
【2025年秋冬】注目の展示&冬限定のイベントも!今行きたい、札幌のアートスポット4選
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札幌には美術館をはじめ、さまざまなアートを楽しめるスポットがあります。広大な敷地を活かし、散策しながらアートを楽しめるスポットや、都心部で国内外の優れた作品に触れられる美術館など、バラエティ豊かなアートスポットを巡ってみませんか?この記事では、今注目の期間限定展示や、冬ならではの開催イベント情報も併せて、4つのアートスポットをご紹介します。初心者の方でも気軽に足を運べる場所ばかりなので、アートデビューをしたい方にもおすすめ。ぜひ参考にしてくださいね。
記事内の情報は2025年11月16日時点のものです。最新の情報は公式サイトでご確認ください。
札幌芸術の森
広大な敷地(約40ha)をもつ札幌市南区の総合文化施設。豊かな自然環境の中で、芸術鑑賞や創作活動、イベントなどを楽しむことができます。
「札幌芸術の森野外美術館」では、広大な敷地に国内外の現代彫刻家による作品が常設展示されており、四季折々の風景の中でアートを楽しむことができます。11〜4月は閉館となりますが、1〜3月の冬シーズンは「芸森かんじきウォーク」を開催。かんじきを利用して雪の中の作品を無料で鑑賞できますよ(大人用かんじき貸出500円・小学生以下貸出無料)。
「札幌芸術の森美術館」では、北海道・札幌ゆかりの作家の作品や国内外の近現代美術などをコレクションし、多彩な特別展が開催されます。
注目の美術展は、『リフレクションズ-いくつかの光』。北海道にゆかりのある5組のアーティストによる現代美術展で、風景や自然現象を、絵画や彫刻、写真、映像、音響など、それぞれの方法で表現した展示です。
リフレクションズ-いくつかの光
◯会期 2025年11月15日(土)~2025年12月21日(日)
◯会場 札幌芸術の森美術館
◯時間 9:45~17:00 (最終入場時間 16:30)
◯休館日 月曜日
※11月24日(月・振替休日)は開館し、11月25日(火)休館
◯観覧料 一般 1,200円(960円)、高校・大学生 700円(560円)、小・中学生 400円(320円)
※( )内は前売または20名以上の団体料金
※小学生未満無料
※65歳以上の方は当日料金が1,000円(団体800円)になります。年齢の分かるものを要提示
※障がい者手帳をお持ちの方は、当日窓口で提示で本人と付き添いの方1名が無料
〈問い合わせ〉011-591-0090
「工芸館」には、工芸作品の常設展示や、染・織工房があります。展示ホールでは、現在『クラフトギャラリー VESTPOCKET“秋の森、冬の森”』が2026年3月22日まで開催中です。北海道内で活動するクラフト作家の作品が展示・販売される毎回人気のイベントにぜひ足を運んでみてくださいね。
クラフトギャラリー VESTPOCKET“秋の森、冬の森”
◯会期 2025年10月18日(土)~2026年3月22日(日)
◯時間 10:00~16:00
◯会場 札幌芸術の森工芸館内 クラフトギャラリー“ベストポケット”
◯観覧料 無料
◯休館日 11月1日から3月22日まで平日休館
〈問い合わせ〉011-592-4122(札幌芸術の森クラフト工房・9:45~17:00)
他にも音楽や舞台芸術の創作・公演にも利用されるホール「アートホール」や、札幌にゆかりの深い佐藤忠良の作品を展示するギャラリーとワークショップルームを備えた「佐藤忠良記念子どもアトリエ」など、見どころが満載です。広い敷地の中をゆっくり散策する、アートな休日を過ごしたい日にぜひ訪れてくださいね。
佐藤忠良記念子どもアトリエは、以下の日程が休館日です。
2025年11月4日〜2026年1月9日
2026年3月16日〜4月28日
また、2026年1月10日〜3月15日は月曜日休館(月曜祝の場合は翌火曜休館)
- 住所
- 北海道札幌市南区芸術の森2-75
- 電話番号
- 011-592-5111
- 営業時間
- 9:45~17:00(6~8月は17:30まで)
- 定休日
- 4月29日~11月3日は無休、11月4日~4月28日は月曜日休館
- 備考
- 入園無料
【野外美術館入館】有料
※札幌芸術の森美術館は展覧会により異なる
※野外美術館:2025年11月4日〜2026年4月28日は休館(1〜3月は「芸森かんじきウォーク」を実施)
モエレ沼公園
世界的な彫刻家イサム・ノグチが設計を手がけ、「全体をひとつの彫刻作品」として造成されたアートパーク「モエレ沼公園」。札幌市東区のかつてのごみ埋め立て地を再生して作られました。広大な敷地には、自然とアートが融合したダイナミックな造形物が配置され、四季を通じて楽しめます。
ガラスのピラミッド「HIDAMARI」は公園のシンボル的な存在。建築家I.M.ペイが設計したパリ・ルーブル美術館のピラミッドへのオマージュともいわれています。館内にはイサム・ノグチギャラリー、レストラン、ショップなどがあり、屋上展望台からは園内を一望することができます。
「モエレ山」は高さ52mの人口の山で、頂上からは札幌市内全体を見渡す大パノラマが広がります。また、冬には園内でスキーやソリ遊びができるように。歩くスキーやソリ、スノーシューは貸出(有料)も行っており、冬も屋外でアクティブに散策を楽しむことができます。
園内には写真映えするスポットも多数。アートと自然が融合した空間を散策すれば気分をリフレッシュすることができますよ。
- 住所
- 北海道札幌市東区モエレ沼公園1-1
- 電話番号
- 011-790-1231
- 営業時間
- 7:00~22:00(入場は21:00まで)
- 定休日
- 無休
- 備考
- 入園無料
北海道立近代美術館
明治以降の北海道の美術や、国内外の近代美術作品を収集・展示している美術館「北海道立近代美術館」。特にガラス工芸やエコール・ド・パリの作品群が充実していることで知られています。
2025年の冬は、以下の特別展を開催します。
【近美コレクション】おはなし美術
◯会期 2025年12月13日(土)~2026年4月12日(日)※予定
◯開館時間 9:30~17:00(入場は16:30まで)
◯休館日 月曜日(1/12、2/23を除く)、12月29日(月)~1月3日(土)、1月13日(火)、2月17日(火)~20日(金)、2月24日(火)
◯観覧料 一般830円、高大生410円
【特別展】イワタルリ展 息づくガラス
◯会期 2025年12月13日(土)~2026年2月15日(日)
◯開館時間 9:30~17:00(入場は16:30まで)
◯休館日 月曜日(1/12を除く)、12月29日(月)~1月3日(土)、1月13日(火)
◯観覧料 一般1,200円、高大生700円、小中生300円
市中心部に近くアクセスしやすいため、ふらっと立ち寄ることもできます。ゆっくりと室内でアート鑑賞をしたいという方におすすめです。
- 住所
- 北海道札幌市中央区北1条西17丁目
- 電話番号
- 011-644-6881
- 営業時間
- 9:30~17:00(入場は16:30まで)
- 定休日
- 月曜日(月曜日が祝日または振替休日のときは開館、翌火曜日は休館)。その他、展示替期間等
- 備考
- 常設展観覧料:一般510円、高大生250円
※特別展は別途
J Art Foundation(旧・札幌宮の森美術館)
札幌市中央区宮の森に2025年5月にリニューアルオープンした「J Art Foundation」。日本現代美術を中心に扱う新しいアート空間です。
かつての札幌宮の森美術館が約7年間の休館を経て、名称と役割を改めてリスタート。世代や地域を問わず、より多くの方に愛される開かれた美術館を目指しているそう。
オープニングを飾った作品として、体験型デジタルアート集団「チームラボ」の新作インスタレーション《教会跡に増殖する無量の生命-A Whole Year per Year》が常設展示されています。光と映像が刻一刻と変化しながら生命の息づかいを表現した幻想的なアートで、大人も子どもも楽しめる展示です。
中庭には、奈良美智、名和晃平、青木野枝、松井紫朗、流政之など、日本を代表する現代アーティストの珠玉の作品が並び、自然とアートが調和した景色を楽しめます。
他にも、戦後日本美術を中心に、絵画、彫刻、写真、映像など多彩なジャンルの作品を収蔵。特に、抽象表現の先駆者や具体派、もの派の作家のコレクションが特徴です。日本の人気漫画家・イラストレーターである丸尾末広の貴重な原画コレクションも常設展示されていますよ。
2025年12月25日からは冬季休館となるため、休館前に早めに足を運ぶのがおすすめ。現代アート好きな方、少し新しいアート体験をしたい方はぜひ足を運んでみてくださいね。
J Art Foundation
- 住所
- 北海道札幌市中央区宮の森2条11丁目2-1
- 電話番号
- 011-676-9825
- 営業時間
- 10:00〜19:00(最終入館時間17:30)
※日時指定予約制 - 定休日
- 水曜日、木曜日、12月25日〜3月20日(変更の場合あり)
- 備考
- 料金:大人2,000円、学生1,500円、小学生500円、未就学児無料
アートをもっと気軽に!注目のアートスポットへ足を運ぼう
札幌のおすすめのアートスポットをピックアップしてご紹介しました。札幌市民の方はもちろんですが、札幌観光の際に、北海道の冬ならではの展示やイベントが楽しめるアートスポットへ立ち寄るのもおすすめ。見応えたっぷりのアートの世界へ浸って、自分の感性を磨く素敵な時間を過ごしてくださいね。

