歌い始める。

ん、このメロディーは…??

そのままピアノを弾き始め歌い出す。
Vaundy「踊り子」
Vaundyのファンであろう人たちはもう大興奮!

セットリストは誰も知らないのですが、中にはVaundyの曲やるんじゃない?みたいな声もちらほら聞こえてました。
ほんとその通りになり、会場は一気にテンション爆上がり。

セットリストは以下の通り
1.踊り子(Vaundy)
2.恋風邪にのせて(Vaundy)
3.napori(Vaundy)
4.東京フラッシュ(Vaundy)
5.何なんw
6.帰ろう
7.Vinyl(King Gnu)
8.祝日(カネコアヤノ)
9.オーケストラ(BiSH)
10.きらり
11.旅路
12.まつり

12曲中、自分の曲は5曲のみ。あとは出演できなかったアーティストの曲。
各アーティストのファンたちであろう人たちは本当に喜んでいました。
会場の人たちは自分も含めて藤井風の愛に包まれていましたね。

ってか、2日前に急遽決まって、よくピアノアレンジできるよね…
特にKing GnuのVinylなんて、ピアノ弾ける人なら分かると思うけど、あれかなり難しいアレンジだった。
あれを歌いながら弾くんだから、とんでもないね。

あの音楽プロデューサーの蔦谷好位置さんも
「藤井風さんの昨日のカバーでは、vinylが一番エグすぎた」
「あんなのピアノ弾きながら唄えない」
と言ってたそう。

最後はお祭り

最後の曲は「まつり」
これは絶対入ってくるだろうと思っていましたね。

一緒に踊りませんかと、まつりの振り付けを指導する藤井風。
会場の人たちみんなでまつりの振り付けを練習。
MVを見てもらえると分かるんですが、盆踊りのような振り付けなんです。


みんなが一つになった瞬間でしたね!
いやぁ楽しかった。
ほんと、最後にフェスティバルの名の通り、お祭りになりました。

ライブが終わったあと、みんなが笑顔で幸せな気持ちになっているように見えました。
ほんと、このライブは普通のライブじゃなく、何度も言いますけど愛に溢れたライブでした。

ますます藤井風が好きになりましたよ!
最高の夏をありがとう!

RISING SUN ROCK FESTIVAL最高!!!


エアハグをする藤井風


この記事を書いたモウラー

モウラー

せいちゃん

猫が好きで趣味は筋トレ。
好きなミュージシャン:藤井風